世界遺産石林風景区へ

今日は昆明から日帰りで行ける石林風景区へ向かうため、早起きを試みましたが無事失敗。7時に出ようと思っていたのに7時に起きました。ありがちなやつですね。

 

というわけで石林は昆明の東側にあるため、私が前回昆明にくるときに利用した昆明東バスターミナルへ向かいます。宿からバス1本でもバスターミナルへは行けるんですが、時間がかかるためバスと地下鉄を乗り継いでいきました。

バスターミナルに到着したのは9時半頃で、「石林風景区」と書いたメモとパスポートを見せたら簡単にチケットは購入できました。中国人もバスでも電車でもチケットを購入するのに身分証が必要みたいなんで、みんながいつどこに向かうかしっかり把握されてるんですね…ハハ

 

チケットを見ても時刻は記載されていなく、人がある程度集まったら出発するスタイルみたいです。というわけでバスの待合室に向かうべく荷物チェックと身分証チェックを受け、なんだかお腹が痛いのでトイレへ向かいます。思えば宿のトイレ以外はまだ使用したことがなくて、汚かったらどうしようかと不安だったんですが入ってみたらまあまあ綺麗。なんだ意外といけるじゃーんと思い個室を開けたら、便器の水は黄色いし、トイレットペーパーはない。そういえば私も自分のトイレットペーパーをきらしていたので買わなきゃいけんと思っててそのままだったんですよね。バスターミナルには売店がいくつかあるのですが、どの店もトイレットペーパーは置いてなく、ここで漏らすか、トイレで出してお尻を拭かずにいくか、1元札で拭くしかないと考えるまで追い詰められて入った最後の店でトイレットペーパー売ってました。助かった…。

で、トイレに戻ってどの個室を開けても黄色い水。仕方ないと思って入ろうと思った個室の隣から、私の膝くらいの高さの位置に顔を出したおばちゃん。

え…中国でトイレにドアがない場所があるというのは聞いたことあるんですけど、このおばちゃんドアがあるにも関わらずドアあけっぱでかがんでますか…?なんだか恐ろしくなり来た道を引き返し、おばちゃんから離れたトイレに入りました。

事を済ませて流したら流れてくるのは黄色い水。一体何で流してるっていうんですか?

 

すいませんね汚い話ばっかりで。

 

こういうわけで本日のメインイベントを迎える前に疲れ果てバスに乗り込むと乗客はまだ数名。しばらくかかるなあと思っていたら案の定30分以上待ち10時半過ぎにバスは出発しました。石林についたのはちょうど1時間半後のお昼12時でした。

 

石林のバスターミナルに着いたはいいものの、どこに行っていいかさっぱりわかりません。誰に着いていこうかな~と考えていたものの、バスに乗っていた中国人達はみんなトイレにいってしまったりお昼を食べにいってしまいました。仕方ないから私もお昼にしようと思い、チャーハンを注文。

ツヤがありますね。チャーハンパラパラ最強説は日本だけ?

 

レストランのおばちゃんにチケット売り場どこ?とジェスチャーで伝えたら、あっちに行って右!と教えてくれ、あっちにいって右にいくとそれらしきものが。と思ったらチケット窓口なんてなく、ただのケーブルカーの乗り場でした。中国人はたくさんいるけれど私はケーブルカーのチケットを持ってないし、ケーブルカーのチケットは石林の入場料と一緒に買うって見たし、チケットはどこで買えば…と困り果てていたら欧米人の親子3人組がいました。神様に見えました。英語が通じる!

 

私「すいません、チケット購入しましたか?どこで買いましたか?」

欧「▼※〇★@♪!~%

私「え?すいませんもう一度良いですか?」

欧「漢字漢字漢字漢字漢字漢字漢字漢字」

私(なんでこいつらまで中国語を…)

 

中国人には英語で話しかけても中国語で返ってくるし、欧米人にも中国語で話しかけても中国語で返ってくる有様。気を失うかと思いました。

 

私「我是…すいません、私日本人です。」

欧「あ~そうなの!ごめんごめん!」

 

どうやら中国語が堪能な方みたいでした。私も何故か中国語で返事しかけましたけど、いやこれおかしいだろと思いつつ英語でジャパニーズと言ったらわかってもらえました。

彼らもチケット売り場がわからないらしく、バス停から数m歩いたところに看板があり、チケット窓口はあっちと書いてました。なんて不親切な。普通この看板をバスターミナルのもっと近くに置いておくでしょうよ。

