ベトナム統一鉄道でGO
列車はこんな感じです。木の椅子、ソフトシート、ハードベッド(3段)、ソフトベッド(2段)と種類がありますが私の席はソフトベッド上段です。
私はミャンマー鉄道のようなアトラクション系の揺れを想像していましたが、この鉄道はほとんど揺れることなく進んでいき快適に過ごすことが出来ました。
どれくらい快適かというと、出発してから16時頃まで昼寝をし、19時~23時まで寝て、また寝たら朝になっていたというくらい寝ました。景色はほとんど見れず。
唯一見れた夕暮れの景色。
牛がそこらへんを歩き回っていて、遠くに山も見えてちょっと北海道っぽい景色。
北海道で見るのは牧草ロールだけど、ここじゃこんもり積まれていて大きなものは家の高さくらいにまでなっていた。
翌日。北上すると海が見える。
同室だった人たちは全員現地人で、夫婦だったり家族連れだったり男1人だったり、みんな入れ替わり立ち代わりで私が寝て起きたらいつも違う人が隣や下のベッドにいるって感じでした。
列車は翌朝10時10分に着く予定で、ネットで調べるとベトナムの鉄道はそこまで遅れないという情報を目にしていましたが実際に着いたのはお昼12時ちょうどで、結局鉄道旅は24時間になりました。
フエの手前のダナンについた時点でもうかなり遅れていたしなんならほかの乗客はほぼ全員ダナンで降りたので心細く、最後の1時間半くらいは不安でそわそわしていましたが結局昼寝していたら着いた形です。私の乗った鉄道の終着駅がフエで良かったです。基本はハノイまでぶっ通しで行くはずですから。
というわけで暑い時間にフエ駅に到着し、ホステルまで歩いて約1時間どうしようかな~と思いながら携帯を見たらフリーWiFiが飛んでいたので試しにGrabでホステルまでの値段をチェックしてみると16,000ドン(80円)とかでした。やっすー!
私がGrabを検索している間、私の隣でおっさんが「お前は今着いたんだよな?彼はオフィシャルドライバーだからな!彼に頼めよ!ホステルまで5万ドンだ!」とぎゃーぎゃー言っておりました。その後も私は何も言っていないのに「今からお前は彼(ドライバー)と王宮に行くんだ!世界遺産だぞ、知ってるだろう。とりあえず5万ドンでホステルに行ってからそれから今日彼とツアーにいく!わかったな??」と怒涛の勢いで何故かツアーにまで行くことになっておりました。
5万ドンでも250円だから別に高くはないんですけども、Grabで1/3の値段で出ちゃってるから…ていうかうるさいし。君に決めたとも言ってないしツアーに行くとも一言も言ってないしベトナム人は本当にやかましいです。
私「高すぎるよ!あなたにはお願いしないよ、他の人のところに行って!」
じ「じゃあ3万だ!スペシャルプライスだ!あとでツアーも連れてってやる」
私「Grabで1万6千て出てるもん、それにツアーは今日は行かない」
じ「〇★◇※?~▼!@」
という感じで、Grabの画面を見せたらたぶん私に罵声を浴びせながらどっか行きました。
なんかこういう値段交渉みたいなのって本当苦手で、自分が納得した価格だからといってあとでそれが相場の数倍していたとわかるとやっぱり悔しくなるし、かといって値切りすぎたらドライバーに悪い気もするし本当に難しいです。糞みたいなドライバーもいますけど、アンコールワット一緒に行ったおっちゃんみたいな良いドライバーもいるので、私の財布とドライバーと、両方が可哀想にならない値段で乗れるのが一番です。80円で乗れちゃうのは相当安いと思うけど、現地の人だって利用してるアプリだしきっとそれが現地人価格なんでしょう。Grab様様。
というわけで配車したバイタクで一気に予約していたホステルまで行きました。
お昼ご飯にはバインミー、ホーチミンより値段が下がって50円。
この日は世界遺産の王宮がある旧市街にはいかず、新市街をふらふら。橋の向こう側が旧市街です。
ホーチミンに比べたらバイクがそこまで多くないので、歩きやすいです。安宿が集まってるエリアは欧米人向けのバーやレストランがたくさんあるけれど、そこ以外は地元の人がわちゃわちゃご飯食べていたり、日陰で休んでいたりします。
夜ご飯
ホステルの人おすすめの道端食堂でブンボーフエ。ブンが米粉の麺、ボーが牛肉、フエがフエスタイルだそうで、博多とんこつラーメンみたいな感じの名称です。
これがお肉たっぷりで野菜もたっぷりで美味しいです。野菜は別のお皿に盛りつけてくれて(画像奥)、もやしだったり香草だったりてんこもりにして出してくれるのでそれを乗っけて食べます。今まで食べた麺料理の中で一番好きかも!
気分を良くして、ホステルまで鼻歌歌いながら帰宅して就寝。
明日は早起きしてフエ王宮へ観光に行きます。