ジロカストラ2days
10月21日
カランバカの観光を終えたので朝一のバスでアルバニアに向かいます。とはいってもここから直行バスはありませんので一度イロアニアという少し大きな街に行ってそこからアルバニア行のバスに乗り換えます。本日の目的地はアルバニア南部にあるジロカストラという街になります。
バスターミナル、というかバス会社に向かって一旦荷物を置いて朝ご飯。ギリシャに行ったら絶対フェタチーズを食べなさい!とジョージアで仲良くなったギリシャ人が言ってたのですが今日まで先延ばしになってしまいました。あとグリークサラダも絶対食べなさいよ!と言われてたのですが、私オリーブオイルは好きだけどオリーブは苦手なので結局手を出せませんでした。すんげーオリーブたくさん乗っかってるもんあれ。あとフェタチーズも大きいのが入ってたみたいですけどね。
フェタチーズパイでご勘弁を。ちなみに私はあんまり好きじゃありませんでした。なんか重かったな…少し塩気あるし…。
このイロアニア行のバスはほとんど現地人が多かったっぽいですが一人アメリカ人の女の人が乗ってて少しだけお喋りしました。彼女もジロカストラに向かうそうです。
時間通りに来たバスに乗り込み、予定通りの時間にイロアニアに着いたのですがこの区間がすんごいくねくねの山道で酔ってしまいました。危なく吐くところだった…。やばいなと顔が青くなり始めたころ酔い止めを飲んで、気付いたらイロアニアに着いていたので良かったです。気を失うように寝ておりました。
ジロカストラ行のバスも少し待てばある状態だったので、アメリカ人はパソコン使ってなにやらお仕事、私は売店でポテチ買って貪り食ってそのあとはうとうとしておりました。
こちらも予定通りジロカストラに到着し、アメリカ人とは宿が違ったのでお別れ。またね~。
というわけで到着した日はスーパーに行ったり両替したりで特に何もしませんでした。アルバニアの通貨はユーロではなくレクなのでクレジットカードで乗り切ろうかと思っていたのですがどこのスーパーもクレジットカードが使えず、なんか宿も民家の一室を貸してるような宿でクレジットなんて無理だろうなと思い早々に50ユーロを両替。両替屋を出たあと、明らかに物乞いの風貌をした少年少女3人組がいて、こっちに走ってきたので「うわあ嫌じゃあ…」と思って身構えたらにっこにこの笑顔で「ハロー♪」と私に手を振って通り過ぎていきそのまますぐ近くにあったゴミ捨て場にいた野良犬の両手両足をつかみ嫌がる野良犬を担ぎ上げみんなでどこかに消えていくというすごい光景を見ました。いいぞもっとやれ。落書きはギリシャほどではないにしろゴミも場所によっては散らかってるし、あの子たちもあんな見た目だったし治安はそんなに良くないのかな?なんて考えながら無事スーパーで玉ねぎとなすをゲットしたので本日の夜もパスタでございます。
宿は坂の上にあるので、帰り道ひぃひぃ言いながら登っていたら学校帰りだと思われる少年が「ハロー」とにっこり手を振ってきてくれました。宿はどこ?とか旅行できたの?とかね、学校で習った英語なんでしょうけどずいぶんお上手でした。だから私も「きみ何歳?」と聞いたら「10歳だよ!」というので「英語上手だね~」と言うと照れながら笑っていました。なんか会話が尽きたので「私28歳」というと「僕のママと同じ歳だね!」って。言わなければよかった。
そんなわけであとはのんびり過ごしました。あと宿のお母さんに「台所使っていい?パスタ茹でたい」というと、立派な台所に置いてあったコンロは飾りだったようで、外でこんなことしてくれました。
あとパスタ食べてたらザクロも出してくれました。ザクロって種食べれるんだね。
10月22日
今日は観光です。まずはこのジロカストラ近郊にあるブルーアイという場所に向かいたいと思います。なんだか水がとってもきれいな場所らしいです。
