ツアー1日目:不安なスタート

今日はゴビ砂漠に向けて、ツアー出発です。

ツアー代金は5泊6日で宿三食付きで1,357,200トゥグルグ≒57,800円。水とトイレットペーパーとお菓子は自分で買ってね、それ以外は付いてるよって感じです。これにプラスで私はマンダルゴビという町で離脱するのでそこからウランバートルまでのバス代42,100トゥグルグ≒1,800円がかかります。

 

宿のロビーにはこれからツアーに参加するドイツ人男性と、ガイド兼通訳であるモンゴル人のマサキさんがいました。マサキさんはお父さんが日本人らしいですが日本語は話せないそうです。韓国人のおじさんとも挨拶を済ませ、もうバンが着いてるらしいので荷物を持って下へ。

 

下には既にスイス人カップルが荷物を積んでいました。スイス人カップル、ドイツ人、韓国人、自分…ツアー参加者は9人と聞いています。そういえば事前にアメリカ人がいるって言ってたな。ボビーとマサキさんと、忙しそうに荷物を積んでいるのはドライバー2人。あとは行くのか行かないのかわからないけどモンゴル人のおばちゃん1人。

ドライバー1

ドライバー2

 

しばらくすると宿からもう1人出てきました、アメリカ人女性。そしてまた1人、英語が早すぎてわからないけど欧米の若者。目が青くて金髪でスラブ人っぽい見た目。でも顔が四角いから骨格的にドイツ人ぽい気も…(結局私はこの人が4日目くらいまで何人なのか、なんなら名前もわからない状態が続く。)

 

あと2人がなかなか来ない。宿から中国人ぽい女の子が2人出てきて安心したけど、どうやら違うツアーに行くようでこの子たちではない。待ちくたびれた現れたのはガイアナ人の男女2人組でした。なんかめちゃくちゃルーズな雰囲気を醸し出している、というか既に9時半です。なんか嫌だなあ。

 

やっとそろったので出発。まずは宿から5分のスーパーで買い出し。私は水とビールとチョコレートを調達。他のみんなも買い出しも終わりようやく街の外へ・・・と思ったら、ガイアナ人2人がちょっと朝ご飯買いにサンドイッチ買ってくるわ!と言い出し、ドイツ人デンマーク人マサキさんがついていっちゃいました。待ちぼうけ。全然戻ってこないんだもん。スイス人カップルと韓国人カップルと今までの旅の話やこれからの旅程について話しながら暇つぶし。

結局スーパーを出たのは11時半頃。ボビーは宿に帰り、おばちゃんはそのまま車に乗りました。たぶん彼女の正体はコックだ!

 

街を出るとすぐこの景色。ガソリン入れて再出発。

 

舗装された1本道をただひたすら走る。ここで、舗装路を急に外れたかと思ったらお昼休憩です。毎回バンからバックパックを出し、テーブルと椅子を広げ、おばちゃんはじゃんじゃか肉と野菜をぽいぽい切って鍋につっこみドライバーも忙しそうにしています。

 

我々は自由に散策、といっても適当に歩いたり、昼寝したり、男性陣はそのへんでおしっこしたり。何もないけど、良い眺めです。もうモンゴルが好きになった。

 

骨もうんこもたくさん落ちています。うんこの量的に馬です。あと草原は遠目から見ると綺麗ですがハエやバッタがものすごくいます。緑が茂っていますが、土を見るとやっぱり乾燥してるので綺麗な芝生って感じではないです。

 

骨もわりといたるところに落ちています。自然の摂理。たぶん土に還るのが一番幸せでしょう。

 

お昼が出来た!羊肉のスープです。水餃子が入ってる。レストランで食べるよりめっちゃ美味しい!このコックさんの腕は素晴らしい。とりあえずツアー中の食事の不安はなくなりました。

 

 

荷物を再び積んで出発。1本しかない道路をひたすら南下し、途中からオフロードに入ります。景色はずっと変わらないし、何を目印に舗装路を外れたのかまったくわからないんですけど、1日1回くらいはこういう墓標みたいなのを見かけました。一応下のほうに小さく地図みたいなのが書かれています。ここでまたトイレタイム。

 

しばらく走るとまた夕方に車を降りました。他にもツアーバンが何台か止まっていたので、ちょっとした見どころなのかもしれません。

 

草原ドライブは、結構揺れます。平らな草原、緩やかな丘にしか見えませんがいざ走ってみるとボッコボコです。たぶん寝るなんて不可能。頭をぶつけたり前に吹っ飛んだりする可能性が全然あります。上記の写真を撮ったあとに走った場所は岩場を登るようなかたちで進んでいきました。それでも壊れないバンはさすがです。ちなみにこのタイプのバンはいたるところで走っていまして、ロシアンバンというそうです。

 

本日の目的地。bagagazriin chuluuという場所です。読み方はよくわかりません。到着は18時頃でした。

観光する前に、トイレに行くアメリカ人とガイアナ人。遠くの掘立小屋がトイレ。

 

2人が戻ってきたので、いざ。

一応観光地らしい簡易なゲートをくぐって

 

