千の窓の街・ベラト2days
10月23日
ジロカストラからベラトへ移動。
ジロカストラとベラトはどちらも世界遺産に登録されている街ですが、直通のバスは1日1本しかないようです。
バスと言っても移動はミニバン、10時半の定刻通り出発。中は結構ガラガラでしたが途中一部区間のみ人が座れないほど大量の現地人が乗り込んできました。私はと言うとうとうとが止まらずなんか気付いたら人がたくさんいたのはわかったけど…前はそんなことなかったのに最近移動中起きてられません…。
約3時間ほどでベラト到着。バスターミナルに着き、道路沿いを歩いていたら後ろから市バスが来たので、それに乗り込みました。たったの30円。安い!
宿の近くで下車。いい感じの橋があります。
ベラトは千の窓の街と言われているそうです。たしかに言われてみたら1件にある窓の数が多いですね。ここはオスマン帝国の影響を強く受けたエリアらしいです。ジロカストラもそうだけど。
確かに家がね、トルコのサフランボルの町並みにちょっと似てる気がします。サフランボルの町並みも古い家々が保存されていて世界遺産に登録されているんですよね。
これサフランボルの画像です。手前の建物窓多っ
というわけで宿に荷物を置いて、今日はのんびりしようと思います。「なんだか昼間はガラガラだけど夕方になるとどこからともなく人が大勢やってくる通りがあって、そこに安いカフェとかありますよ」みたいな情報を仕入れたので、言ってみることに。
かなり立派なホコ天ですが、人いないな…
カフェに入りました。カプチーノとカップケーキで160円。東京なら800円はするな…。コーヒーカップ小さいけど、まあこんなもんでしょう。
まったりしたあとまたふらふら歩いて宿に戻り、ごろごろして今度は夕飯へ。
キョフテです。トルコのハンバーグですね。これもにんにくがきいて美味しかったー。そうそう、アルバニアは自炊にはさすがにかなわないけど200~400円くらいでかなり安くしかもお腹いっぱい食べれるので自炊は一旦やめました。現地の物を食べるのも観光だ!
夜になると橋がライトアップ。
水が買いたくて、でも宿の側には商店がなかったので走ってまたこの橋を渡ったのですがさっきのホコ天に信じられないくらい人がいました。夏なら涼しくなってから人がでてくるってのは理解できますが、この時期にこの現象は一体…
10月24日
朝、起き宿の朝食を食べに行くと「あ、日本人ですか!昨日いつ来たんですか?14時頃?おれのいない時間か~」といきなり言われたのでこいつ何者だと思ったら宿で働いている日本人の青年でした。イギリス人と日本人のハーフみたいで19歳で大学行かずに旅を始めたけど気付いたらベラトに4週間もいるそうです。喋ってみたらおもしろくて良い子でした。皮肉ではなくて、彼みたいな生き方をしてる人はどんな大人になるんだろうなあ…。
というわけで早速観光。ベラトにも城、というか城壁があるので登りにいきます。
昨日のホコ天の横には公園があっていい空気です、謎の形のベンチもあります。
紅葉だー。長かった夏もついに終わった。日中はまだ20度後半あるけど。
大戦のモニュメントかな。
結構な坂道を登って城壁内に入場、100レクでした。約100円。計算が楽でありがたいです。
アルバニアの国旗はかっこいいっていうか独特で覚えやすいですね。絶対強いですこれは。
城壁内は城の跡というよりも住宅が普通に建っています。城下町とはちょっと違うのかなあ。でもきっと古い歴史ある家ばっかりなんでしょう。中にはもちろん小さな商店はあれど大きなスーパーもないし各家に車があるわけでもなさそうだし日々のお買い物は下まで降りてるのかな。こんな山の上で生まれ育って毎日上り下りしてたら、足腰が強い人間になるのか逆にガタガタになるのか興味があります。
白地の布に可愛らしい小さな刺繍とかレースが売ってるのをジロカストラでよくみたのでこの辺の名産品なのかも。
この城壁のすぐ外に出ると…
良い眺めだー
あとは教会もこじんまりとしているけどしっかりありました。城壁の外にはモスクがあったけど、こっちの中は教会なんだね…。てことはこの城の中の人はオスマン帝国の敵対勢力だったのかしら。わかりませんね。
今のベラトの住人はムスリムが多いそうです。髪を覆ってる人はそんなに見ませんけど。
一通り見てまわったので城を後にしてお昼ご飯。完璧トルコ料理ですね。味もトルコ味でした。
ここでたちの悪い虫に刺された模様。この写真、さされた箇所もそうですがなんか自分の手首から手にかけて全体的に細いというかのっぺりしててなんか気持ち悪くて目が離せない画像です。
住宅街。たぶん千の窓は一応このへんのことを言ってると思われます。
窓の部分がせり出してるのすごい。
ベラト中心部にある教会。立派です。
なにやら立派な建物があるとおもってきてみたら、ただのホテルでした。
ここらで疲れたので一旦宿に帰ると、日本人の男性が新たにチェックイン。1つ歳上の人で、最近旅に出られたみたいです。世界一周するんだって、すごいね。
スタッフの青年が「今日日本人の女の子くるよー」と喜んでたのですが、男だったみたいです。ははは
一旦一休みして、また外に。なんか宿の裏の山に良いトレッキングコースがあるよって勧めてくれたのですが、柵の中にいる犬がまじどこの家の犬も血気盛んでなんど柵を飛び越えて私をかみ殺しにくるだろうと気が気ではありませんでした。結局トレッキングコースっぽいものはあったけど藪が深くてほとんど登れず挫折。
まあでもちょっと上から家を見れたのでよかったです。あれ、写真見ると全然上からじゃないな。
また帰って、さっきの日本人のRくんとご飯を食べに行くことに。やっぱりアルバニア料理はボリューミーで安くて美味しいです。ビールのグラスのサイズを間違えてること以外には満足しました。
帰ってからも、青年を交えて飲みなおしました。アルバニア、たまたま会う人にも恵まれなんか良いところだな。