バルハシぶらり、鉄道でカラガンダへ

朝ゆっくり起きて8時半過ぎに起床。

久しぶりの個室だったもんで、バックの中を全部ひっくり返してお掃除したらゴミはもちろん変な虫の羽みたいなのも出てきてちょっと引いてしまいました。私は悪くないですよこれ。

思い立ったようにレセプションに行って、「ところでチェックアウトって何時?」と聞くと、「9時です。」はい、今9時5分。急いで出ます。っていうか高級ホテルなのに、朝ご飯を食べ損ねた…。

 

自己嫌悪になりながら、カラガンダへ移動する鉄道の時間までバルハシの町をふらふらします。

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まあ昨日と変わり映えのない景色です。湖から見えてた煙突群にちょっと近づいてみました、スラムとは違うと思うけど失礼だけどちょっとボロいような家が見えて退散。アルマトイとはやっぱり違う一面もありそうですね。

というか本当は煙突群の足元まで行きたかったけど、あまりにも暑かったので帰りました。なんだかこの旅、いつのまにか世界各地を酷暑期に訪れてみようみたいになってて辛いです。私は嫌いです暑いの。

 

宿に帰り休憩して、スタッフのお姉さんがタクシーを呼んでくれるというのでじゃあ1時間後に呼んでちょうだいとお願いすると今すぐ呼んでくれました。小汚いやつはホテルのレセプションにいちゃだめですか?すいませんね。

 

というわけでなんにもない駅でかなりの暇をつぶし、カザフスタン初めての寝台列車です!バスのほうがちゃちゃっと乗れるし楽なんですけど、やっぱり鉄道はロマンがあって大好きです。

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中の内装もいい感じ。

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1つのコンパートメントに2段の寝台が向かい合って、通路側にも2段の寝台が1つ、計6人で座れる仕様でした。本日のお仲間は中年のおばちゃん2人組と若者の男性2人組、あとは私の上段にシーツを引いてすぐどこかに行ってしまったお姉さんです。

カザフの寝台列車は乗車後シーツ×2、枕カバー、タオルが配られます。シーツ2枚のうち1枚は掛布団用、タオルはみんな朝起きて洗面用に使ってました。中国とベトナムの寝台はシーツひきっぱだったので清潔でいいですね。

 

今回の私の席は下段だったので、座席に座ってのんびり景色を拝める~と思っていたらどうやらカザフの寝台は中国のそれとはルールが違うみたいで、人の座席でも勝手に座るんですねこの人たち。中国人たちは、家族同士では好き勝手やってたけど他人の席には座ってなかったんだけどな。なんだか自分と同じコンパートメントの席には座っていいという暗黙の了解があるみたいです。

 

というわけで私の座席にはずーっとおばちゃんが座っていてシーツも引けず、おねむの時間になってもひたすらお喋りをしてたのでこれ見よがしにテーブルにつっぷして寝てやったら、あらあなた寝てもいいわよシーツ引きなさいと声をかけてくれました。作戦勝ちですね。

その後なにやら話しかけてきたので、ロシア語わかりません日本人ですというとあらまあと嬉しそうに色々言ってきたので翻訳アプリを起動して携帯を渡すと一言、

 

おばば「日本人にはエ〇バの証人が多すぎる、それは好きではない。」

 

ばばあ初対面の外国人に何言ってんねん…。なんか文句言ってきましたけど実はこのお2人その会の類の人っぽくてですね、なんつー席を買ってしまったんだと大変後悔致しました。面倒くさくなったので宗教の話をぶったぎるために「カザフスタンのどちら出身ですか?」と唐突に聞いてみると「すべての都市にあります。」と返ってきました。支部の話をしてるわけではないんですよこっちは。

 

とりあえず知らん顔してたらおばさんたちも飽きたのか、やっと解放してくれました。

やっと寝れる~と思ったら今度私の上段の席にシーツを引いたお姉さんではない別の100㎏は優に超えようかという大男がやってきて大いびきをかいて寝始めました。寝れない、いびきとこいつ落ちてくるんじゃないかという恐怖で…。

 

カラガンダには朝方つく予定だけど、寝れなさそうだなあとため息をつきながら無理やり目を閉じ眠りにつきました。…と思ったら、みなさんいつまでもぺちゃくちゃぺちゃくちゃお喋りが止まんなくってですね、うるさいんですよ。電気が消えても子供がうろちょろしたり、携帯のライトを平気でつけたりしてこの感じは私が想像していた中国。でもね、中国の寝台列車って全然うるさくないんですよ。消灯時間を過ぎたらみんな静かに寝るし、そりゃあいびきくらいかいてるひとはいるけど電車マナーだって思ってるより全然悪くないです。それに比べてカザフ人…。なんかちょこちょこマナーの悪さ的なのが目についていて、先が思いやられるな~って感じです。ちょっとのことではなんとも思わないんですけど、睡眠妨害はいらいらしますよ私。ふん。