階段や岩場を登って

 

どーん

岩山から見渡す草原と、遠くに見える更に高い岩山は絶景そのもの。

 

 

あ~すごいな~。これを見に来たんすよ~モンゴルすごいよお。もう満足してます。来てよかった。

 

ここではみんな思い思いに過ごしました。座ってぼんやり遠くを眺める人、自撮りにいそしむ人、ひたすら高みを目指して歩き回る人。

 

本日の宿に向かう。

 

しばらく車を走らせて本日のゲル村に到着。

9人で2つのゲルに宿泊です。マサキさんとコック、ドライバー2人のスタッフ陣はテント泊だそうです。

 

スイス人カップル、ドイツ人と一緒のゲルです。このゲルはダブル1台にソファー2つというスタイルでした。ソファーもふかふかで広かったので問題なし。

 

一応簡易水道もありました。

 

ここで一つトラブルが。すべての荷物をおろしたところ、アメリカ人のバックパックがなくなっていました。途中まではあったのに…どこか忘れてきた?着替えもなにもないんだけど!現地の人が盗ったのか??と疑い始めるときりがありません。が、バックパックがないってわりと一大事だとは思うけれど、そこまで焦っていません。

「俺履いてないパンツあるから貸してあげる」「使ってない歯ブラシひとつもってる!」とゲラゲラ笑いながら言ってます。肝心のアメリカ人も「あんたのパンツは要らないわ!」とちょっと余裕です。すごいなこの人たち…。

 

夕食が出来るまでまた散歩。遠くでは豪雨。

 

ゲルを散策していると東アジア人の若者集団があいみょんかけてインスタ映えしそうなライトをわざわざかざりつけて楽しんでいたのでうわあ…と思って素通りしたら韓国人でした。日本人じゃなくて良かった。こんなところに来てまで日本人に会いたいとは思いません。

韓国人のおっさんは、「俺話しかけられない…」と渋い顔してました。わかるよ。話しかけなくていいと思います。

 

このゲル村を管理している現地人のゲル。アンテナが建ってたり現代風です。

 

お腹が空いたので、コックさんのお手伝い。真っ暗のなか調理してたので、ライトで照らすだけの簡単なお仕事。最初の画像は暗くなる前です。

 

夜も信じられないほど美味しい。これも中央アジアでよく食べたラグマンだと思われる。

 

本日のお供

 

夜ご飯は22時頃でした。この調子で大丈夫かな。みんなが食べ終わった後に洗い物したり片づけるコックさんも大変…

 

夕食を食べ終わり、みんなで星を見ようということになりました。マサキさんが敷物をもって、みんなでゲルから少し離れたところで転がることに。周りに明かりが何もないので、物凄い数の星と、探さなくても目に入る流れ星がすごい。これはカザフスタンでバスが壊れたときにみた星空を超えました。いま考えるとそれもすごいシチュエーションです。カザフだってモンゴルと同じくらい何もなかったんだもん。

 

そんななか、ドイツ人が言い始めました。

ドイツ人「なあマサキ、俺がいまこの星を見ながらなに考えてるかわかる?」

マサキ「なに?」

ドイツ人「あのコリアンガイのことさ。彼は楽しんでるかな。」

 

ほえー(゚Д゚)

 

この満点の星空見ながら韓国人のこと考えるかい普通?????確かに彼は英語があまり喋れないみたいで、会話に入ってくることもそんなにありませんが、1人で好きなところにいってバンバン自撮りを楽しんでるように見えていたのですが、ドイツ人はどうも彼のことが心配だったようです。この発言は男女であれば間違いなく恋に落ちる前のそれです。

確かになにかにつけて、「コリアンガイどこいった?」「彼は楽しんでるかな?」などと口にしていました。や、優しすぎてあんたが輝いてるよ、もう星空なんてあたしにゃ見えないよ。

 

夜はパーカー着ないと寒いです。一足先にゲルに戻って寝袋にくるまって寝ましたとさ。

ツアーへ出発できず

本日から事前に申し込んでいた6泊7日のツアーに出発。

…するはずが、ツアー開始が1日延期になりました。

 

というのもツアー参加者のなかに韓国人が2人いたそうですが、前日の台風で飛行機が欠航してしまいウランバートルに来れなくなってしまったので彼らの到着を待つそうです。宿に着いた直後にオーナーであるボビーにそう伝えられました。

ただ私の予定はウランバートル到着翌日にツアーに出発し、帰ってきた翌朝のフライトで帰国する予定だったので1日延期されると帰れないんですが…11日に出発する約束じゃんかって思ったけど、そりゃ宿的には1人客より2人客のほうがお金になるし大事だよね。そもそも韓国人だって台風っていう致し方ない理由だし、誰も悪くないんだけどなんかモヤモヤ。

到着早々あーでもないこーでもないとボビーと話し合い、結局私はツアー終了1日前に離脱してバスでウランバートルまで帰ってくるとういことになりました。

 