 

チケット売り場まで少し歩き、チケットを購入しケーブルカーに乗り、降ろされてまた歩いて石林風景区まで。

なんなのこれ。バスターミナルをもっと近くに作ればいい話ではないんですかね?ケーブルカーも入り口までは連れて行ってくれないし。なんだかすごく不親切。本当に世界遺産かよ。

 

というわけでやっと中に入りましたとさ。

メインとなるのは大石林景区。ほかにも小石林景区だとかなんだとかって4~5つの区画に分かれています。思ったより人は多くなかったけれども、観光地にくるとやはりこちらの人たちは”らしさ”を発揮しとっても大きな声でおしゃべりしてみんな楽しそうです。民族衣装を着た女性がガイドをしてくれるサービスもあるようですが、なぜ3人しか連れていないのにマイクもって喋ってるんでしょうね。うるさいなあ。

 

とはいえ、景色はやっぱり迫力があります。

f:id:chinkara-hoi:20190511153914j:plain

f:id:chinkara-hoi:20190511153900j:plain

 

すごーい!!でかーい!!

 

f:id:chinkara-hoi:20190511154122j:plain

 

突如始まるイ族のおばちゃん達による舞踊。手を叩いてステップ踏んで、可愛らしかったです。

 

f:id:chinkara-hoi:20190511154109j:plain

 

適当に歩き回ると、大石林景区を出てしまいました。十分すごいんですけど、見たかった景色を見れてないな…?と思い、一応地図アプリで場所を確認し、もう一回そびえ立つ石林の中へ向かいます。今度は小道から。

 

こんな道を潜り抜け

f:id:chinkara-hoi:20190511154621j:plain

 

出たら石の林に囲まれ

f:id:chinkara-hoi:20190511154608j:plain

 

今度は登って

f:id:chinkara-hoi:20190511154855j:plain

 

f:id:chinkara-hoi:20190511155349j:plain

 

迷子です。石に遮られ周りの音は全く聞こえないし、観光客だってあんなのいたのに30分位だれにも会わずにさ迷っていました。階段がしっかり作られているので進入禁止のヤバいエリアではないということはわかってるんですが、たまにあるSOSの電話にびびらされ、はじめてiPhoneの方位磁石アプリを使いました。糞の役にも立ちませんでしたけど。

結局しばらくすると私が一番最初にいた道に戻ってきて、そこには観光客もたくさんいて一安心です。で、かの有名な景色はどこへ行けば…

 

適当に座り込んでいたおじちゃんに聞いたら、あっち。というのであっちに行ったらありました。

f:id:chinkara-hoi:20190511160202j:plain

f:id:chinkara-hoi:20190511160148j:plain

 

これこれー!すごいなー一面石の林です。名前の通り。というかなんでこんなに簡単で目立つ場所に私はこれなかったんでしょう。

それまでの疲れも一気に吹き飛び、帰ろうかと思ってましたがまだ時間はあったので園内のケーブルカーが走っている道路を歩いて一周することにしました。

 

たまに通るケーブルカーを除き誰もいないこんな道を独り占め。

f:id:chinkara-hoi:20190511160752j:plain

f:id:chinkara-hoi:20190511160732j:plain

 

ジュディマリの散歩道を口ずさみながら。

 

この道をひたすらのんびり歩き、他の小道には入っていなかったんですが1つだけ看板にLion pavillionと見つけておもしろそうだから入っていき、ぐいぐい登っていくも山頂はロープが張られていて入れなかった。そういえば、どこかの山で山頂に入れなかったって同郷の方のブログで読んだなあ。たまたま目について選んだ道だったのに、同じ道を通ったなんておもしろい。自分が通る道は、今まで誰かが通ってきた道で、同じ景色を見ながらでも全然違うことを考えていたりしたんだろうなあなんて想像しながら下山。雲南省、中国の僻地(といったら失礼かもしれないけど)、みんなよく頑張ってこんなとこまで来たもんだ。

 

オフシーズンなのかチケットも130元と安かったし(事前情報では175元)、終バスも早かったら困るから17時頃に風景区を後にしました。

f:id:chinkara-hoi:20190511161803j:plain

 

夜ご飯は宿の近くで餃子です。餃子そのものもだけど、タレが絶品でした。

 

ビールか白米がほしくなるけど、ビールは置いてなかった…。