寒い街で雨ふるのやめれ
宿のトイレが妙に煽ってきます。
というわけで今日も今日とて雨ですが観光に行きましょう。部屋にいても部屋の住人たちがやかましいのです。ウクライナ人・ブラジル人・スイス人・ポルトガル人…と多国籍なのですがみんなわちゃわちゃ喋ってます。あと部屋の人が自分以外全員男っていうのも何気に初めてな気がしなくもない…いや、そんなことないか。
とりあえずウクライナ人がやたら私を気にかけてくれてちょっと面倒なので雨だし寒いから朝くらいゆっくりしたいのですが早めに外に出ます。
今日の目的地はチェルノブイリ博物館です。ちょっと宿から遠いので地下鉄に乗ったのですが、地下鉄を降りて出口を出たら昨日のあのレストランが…というわけで朝ご飯を食べてしまいました。
ボルシチとサラダと何か。魚の何かです。ボルシチやっぱ美味しいわ…。
というわけでチェルノブイリ博物館です。
実際にキエフからチェルノブイリに行くツアーも頻発しているようですが、私はこちらの博物館でご勘弁を。中はもちろんその名の通りチェルノブイリ原発事故の記録がたくさん残されております。あとは原発繋がりからか広島の原爆についての展示や福島の原発事故についても少しスペースがさかれてました。日本政府も支援してるっぽく、博物館でつかわれてるモニターなんかはSHARP製で日本のシールが貼られてました。
やっぱり原発事故っていうのは悲惨ですね。街単位で無くなってしまうんですから。こういうのを見ると色々考えさせられますし、原発を無くすことが出来ればそれが一番いいのかもしれないんでしょうが…。代替案無しに止めることなんてできないですしね。難しい問題なんだと思います。
見学後雨の中の街歩き。ウクライナは他のソ連圏と違って教会も建物もわりとカラフルです。可愛いですね、タイプではないけど。
こちら聖アンドリーイ教会。工事中で中は入れず。
不気味公園がありました。
座布団9枚ですね、惜しい。あと1枚足りませんでした。本日のテーマは「3つのゼロ!」
後ろの建物がとてもいい感じで写真を撮ったのですが手前の遊具がとても邪魔です。
足を閉じなさい。
自分ちの前にこの公園はいらないな…。
聖ムィハイール黄金ドーム教会
名前がいちいち覚えにくいんだよな…しかも表記の仕方もなんかどのサイトも微妙に違うのでとりあえずウィキペディア通りにやってます。
キエフといえば!の聖ソフィア大聖堂。なんかもうすんごい寒いしチケットの料金体系が謎すぎたのでめんどくさくて入るのやめました。
明日の夜に久しぶりの夜行列車で移動なので鉄道駅に下見にいきましょうか。もうべしょべしょなので早めに宿に帰りましょ。
というわけで駅に来ましたがたいそう立派でございます。電光掲示板もでっかいのよすごく。
なんとなくホームも確認したので大丈夫でしょう。夜行列車はジョージア→アルメニアが最後だったかな…楽しみです。
ここでもう宿まで歩いて帰ろうと思ったのですが、何やら橋を渡っていると橋の下に怪しげな市場があったので寄ってみることにしました。
地元の人しかいませんでした。ここであまりにも寒かったのでニット帽を購入。
私帽子が似合わないのでニット帽とかももちろんあまり好きじゃないのですが、そんなこと言ってられないくらい寒かったのと、ウクライナの老若男女みなさんかなりかっこよくニット帽をかぶってらっしゃるのでなんかそれを見てたら自分もいける気がしてきてちょっとほしくなったのです。ここの市場で帽子屋さんに入って、なんか良さそうなのをかぶってみたらビビッと来たのでうひひと笑いながら買いました。
そういえばウクライナは噂で聞いてた通り美女大国でマジできれいなお姉さんしかおりませぬ。なんなら中年のおばちゃんも結構綺麗な顔立ちをしてます。すごいわこの国…みんな背も高くてスタイルいいし。
なんてことを考えながら市場を歩いていたらおじさんにぶつかってしまいました。「ごめんなさい」と謝ると向こうもよそ見をしてたみたいで「ソーリー」と言ってきたのですが、ん?ともう一度振り返って私の顔を見てチョコをくれました。
世界はりんごをくれたりチョコをくれたりザクロくれたり、なんか道端で突然物をくれる親父たちで溢れてるな…。
市場からの帰り道。怪しい光景を見ました。牛が信号待ちをしてます。
というわけで宿に戻ってきました。帰ったらウクライナ人の「今日はどうだった?」「どこ行ってきたの?」「喉痛いの治った?」「夜ご飯食べに行かない?」「ああ、自炊するの?なに作るの?」「わあ、レストランのパスタみたいだね!」と怒涛の攻撃にあったのでげっそりしました。
22時にはシャワーも浴び終えブログも書いて布団でごろごろしていたら「具合悪いの?大丈夫??」と声をかけてきました。22時にごろごろするのは普通でしょう。ばかたれ。と言いかけましたが、根が悪いひとではないだけ無下に扱えないのです…。疲れるわ…。