はい、というわけで今日は1日暇になってしまったのでウランバートル観光。

昨夜おろしてもらったスフバートル広場へ。お祭りでもやってるのか、モンゴルの民族衣装デールを着てる人がたくさん。

 

やっぱり民族衣装を着てる男の人はかっこいいな~。写真撮らせて、と1人にお願いしましたが断られたので集団を遠くから隠し撮りするいつものスタイル。

 

この馬に乗ってるのがスフバートルさんという革命家だそうです。現地人がデールで記念撮影しているなか、銅像の下で佇んでひとり笛を吹いてる謎のバックパッカーさんがいるのもいい光景。

 

街歩き。出店だあと思って飛び込んだら文房具とか子供用リュックとかばっかり売っていて外国人は呼ばれてませんでした。

 

目的地にしていた市場は閉まってた。

 

お昼ご飯。これで10,500トゥグルグ≒450円。ちょっと高いかな?現地人が入る庶民的なお店だったけど、東南アジアとかに比べたら高い感じはしますね。

この感じ、懐かしい!羊の匂いとこの麺のぼそぼそ具合、中央アジアの記憶が蘇る…!

 

どこの町にも鳩にエサをやる輩がいる。

 

ガンダン・テクツェリン寺

チベット仏教でお馴染みの、五体投地を行う台がありました。

 

マニ車もいたるところにありました。

マニ車にスリ注意とは、どうなんでしょ。そんな不穏な空気はないけど、こんなところにわざわざ書くくらいだからいるんでしょうね。

 

モンゴルの主な宗教はシャーマニズムだそうです。チベットから伝わったチベット仏教とときに混ざりあいながら共存してるそうです。

 

チンギスハーンさん、さすが愛されてます。街の中のいたるところに名前があります。

 

恐竜博物館へ

モンゴルには恐竜がいたそうです。ロマンがすごい。こんなのがこの大地を歩いてたんだ。

 

なぜかいた亀。さてはあなた姿形変えてませんね。

 

このあと民族博物館やらデパートやら色々寄り道してさすがにくたくたです。この日だけで25,000歩歩きました。距離にして14~15㎞ほど。

 

夜ご飯は宿の近くの新疆ラムライス…つまりプロフ!!13,000トゥグルグにお茶5,000トゥグルグで約770円。いい値段だ。

これも懐かしい~~~中央アジアの味だ!プロフ大好きだったなあ(ウズベクで腹壊してたので全然食べれなかったけどなあ)!!!!!!!!

ところでここの中華屋の若者店員三人衆が店に置いてあるお惣菜の肉をつまむわ売り物のビール飲むわ、1人トイレに入った瞬間に2人でちゅーするわとんでもねえ奴らでした。エンジョイしすぎやろ。海外きたなーって感じ。

 

ウランバートルはスリいるし治安そんなに…って前情報見てたけど、そんなに危険な感じはしませんでした。夜はちょっと街灯が弱い感じがして薄暗かったけど、明かりもあるっちゃあるしね。一人歩きはしないほうが良いと思うけど。

 

街の雰囲気はキルギスビシュケクに似てたかな。キリル文字がそう思わせたのかもしれません。宿のあるこの団地も、南旅館を思い出させる。F氏もおばあちゃんも元気かな。

 

さて、明日こそはツアーに出発します。

いざウランバートルへ

久しぶりに重たい荷物を担いで新千歳へ。さーてモンゴルへ行くぞー!

今回の旅行は8泊9日。宿がやっている6泊7日のゴビ砂漠ツアーへ申し込んでいます。事前に来ていたメールだと、草原やら砂漠でゲルに宿泊するので電気なんてないっていうし当然シャワーもないよとのことでした。つまり洗濯も出来ないので着る服は当然少なくなるし荷物も少なく済むんじゃないかなと思ったけど、そんなことなかったです。

気温も湿度も日本より低いので過ごしやすそうではあるけど、砂漠でシャワーに浴びれないってのもきつそうなので、体拭くシート、普通に手を拭くアルコールシート、頭を拭くシャンプーシート、化粧落とし、お尻拭き等々、ありとあらゆるシートをバックパックにパンパンに詰め込んだ結果それなりに荷物は重くなりました。よくぞここまで多種多様なシートを集めたわ。さすが日本人です。

あと寝袋。昼夜の寒暖差が激しいらしいので今回の為にメルカリで購入。

 

新千歳から成田へ無事到着。この雲は飛行機揺れるやつ。

 

今回搭乗するのはMIATモンゴル航空のOM502便。14:40成田発で19:15ウランバートル着の直行便。調べれば調べるほど憂鬱になる天気予報。韓国が燃えている。

 

フライトまでは時間があったのでマックで暇つぶし。店員さんに勧められてハッピーセットを頼んだら申し訳ないがおもちゃ選んでくださいと言われたのでどうぶつ図鑑にしました。余計な荷物以外のなにものでもないけど、遊牧民の子にあげればいいか。

 

久しぶりにきた成田空港第2ターミナルはやはりテンションがあがりますわ!

