雑記/旅を彩る音楽たち~アジア編~

ここ最近、毎日ブログを更新しているので旅行記に飽きてきました。旅行ブログなのに何言ってんだという感じですが、飽きちゃったものは仕方ないのでカザフスタン編をぶったぎって番外編でも書こうと思います。

 

飽きたり疲れたりしたら日本に帰ろうと思って日本を出て、他の日本人旅行者に比べたらなんのポリシーもなくふらふらしているだけの私ですが、そういえば日本を出たときに1つなんとなく考えていたことがあります。それは「旅行中はあまり今まで聞いてこなかった音楽を聞こう」ということです。

 

音楽ってのは不思議なもんで、なんとなく思い出とセットで音楽が結びついていたりします。

例えば私はオレンジレンジ松浦亜弥を聞いたら小学生の時仲良かった友達を思い出すし、ゆずやケツメイシを聞いたら中学生の時を思い出すし、スピッツだとかよくわからないアニソンを聞いたら高校生のとき部活のみんなで行ったカラオケなんかを思い出します。そんな感じで、日本に帰ったあとも音楽を聞いたらなんとなく旅情を思い出せたらいいなと思って、iPodの中からまだこれといった思い出がない曲たちを選んで移動中に聞いていたりします。あとは落ち着く場所を見つけたら、景色を眺めながら音楽を聞いてベンチに数時間座ってるとかもよくあります。

当たり前だけど街歩きしているときは音楽を聞きません、防犯的な意味で。移動中でもバスの中でその国の曲っぽいのが流れてたらそっちを聞いてることもありますがその場合はだいたい爆音なので嫌気がさしてイヤフォンを耳につっこむこともあります。

 

というわけで誰も得しませんが私が移動中に聞いた音楽(というかアーティスト)を思い出と共に記録したいと思います。ブログのリンクも貼るので、あいつこのときこんなの聞いてたんだなくらいに思ってください。

 

【タイ】

1か国目なので移動中も気合を入れまくり、まったく音楽を聞きませんでした。

 

ミャンマー

安室奈美恵/Finally

あほみたいにぶっ飛ばす長距離バス・ディズニーアトラクションばりに揺れるミャンマー鉄道の中、なぜか私は安室ちゃん最後のアルバム『Finally』を延々と聞きまくりました。約3時間半の超大作で時間を潰すにはもってこいです。私は安室ちゃん世代ではないので特になんの思い入れもなかったのですが、引退間際にたくさん組まれた特番を見て「安室ちゃんかっこいい…!」とかるーく引き込まれた一人ではあります。

赤土の上を鶏が走り回るミャンマーと多くの人を虜にした安室ちゃんはどう考えたって結びつかないと思いますが、私は安室ちゃんを聞くと今でもミャンマー鉄道の中でバイクのライトに照らされて盛大に吐いたことを鮮明に思い出すのです。安室ちゃんの曲にとんでもない思い出を結びつけてしまった…。

 

chinkara-hoi.hatenablog.jp

 

www.youtube.com

 

ラオスカンボジア

花澤香菜etc/iPodにはいった約20曲のアニソンたち

旅行に出る前に勤めていた会社の、隣の席だった先輩にひょんなことからアニメを勧められ周りの同僚先輩たち全員アニオタという特殊環境に身を置いていたため、退職前の半年ですっかりアニメにはまってしまい土日はアニメ三昧。っていうかアニメ見すぎたせいで旅に出るのも数か月くらい遅れちゃいましたけど。

そんなわけで大好きなアニメの主題歌をiPodにいれ、これまたラオスカンボジアの土埃と日本のアニメなんてまったく結びつかないけど私はこのアニソンたちを聞いたら肝心のアニメじゃなくって赤い夕陽が沈むメコン川ラオスで体験した全身床に打ちつけられるあの地獄の深夜バスを思い出します。というか聞くだけで背中が痛くなる気がします。

花澤香菜ちゃんの恋愛サーキュレーション聞いてください、東南アジアとは正反対の場所にある曲です。なんで私これチョイスしたんだろう。

 

chinkara-hoi.hatenablog.jp

 

www.youtube.com

 

