初ヒッチハイクに挑戦!

無事アルティンアラシャンのトレッキングを終え、体バキバキの状態で目が覚めました。トレッキング行く前のカラコルは朝方寒くて目が覚めたんですけど、今日はちょっと暑いくらいで…。

さて今日はイシククル湖の南側の町に向かおうかと思います。湖の透明度が北側よりも高く、開発されていないそうなので1日のんびりする予定です。というわけで南旅館のF氏おすすめのタムガという小さな町まで向かってみる予定だったのですが、朝宿で兄さんと話していると「Kさんも南岸行くって言ってたから一緒にヒッチすれば?」とのこと。
私も何度か話は聞いていたのですがKさんは中国国境からずっとヒッチハイクカザフスタンを通過しここカラコルまでやってきたそうで、目的地も似たような場所だしせっかくなのでご一緒させてもらうことになりました。

 


というわけでカラコルからタムガまで、100㎞もないですが人生初ヒッチハイクに挑戦です。
まずはKさんと歩いてカラコルの町の外れまで。Kさんはちゃんとボードを持っていたので国道の名前をでかでかと書き込み、「はい、これ持ってあとは頑張って」と丸投げされました。私がやるんですか…。意外とスパルタでした。
一応コツとしては、目的地まで行かなくても途中まででも乗せてくれと頼むこと、無料で乗りたい旨をはっきり伝えること、ヤバそうな人が停まったら断ること、とのことでした。ヤバそうな人とか一瞬で判断つくかしらとドキドキしつつとりあえずボードを掲げて親指を立ててみることに。
意外とすぐに1台の車が止まってくれました。とりあえず見本ということで交渉はKさんが行ってくれ無事乗れました。お出かけしている家族のようで、お父さんは英語がペラペラですごくお喋り、結局この家族はカラコルから十数㎞のところまで連れて行ってくれてなんだか緊張する暇もなくあっという間に終わってしまいました。あっけない…。

次は2台目、タムガまで行く車を狙います。さっきより見通しのいい直線道路に立ち、親指を立てること数十分。白い大きめの車、強面ドライバーのおじさんが停まってくれました。

私「どうもー日本人なんですけど、タムガまで行きたいんです。」
運「・・・(コクッ)」
私「オーケー?」
運「・・・(コクッ)」

なんかいやに無口ですが乗せてくれました。サングラスの向こう側の目はどんな感じなのかとても気になります。
結局このおじさんは一言も口を開かずタムガまで送り届けてくれ、私たちを降ろした後Uターンして消えていきました。びっくりです。自分の目的地を通り過ぎてまで送ってくれたんでしょうか。何はともあれ初交渉、成功してよかったです。感謝感謝。


Kさんと湖沿いを歩き、宿を探しますがなかなかありません。唯一宿っぽいところも入ってみると、今夜は空いてないとのことです。週末だからキルギス人も遊びに来てるんでしょうか。

 

湖沿いをただひたすら歩き、何もなさそうなので10㎞弱あるトソールという町に向かうことにしました。さっき乗せてくれた強面のおじさんがまた後ろからやってきて、「お前らタムガじゃねえの?!」みたいなことを窓からこっちに叫びそのまま走って行ってしまいました。あの人の真の目的地はいずこ…。

とりあえず、ここでもトソールまで歩くには少し遠いのでヒッチハイク

ある1台の車が停まってくれたのでかけよると・・・

運「〇!♪☆※▲」

 

タクシーのカードをくれて走り去ってくれました。Kさん曰く、こんなことよくあるよ、とのこと。

そこからまたしばらくして1台停車、今度はご夫婦です。トソールではどこに泊まるの?!と言うので目星をつけてる宿の名前を言うと、そこはだめだ!と言ってなんと自分の家に連れて行ってくれました。どうやら宿のオーナーだったようです。

 

宿は湖からすぐの素敵ユルト。車も宿もゲットできてラッキーでした。

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全て順調にいっていたのでこの時点で13時。お腹が空いたので腹ごしらえへお出かけするも、トソール何もない…。宿近くに1件食堂があったけど、まあ他にもあるでしょうと町の中心部?へ向かうも飲食店はまるでなさそう。商店も驚異の品ぞろえでKさんもびっくり。最後に入った商店にカラコルあたりで名物だと思われる麺類が置いてたのでそれを買ってお店の前でそのまま頂きました。

 

今まで行った場所で一番田舎だったかもしれない、トソールの町並み(?)

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お昼ご飯、ピリ辛で美味しい!

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たぶんこれ、西安にもいた「回族がもちこんだ料理をそのままここの名物にしてしまった」とF氏が教えてくれた料理だと思われます。名前は忘れました。

 

宿に戻ってからはひたすら暇なので湖をぶらぶらしたり、宿のおじさんがユルトを建てるのを見学したりのんびり過ごしました。

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さすがの透明度です。めちゃくちゃ綺麗!

宿から少し歩けば、地元の人たちが大人も子供も遊んでました。天気があまりよくなかったのが残念です。

 

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夜は豪華に宿で。

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そういえばキルギスではよくアプリコットジャムが出てくるんですがこれまた美味しくてはまりそうです。

 

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暗くなるまでひたすらお散歩。

暗くなっても湖にきて星空を眺めました。実力不足のため、写真は無しです。

ただただだらーっと過ごしたトソール、良いところでした!