そういえば出国スタンプはもらい損ねました。ゲート自動化なんて嫌いだ。

 

搭乗。3列シート×2で大きくないけど、機内は満席に近い。国際線の飛行機はだいたい大きいからいつもそんなに怖くないのに、これじゃ相当揺れるなとバクバク。

 

通路側席に座っていたら、窓側席の男性が1人やってきて「すみません、これからお連れさんがまだ来るんですけど…?」と不思議な日本語を話される。だからなんやねん、用件を最後まで話しなさいと思いつつ、お連れさんがきたらまた通しますよと言って、通してあげる。あとから遅れてやってきたお連れさんはモンゴル人女性で、カップルだったみたいです。

 

機内食。期待してなかったけど美味しかった。ビーフオアマトン?と聞かれるかと思ったけど、普通にビーフオアチキン?と聞かれました。これはチキンです。

 

配ってる最中に1度激しく揺れましたが、ジュースを貰った直後だったのでこぼさないことに必死であまり恐怖心はわかない。さっきトイレに行ったときも揺れたけど、トイレで転ぶわけにもいかないのでまっすぐ立つことに集中してたらそこまで怖くなかった。なるほど、いつも揺れたら怖いのは席にいるからだめなんだ。他のことに集中するのがいいのかもしれない。

 

出発から1時間以上経って、たぶん韓国上空?今まで経験したことない激しい揺れ…。

キャプテンの「クルーも座って!」という早口の英語が恐怖心を煽り、揺れてすっ飛んできたCAさんが私の座席に捕まった反動と合わせて座席から吹っ飛ぶんじゃないかと思いました。ああ、韓国に墜落して死ぬなんて嫌だな、どうせ落ちるなら海の上が良かった、なんて考えつつひじ掛けを握りしめ、隣を見るとカップルが手を握り合って恐怖に怯えていたので私も「手繋がせてもらっていいですか?」って声かけようかと思った。それくらい怖かった。

 

結局普通に着くんだよな。飛行機はいつだってそう。

というわけで、無事ウランバートルに着きました。出発は少し遅れたのに18:55に到着、入国審査もそこまで時間がかからずスムーズ。

 

到着したらすぐ、市内への移動手段の確保。カウンターがあるので、バスやらタクシーやら色々あるみたいだけど、乗り合いバンしかないよ。市内の渋滞がひどいから戻ってくるのは22時!と言われてがっくり。

ちなみにこのカウンターのスタッフは3人いたのに1人しか英語話せませんでした。こんなもんなのかな。

 

3時間ちかくあったので、お金をおろしたりツーリストインフォメーションでパンフもらったり、散策したり。

モンゴルの通貨はトゥグルグといい、1,000トゥグルグ≒42円。一番大きい紙幣で20,000トゥグルグ紙幣なので約855円となります。

事前にツアー主催者でもある宿のオーナーのボビーから、今ツアーの参加者は5人なので代金は1,461,600トゥグルグもってきてね♡クレジットは使えないわ♡と連絡がきていました。146万…単純に73枚の紙幣が必要となります。この手の国ってATMにお金があんまり入ってないこともあるし、現金をツアー出発までに入手できるか、それがこの旅最大の懸念材料でした。

 

 

お金入ってたー。ATMにたくさんお金入ってたー。

 

1回でおろせるお金の限度額が80万のATMと50万のATMがありました。80万のほうはお金入ってなくって動かず、50万のほうは問題なく働きました。ということで4回にわけてツアー代と諸々のお金をゲット。チンギス・ハーン国際空港に設置されているベンチは壁沿いではないのでお金数えていても背後から怪しい輩が近づいてくる可能性があります。わざわざトイレにこもってお金のカウントやら仕訳をしました。

 

用事も済み、空港うろうろしてたらエレベーターでバスの手配してたお姉さんにひっつかまりました。予定より早くバンが空港に戻ってきたそうです。というわけで21時過ぎにウランバートル市内へ。韓国人のビジネスマン3人と、日本人バックパッカー夫婦1組、一人旅の兄ちゃん1人、わし。

バンはみんなのホテルに寄り、最後に私をスフバートル広場におろして去っていきました。日本人は私以外もバックパッカーだけどみんなちゃんとしたホテル泊ってるんだね。ゲストハウスなんて私だけでした。

 

空港から市内中心部までは50kmほどだけど、渋滞がひどく宿に付いたのは22時45分。

 

移動しただけだけど、疲れた。知らない町の知らない部屋のベッドに寝転がる瞬間が好き。

また旅に出るのだ

2019年の長旅も無事終わり、コロナ禍を経てようやく落ち着いてきたので海外旅行にも行けそうになってきました。

ブログ上では長旅も終わってないじゃないかというつっこみは受け付けません。ほっとけ!