そこに行くためにバスターミナルへ向かって歩いていると、同じく住宅街を歩いていたなんだか機嫌のよさそうなおじさんが私を見つけて「これ、あげる!」と手に持っていたザクロを一つくれました。そのままどこか行っちゃった。なんかフルーツくれちゃうあたりアルメニアっぽいです…好きかもアルバニア…。買ってもいないのにたくさんフルーツを持たされたアルメニアでの日のことはいつかぜったいブログに書きますので。
バスで30分ほど揺られて、国立公園?の入り口についたらそこからまた30分ほど歩きます。
歩いている人はほとんどおらず、みんなここは車で来るみたいです。あとは目的地の方から大型の観光バスが一台走ってきたので、ちょうど帰ったところみたいでラッキーでした。
水、きれい!目的地はもうすぐかな。
空気がおいしいです。
どうやら着いた模様。
超きれい!水が透き通ってますよこれ。夏場は観光客で溢れかえってるそうですが、ピークも過ぎてそこまで人は多くないです。
こいつはいた。
はい、で、ここがブルーアイと呼ばれてるとこですね。ここから水が湧いていてすんごい深いみたいです。
夏はここに飛び込む人もいるみたいだけど、そんな人いなくてよかったー。
というわけで1時間弱水の流れる音を聞きながらぼけーっとして、また帰ります。
帰りはさっきバスを降りたところで、今度はジロカストラ行のバスを拾わなきゃいけませんがなかなか来ないですねー。自分が乗ってきた方向のバスは2,3本通ったんだけど。
近くに羊の群れが。犬が怖いからこっちこないでほしい。
はい、羊の観察してたらバスが来たので乗り込んで無事ジロカストラ帰宅です。まだ13時とかなので市内観光です。が、その前にお昼ご飯。これで350円とかです。安い!しかも美味しい!
旧市街は小さいながらもしっかり観光地化されてます。お土産物屋さんがずらり。
メインであるジロカストラ城に向かいます。途中でなんか怖いトンネルありました。
しかも城はあっち!ってちゃんと看板が立っててなのですが、怖いもの見たさでこのトンネルをくぐってみました。本当に真っ暗で何も見えなかったけど、このトンネルは城の真下にあるようで、城(というか山)の反対側への連絡通路になっていました。やっと潜り抜けたところには地元のおばちゃんがいて、「こんなところで何してるのよ一緒にいくわよ!」と言わんばかりに私を手で呼び込み二人でまたトンネルをくぐって、「城はあっち!」と指さされました。すいません、城行きます。
夜はさすがに肌寒いですが、日中は30度あって暑いです。半そででも余裕です。
というわけで城内部!今は軍事博物館になってますが、なんかかっこいい雰囲気が出てました。
あと気付かれず通り過ぎていく人も多かったですが、ほっそい階段があったので下ってみました。ここはオスマン帝国時代のベーカリーと案内に書かれていて、かまどがありました。
戦車とかよりこういうやつのほうが見たいなあ。
外へ出てジロカストラの街を眺める。
すんばらしい眺めです。この山がかっこよくてたまらないのですよ。町の道を歩いていてもすぐ向こうに山が見える景色はほんと気持ちいいです。改めてこう見ても圧巻ですね。
城壁の上にあった時計台。あとはシアターなんかもありました。現役っぽかった。
城内の見学を終えて戻ります。これは今流行りの「えもい」って光景でしょうか。
廃墟がちょこちょこ目立ちますねえ…なんなんだろな。
疲れたのでそのへんの石段に腰掛けるとネコチャンが怖い顔して向かってきました。
怖い顔なのに、人の膝の上に座りました。
隣の階段にはこやつの兄弟と思われるネコチャンが寝てました。
ワタクシ、ネコチャン好きだけど膝に乗られるのは実はそんなに…いや、可愛くていいんですけどネコチャンって何故かふみふみするじゃないですか。ズボンふみふみされたらネコチャンによっては足跡つくんですよ。綺麗なネコチャンならいいですよ。ちなみにこいつはふみふみ初めてしっかり足跡つきました。こいつ~!かわいいから許す!
隣の商店で明日の朝ご飯用にバナナを購入。4本で120円もしてびっくりした…バナナ高いやん…。
本日のパスタ、なんかすごい量になりました。ワタクシ、大泉洋さんではございませんわよ…。