ベトナム

椎名林檎

また東南アジアにマッチしない人が出てきました。ちょっとテイストを変えようと思って林檎姉さん大好きなので選んで聞いてましたが、ベトナム統一鉄道なんか爆音でへんな音楽がかかってたので椎名林檎ベトナムとまではいきませんでした。ていうかブログ見返すと爆音音楽のこと書いてないし、なんか適当ですね。今も適当なんですけど。中国入国前に焦って投稿した自分を思い出します。

 

chinkara-hoi.hatenablog.jp

 

【中国@雲南省

JUDY AND MARY/The Great Escape 

チャットモンチー/シャングリラ

私の中国旅行の半分を占める約3週間雲南省にいたわけですが、そのあいだはジュディマリを聞いてました。雲が近くて真っ青なスカッとした空に、YUKIの声が響き渡る感じがしてこれぞ場所と曲が最大にマッチしていたと思います。石林でも周りに人がいなかったとき、ジュディマリを歌いながらお散歩してました。ちなみにこのアルバムの「ドキドキ」という曲は最高に気に入ってしまいもはや自分の旅のテーマソングとなりつつあります。

香格里拉限定ですがチャットモンチーもよく聞きました。なんかちょっと切ない感じとチベット仏教がマッチして良かったです。丘の上の百鶏寺で口ずさんだなあ。

 

chinkara-hoi.hatenablog.jp

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

【中国@新疆ウイグル自治区

久石譲/Melodyphony 

ついにクラシックがきました。長距離移動が多かった新疆ウイグル自治区。乾いた大地を窓から見ながら、なんだかこの景色に言葉はいらんなと思い久石譲を聞いてました。中国に入ってから、ようやくこの国にどんな音楽が合うかと考え始めたみたいですね私。ばかだなあ。

とても良かったですよ、何もない砂漠に月あかりだけで静かな久石譲の音楽と中国人のいびきが流れるのは。

 

キルギス

松山千春/大空と大地の中で

この曲は私のiPodには入ってないんですけど頭の中でエンドレスリピートでした。だってキルギスの眺めが北海道なんだもん。帰ったらCDを借りて入れようかなと思います。

www.youtube.com

 

カザフスタン

 JUDY AND MARY/The Great Escape

このあたりから本格的にジュディマリにはまります。解散したバンドを好きになるというのも辛いものがあります。

 

ウズベキスタン

しばらくしたらこのブログもウズベキスタン編に入りますが、旅の相方がいたのと終始体調不良だったので音楽はほとんど聞いていません。なのでこれといった思い出となる曲はありませんが、トマトときゅうりを見たらウズベキスタンを思い出しそしてちょっと具合悪くなります。この辺は後日詳しく書きます。

 

トルクメニスタン

ELT/Every Little Single +3

FFXのサントラ/ザナルカンドにて

トルクメニスタン地獄の門を遠目に見ながら聞いた曲たちです。旅の相方になんか流せと言われて適当にかけた音楽ですがELTを聞いたら真っ暗な中、遠くに見える真っ赤な穴を思い出します。

ちなみにFFXのサントラというのはですね、ゲームの中にザナルカンドという街が出てきてウズベキスタンサマルカンドをモデルにしたんじゃないかと言われてるそうですが何故か私はこの曲をウズベキスタンではなくトルクメニスタンで聞きました。たかだかゲームの挿入歌だけど、切ない音楽で砂漠にぴったりでしたよ。ウイグル同様、砂漠に歌詞なんていらないんですわきっと。

www.youtube.com

 

 

以上です。

この記事の後半を読んでお気付きかと思いますが、ブログは現在1か月ほど遅れております。今はジョージアで一生懸命カザフスタンのことを思い出しながら書いてますが、意外と覚えてるもんですね。写真とか見ると鮮明に記憶がよみがえってくるので私の脳も捨てたもんじゃありません。

この後は何事もなかったかのようにカザフスタン編に戻ります。今回のような番外編はまた飽きたり気が向いたら書くかもしれません。

 

ジョージア トビリシにて 2019.8.19