 

旅仲間たちはもうみんな海の外へ行っているし、私はいつ行こうか、どこに行こうか、なんとなくぼんやり考えていた日々。

GWの最終日、高校時代の友達と電話で話していたらお盆にモンゴルに行くことになりました。

その友達とは、大学4年のときにカンボジア旅行の計画を立てていたけど、そのときカンボジアでクーデターが起きて結局行けず。今年の年明けに知床に流氷を見に行ったのが初めての2人旅行となりました。一緒に旅行の経験はそんなにないけれど、年1くらいでは飲みに行くし、いろいろ馬が合うので楽しい旅行になるかなと楽しみにしておりました。

 

行き先についても、行きたいところはそりゃ山ほどあるけれど、モンゴルって1人旅行しにくそうじゃないですか。できないことはないと思うけど。ツアー参加のほうが行きたいところは周れそうだし、それなら1人より2人のほうがいいよねってことで。その子が馬好きなのもあったし、私もその子もとにかくモンゴルに行きたかったのです。

 

楽しみな旅行でも荷造りはやっぱりめんどくさいなあと思いつつ、いるかいらんかわからないものもバックパックに詰め込んだりして、いざモンゴル1人旅!!

 

え?1人?

なんかよくわからないけど紆余曲折あって結局一人旅になりました。↑の前説必要だったのかな。

30代にもなるとお肌も健康も色んなものが曲がり角にぶつかりますね。

8月10日を出発日としながら、7月30日に友達が健康上の理由で脱落しました。

 

また、その日は台風が珍しく韓国に直撃するそうで、はやくも嵐の予感。文字通り。

モンゴル行くのに韓国の上空を通らないわけがないし、回避しようにも北朝鮮、ロシア上空を通るなんてそっちのほうがあり得ないし、私は揺れる飛行機が世界一嫌いだって言ってるでしょう。どうなるんでしょうね。

 

というわけで、約3年半ぶりの一人旅スタート!

寒い街で雨ふるのやめれ

宿のトイレが妙に煽ってきます。

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というわけで今日も今日とて雨ですが観光に行きましょう。部屋にいても部屋の住人たちがやかましいのです。ウクライナ人・ブラジル人・スイス人・ポルトガル人…と多国籍なのですがみんなわちゃわちゃ喋ってます。あと部屋の人が自分以外全員男っていうのも何気に初めてな気がしなくもない…いや、そんなことないか。

とりあえずウクライナ人がやたら私を気にかけてくれてちょっと面倒なので雨だし寒いから朝くらいゆっくりしたいのですが早めに外に出ます。

 

今日の目的地はチェルノブイリ博物館です。ちょっと宿から遠いので地下鉄に乗ったのですが、地下鉄を降りて出口を出たら昨日のあのレストランが…というわけで朝ご飯を食べてしまいました。

ボルシチとサラダと何か。魚の何かです。ボルシチやっぱ美味しいわ…。

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というわけでチェルノブイリ博物館です。

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実際にキエフからチェルノブイリに行くツアーも頻発しているようですが、私はこちらの博物館でご勘弁を。中はもちろんその名の通りチェルノブイリ原発事故の記録がたくさん残されております。あとは原発繋がりからか広島の原爆についての展示や福島の原発事故についても少しスペースがさかれてました。日本政府も支援してるっぽく、博物館でつかわれてるモニターなんかはSHARP製で日本のシールが貼られてました。

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やっぱり原発事故っていうのは悲惨ですね。街単位で無くなってしまうんですから。こういうのを見ると色々考えさせられますし、原発を無くすことが出来ればそれが一番いいのかもしれないんでしょうが…。代替案無しに止めることなんてできないですしね。難しい問題なんだと思います。

 

見学後雨の中の街歩き。ウクライナは他のソ連圏と違って教会も建物もわりとカラフルです。可愛いですね、タイプではないけど。

こちら聖アンドリーイ教会。工事中で中は入れず。

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不気味公園がありました。

座布団9枚ですね、惜しい。あと1枚足りませんでした。本日のテーマは「3つのゼロ!」

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後ろの建物がとてもいい感じで写真を撮ったのですが手前の遊具がとても邪魔です。

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足を閉じなさい。

 

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自分ちの前にこの公園はいらないな…。

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聖ムィハイール黄金ドーム教会

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名前がいちいち覚えにくいんだよな…しかも表記の仕方もなんかどのサイトも微妙に違うのでとりあえずウィキペディア通りにやってます。

 

キエフといえば!の聖ソフィア大聖堂。なんかもうすんごい寒いしチケットの料金体系が謎すぎたのでめんどくさくて入るのやめました。

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明日の夜に久しぶりの夜行列車で移動なので鉄道駅に下見にいきましょうか。もうべしょべしょなので早めに宿に帰りましょ。

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というわけで駅に来ましたがたいそう立派でございます。電光掲示板もでっかいのよすごく。

なんとなくホームも確認したので大丈夫でしょう。夜行列車はジョージアアルメニアが最後だったかな…楽しみです。

 

ここでもう宿まで歩いて帰ろうと思ったのですが、何やら橋を渡っていると橋の下に怪しげな市場があったので寄ってみることにしました。

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地元の人しかいませんでした。ここであまりにも寒かったのでニット帽を購入。

私帽子が似合わないのでニット帽とかももちろんあまり好きじゃないのですが、そんなこと言ってられないくらい寒かったのと、ウクライナの老若男女みなさんかなりかっこよくニット帽をかぶってらっしゃるのでなんかそれを見てたら自分もいける気がしてきてちょっとほしくなったのです。ここの市場で帽子屋さんに入って、なんか良さそうなのをかぶってみたらビビッと来たのでうひひと笑いながら買いました。

 

そういえばウクライナは噂で聞いてた通り美女大国でマジできれいなお姉さんしかおりませぬ。なんなら中年のおばちゃんも結構綺麗な顔立ちをしてます。すごいわこの国…みんな背も高くてスタイルいいし。

 

なんてことを考えながら市場を歩いていたらおじさんにぶつかってしまいました。「ごめんなさい」と謝ると向こうもよそ見をしてたみたいで「ソーリー」と言ってきたのですが、ん?ともう一度振り返って私の顔を見てチョコをくれました。

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世界はりんごをくれたりチョコをくれたりザクロくれたり、なんか道端で突然物をくれる親父たちで溢れてるな…。

 

市場からの帰り道。怪しい光景を見ました。牛が信号待ちをしてます。

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というわけで宿に戻ってきました。帰ったらウクライナ人の「今日はどうだった?」「どこ行ってきたの?」「喉痛いの治った?」「夜ご飯食べに行かない?」「ああ、自炊するの?なに作るの?」「わあ、レストランのパスタみたいだね!」と怒涛の攻撃にあったのでげっそりしました。

22時にはシャワーも浴び終えブログも書いて布団でごろごろしていたら「具合悪いの?大丈夫??」と声をかけてきました。22時にごろごろするのは普通でしょう。ばかたれ。と言いかけましたが、根が悪いひとではないだけ無下に扱えないのです…。疲れるわ…。

ボルシチこんなに美味いのか!

ウクライナは首都キエフにやってまいりました。

 

 

今回の旅行で一番緯度が高いのがここなんじゃなかろうか…と思いましたがカザフスタンのアスタナのほうが北にありました。まあでも今冬ですから、ここがピークで寒いんじゃないかなと思います。歯がガチガチいいますね~。

 

朝バスターミナルにつくころには当然まだ真っ暗で、しばらくターミナルで震えておりました。本気出せばヒートテック+長袖+パーカー+ウルトラライトダウンで耐えられるんじゃないかとたかをくくっておりましたがまったく耐えられておりません。そしてブルガリアで買った手袋も無意味とまではいいませんが手がガチガチですね。薄っぺらいほうを選んで買ってたらどうなってたことやら…。

 

そんなわけでしばらく時間を潰し、ATMでお金をおろして地下鉄へ。ウクライナ通貨はフリブニャです。スロベニアの首都はリュブリャナです。よろしくお願いします。

というわけで地下鉄。ずいぶんとまあ深いところにあります。ソ連の地下鉄はこんなんばっかですね。これで宿の最寄り駅まで…。

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つきました。なんだかものすごい都会です。そして天気が悪いですね~奥のビルとか見てください。霧かかっちゃって。

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で、無事宿の下までいったんですがオートロックで入れず。部屋番号も知らないのでなにもできないしwifiもないのでは~困った暗証番号くらい事前に連絡しとけやとイライラしていたら建物からおばちゃん5人組くらいが出てきたので入れてもらいました。宿は団地の一室みたいです。

ソ連式のエレベーター、昔のバイオハザードのゲームでこんなんあったんじゃないかなとドキドキします。

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というわけで無事に宿に入れました。とても居心地のいいところでコンセント供給過多です。使い切れなくて困っちゃうなあ。

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しばらく一休みさせてもらったのですがどうも天気が一向に変わらないのでお昼に言ってきました。宿のおばちゃんおすすめのレストランですが、ネットで調べてもすぐ出てくる有名なお店でした。いろんなおかずがお皿に乗って置いてあるので好きなのをとってさいごレジで会計するタイプのお店です。

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こういうときくらい芋やめれば?というつっこみはおいといて、初めてボルシチをいただいたんですけどもボルシチってめちゃくちゃ美味しいんですね。感激しました。これ作れるもんなら家でも作りたいくらいです。

会計は3品で600円くらいですね。高くなってしまったのはたぶん調子に乗ってとったサーモンのせいです。レシート見たら1品だけ恐ろしく高いおかずがあったので。芋とボルシチに罪はありません。

 

はい、では霧のなか観光です。

屋内の市場に来てみました。そんなに盛り上がってませんね。観光客が多いってわけでもなければ地元の人っぽいのもそんなにいないような、なんとも中途半端な雰囲気でした。

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というか、暇だったら市場/バザールに行くっていうのをいつまで続けるんでしょうね私は。まあ楽しいんですけどね、買い物するわけではないんですけど。

 

キエフは大都会ですわ。大がついちゃうくらい都会です。建物がひとつひとつ妙に立派なんですよね。

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どっかのスーパーかなんかの建物の前で地図を確認していたら一人の女の子が話しかけてきまして「日本人?」と聞いて中国語の名刺を渡してきてくれました。日本人ですけど…。

まあなんかキエフの観光地とかあれこれ教えてくれたんですけど宗教の勧誘?っていうか、勧誘はされてないけど紹介みたいなよくわからん子でした。でもしつこくなかったので別にいいです。

で、この先歩いていけば独立広場があるよーというので行ってみました。

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ふむ…たいそう立派でいろいろ見て歩き回りたいのですが、フクロウみたいなのを肩に乗せたおばさんとか偽ミッキーみたいな着ぐるみとか、観光客の敵になりうるやつがうじゃうじゃいます。フクロウとも着ぐるみとも写真撮りませんしお金も払いませんよ私は!

銅像の写真撮ってたら気付いたら怪しい奴らがこっちに向かってくるので全然ゆっくりできませんでした。鳥持ってるおばさんなんて超しつこくてこっちに鳥もたせようとしてくるので「私は鳥アレルギーです」と謎の嘘をついてしまいました。さすがにすごすごと去っていきましたけど。

 

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立派だわ…。

 

こんな街のど真ん中にも亡くなった方たちの写真が。クリミア戦争の…?と思いましたけど日付的に2014年にこの独立広場であった暴動の犠牲者かもしれません。

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なんだか、うーん…。ノーコメント。

 

あまりにも寒かったので宿に戻りました。キエフは2泊するしまあいいでしょう。

宿に戻ったらお母さんと小さい少年の二人組がいて、チーズをくれました。こんな不気味色ですが味は普通のチーズ、美味しかったです。

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宿の情報ノート。読めるのかなこれ。

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部屋に戻るとなんか目があっただけで右手を差しだして名乗りながら近づいてくるちょっとめんどくさい現地人がいました。すごいよく喋るんだよなこの人…。距離感ガン無視な人なのであまり近づかないようにしましょう。

というわけでキエフ初日終了です。

よくわからない沿ドニエストル共和国

今日はモルドバのなかにあります未承認国家「沿ドニエストル共和国」へ日帰りで行きたいと思います。タイトルでよくわからないとかっていっちゃいましたけど。

沿ドニエストルは国際的には国として認められていませんのでモルドバの一地域という扱いですが、実際はモルドバの実効支配は及んでおらずほとんど国として独立してるとかうんたらかんたら…。しかもモルドバは元々ルーマニア系の民族が住んでいる地域、沿ドニエストルはロシア系の民族が住んでいる地域となんかそもそもの民族が違うのにモルドバに組み込まれてるってよくわかりませんね。なんかこのへんwikipediaよんでもよくわかりませんでしたよ私。頭悪いんでしょうか。

とりあえず民族が違うし元々沿ドニエストルの土地がモルドバのものだったとかそんなんでもなくってソ連解体にともなってがつんとモルドバ側に組み込まれたらしいですなぜか。だから沿ドニエストルが勝手に独立を叫んでいて、モルドバも別にここ元々俺らの土地じゃねーしって感じで、認めてはいないけど「今となっては」揉めてもいない状況らしいです。よくわかりませんね。当時は知りませんけど。

・・・やっぱ私頭悪いんかな?

そしてこの説明文は間違ってる可能性が非常に高いです。

 

まあそういうわけでそんなよくわからない地域、というか未承認国家がキシナウから日帰りでいけるらしいので行ってみようと思います。

 

今日は晴れてます!

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キシナウから沿ドニエストルの首都ティラスポリに向かうのに中央バスターミナルからのバスに乗る必要があるのですが、その前に腹ごしらえということでバスターミナルの隣にある昨日きたバザールに来ました。昨日食べ損ねたソーセージを食べるためです。

おお!

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これがまたとんでもなく美味しかったです。さすが行列のできる名店!

紳士淑女も立ち食いでみんなハフハフやってます。

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なんかペットボトルに入った透明な液体をかけてたので何かと思って真似してかけてみたらお酢でした。かけたほうが美味しいな!

 

というわけでたんと食べた後隣のバスターミナルへ行ってチケットを買ってバンに乗り込みました。私が乗車したらすぐ発車しましたが車内は満席。なんなら行く途中でもどんどん人を拾って行ったので普通のバンなのに通路にも人が立って数えられた範囲ではマックス27人乗りました。びっくり。

 

沿ドニエストル共和国の首都、ティラスポリの駅

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ここでモルドバ・レウをドニエストル・ルーブルに両替しました。通貨も違うんならもう完璧違う国ですよねえ。ちなみに前に訪れた未承認国家「ナゴルノ・カラバフ」はアルメニアと同じ通貨でした。

 

で、このドニエストルルーブルは世界でも珍しいプラスチック硬貨が使われているとのことでしたが両替商のおばちゃんがくれたのは紙幣のみ。というわけで駅前の銀行でプラスチック硬貨に替えに行きました。

なんだか銀行のお姉さんがとっても良い人で、

私「プラスチック硬貨ありますか?それに替えてほしいんですけど」

お姉さん「・・・?」

私「このお金!(画像みせ)」

お姉さん「あ~!!(^^)」

と、文章ではまったく伝わらないのですがとんでもない笑顔で喜んでプラスチック硬貨に交換してくれて、私が「これがその…」と硬貨を見ているとニコニコしてこっちを見ていてお姉さん好き…!となりました。

 

ちなみにその硬貨はこちら。自分で写真とるの忘れました。

www.google.com

 

 

銀行をあとにし、正面にあった公園へ。なんだか立派だけどすかすかな門です。

金の玉ねぎがどうもロシアっぽいですね。

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公園の中にある教会、後ろから。

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正面にまわってみました。

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正面から入ろうとしたら鍵が閉まっていて、帰ろうと思ったら2匹でかい犬をつれていたお姉さんが遠くから叫んで横から入れるわよ~!!と教えてくれました。正確に言うとジェスチャーですが。

で、横から入ってみたらこれでした。入ってよかったんかな…。

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書きかけで、下書きもまだ残ってました。まだ新しいんですね。

 

外出たらお姉さんがいました。

姉「旅行?」

私「そうです。」

姉「1人?」

私「そうですよ。」

姉「グレートアイディア!!」

だそうです。ありがとうございます!

 

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大きい市場もありました。なんだか未承認国家というと謎でちょっと怪しいイメージがありますが、そんなところでも(って言い方はあれですが)普通に生活を送ってる人がいるんですねえ。

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広場に出てきました。

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国旗が3つ並んでおります。

一番右側がアルメニアの国旗に絆創膏がついたようなデザインのナゴルノ・カラバフ国旗、一番左がたしかアブハジア国旗、真ん中が見たことないけど南オセチアあたりでしょうか。

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と、思ってあとで調べてみたらドンピシャでした。この3か国は沿ドニエストルを国として承認してるみたいです。もちろんこの3か国も未承認国家。味方が弱すぎる…。

 

反対側にはたくさん立ってましたけどなんでしょうね。

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レーニン像です。中央アジアで腐るほど見かけてましたけど久しぶりに会いました。見た瞬間「レーニンさんじゃないですかぁ!」となりました。

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こちら戦争関連の慰霊碑ですね。

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あとはあまりやる気のないクリスマスツリーです。11月も終わりなのでそろそろみんなテンション上げて行ってもいいかと思うんですが、最後にまともなツリーを見たのはブダペストが最後です。このへんも旧ソ連なのでサンタクロースではなくて寒波爺さんの領域ですね。寒波爺さんについては今度暇だったら書こうと思います。たいした話ではないですが。

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「アイ ラブ 〇〇」のモニュメント、どこの町にもありますね。ロシア語バージョンす。

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人でパンパンだ。

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寿司屋もあります。ほんとすごいね、しかも結構どこの寿司屋もスカスカではなくてちょこちょこ人がいるんですよね。

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ネコチャン!

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ここらでお昼です。メニューが5冊もありました。

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頼んだのはヨーグルトソースの謎の…なんだっけなんていうんでしたっけこういう料理。ど忘れしました。美味しかったです、金髪が1本入ってました。それは食べてません。

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はい、一通り見終わったのでバスターミナルに戻ります。

なんだか不思議な建物…なんじゃろねこれ。

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そういえばナンバープレートはしっかり沿ドニエストル国旗でした。ちゃんと国旗が入ってるのってなんかいいですよね。日本みたいな島国で導入しても意味ないでしょうけど。

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木の下が白く塗られているこの光景も久しぶりに見たような…結局これってなんなんですかね。薬品?

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ねこー!!

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バスの時間まで少しあったのでこいつと遊ぼうと思ったら「俺を撫でろ」と犬が寄ってきたので諦めました。嫌です…。

 

帰りはバンではなくてバスでした。なんだか東南アジア感漂う良いバスでした。外観も内装も…。

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タイっぽい気がする。

 

というわけでまた2時間近くかけてキシナウに戻りました。戻ったころには真っ暗で急いで宿に荷物をとりにいき、今度は北バスターミナルに移動しました。

ここからウクライナキエフへ夜行バス移動です。

バスターミナルの近くでは極寒の中何故かインコたちが売られておりました。寒いからしまってあげてよ…。

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キエフ行のバスの中では前の席にいたモルドバ人のおっちゃんが無言でキンキンに冷えたリンゴとクッキー2枚をくれました。

あとこの出入国審査が少しめんどくさくて、沿ドニエストル入国審査、沿ドニエストルモルドバ)出国審査、ウクライナ入国審査となんだかパスポートチェックがたくさんありました。沿ドニエストル入国のスタンプがない!と疑われて少しめんどくさかったです。実際にはスタンプがありますがインクが薄すぎて枠しかありませんでしたが。

審査官「これはプロブレムだ!」

私「おめーの国のな」

で、事なきを得ましたけど。

 

あと沿ドニエストルの入国審査のお兄さんが私のパスポートを見て

兄「‥‥」

私「‥‥」

兄「‥‥ニホンジン」

私「?!」

兄「ンフッ…」

という謎の日本語力を発揮しました。真顔でした。あの人絶対おもしろいと思うわ。

 

というわけで諸々済ませてバスで熟睡です。起きたらもう何か国目?ウクライナです。