本調子ではないのに取り囲まれる
暑いブハラでせっかくの個室、あほみたいにエアコンをガンガンにして起きたら坊主が隣でこんなんになってました。
というわけで早速観光に行きます。坊主はあとで出発するというので1人で行ってきます。旧市街はこんなような細い道で迷子になりそうです。ちなみに旧市街は世界遺産となっております。
まずはこちら、チョル・ミナル。『4つのミナレット』という意味だそうです。当時はマドラサの門番小屋として建てられたそうです。
ちなみに…ミナレットはモスクやマドラサなどに付随する塔のことをいうそうです。ほんでマドラサはイスラム世界でいう教育機関、学校を意味します。モスクに併設されることが多かったとか。by wikipediaです。このミナレットとマドラサ、これから腐るほど出てくるので覚えてくださいねー。あ、昨日載せた夜景のあの塔もミナレットです。
次の目的地までてくてく。
これから積み上げるレンガたち?
ラビハウズという旧市街の中心部にある池とその正面にあるマドラサを見に来ました、が、観光客で溢れかえってました。
ものすごい観光客です。左手にあるマドラサは御覧の通り逆光だしこの人だし、あとでまた来ようと思い一旦近くのベンチに腰掛け地図を見ることに。携帯で地図を見ていると気付いたら私のやけに近くに一人のおばちゃんが座りました。で、反対側にもう一人。違和感に気付き顔をあげるとカメラがこっちを向いてました。
両側に座っているおばちゃんとカメラを向けているおばちゃんはぱっと見は現地人、写真いい?と聞くので、う、うん。と答えて記念撮影。それを皮切りに私が座っていたベンチは見事に大量の現地人観光客に囲まれてしまいました。上の写真に写ってるの、欧米人の団体客もいましたが半分くらいは現地の方もいたっぽいです。1人ぽつんと座る私に気付いた現地人が、東アジア人がそんなに珍しいのかもう両側に座っていたおばちゃんと入れ替わり立ち代わりみんな私と写真を撮り始めひと段落着いたころに「私は学校の先生です。この子たちと写真を撮ってくれますか?」と最後に子供たちがわっと押し寄せてきました。これにあと5-6人はいました、写らず見てただけの子たち。
私のような人間相手でも子供たちは嬉しそうにわーっと寄り添ってくれました。で、今よく見たんだけどあんまりみんな笑ってませんね。どういうことですか。お腹が本調子じゃないので心まで傷つけにくるのやめてもらっていいですか。
マドラサ前にいた大量の観光客は私という生き物の見学を終えラビハウズのほうに去っていきました。嵐のようだった…。↓嵐
なんだったんでしょうあれ。お目当てのマラドサの前にはもう誰もいませんが逆光には変わりないしどうせ帰りもここを通ると思うのでまた来ることにします。
ラビハウズ
歩けばこんなのばかり
すごいな~と口を開けてあほみたいに歩いていたらお土産屋に声をかけられました。普段だったら通り過ぎるけどなんだかお客さんもいなくてゆっくり見られそうだったので立ち止まってポストカードを5枚ほど購入。母にウズベキスタンからポストカードを送ると約束していたので、ついでに甥っ子とか兄とかにも送ろうと思いまして。
また歩き始めるとカーンカーンと音が聞こえてきたのであたりを見渡すと銅細工?のお兄さんたち
写真撮っていいか尋ねると快く承諾してくれました。
散策の続き。
昨日少し見たアルク城。ブハラ発祥の地らしいです。
地球の歩き方によると、その昔モンゴル襲来のときにチンギス・ハンによりこのあたりの町民もかなり虐殺された、とありますが…チンギス・ハンってあのチンギス・ハン?私の知ってる彼と同一人物ですか?ずいぶんと色んなところに攻め込んでますね。日本に帰って彼の本かなんかあればぜひ読んでみたいです。色んなところでちょこちょこ見るんだよなこの名前。
ボラハウズモスク
20本の木の柱が特徴的。木にも細かい彫刻が施されてます。あと天井は赤色も使われてカラフルでした。青だけじゃないんですね。
内部
横にあったタワー。あまり魅力無し。
昨日きた場所。綺麗!青の模様が綺麗すぎますね。私なら書いてる途中で飽きて、上に登って青のペンキをぶちまけて終わると思います。
せっかくなので中へ入ってみることに。中庭みたいになってました。
ここを出て反対側のマドラサへ。今度は玉ねぎ2つ。
あとは横に建っていたミナレットを間近で。すごい模様。
先ほどの美しいモスクをもう一度。
このあたりの伝統的な刺繍。いいなあ私もこうやってお茶したいです。帰ったら自分ちの裏口の前にでも座布団引いてこうやってお茶飲もうかなと思います。
タキ・バザール
お土産物やさんがずらり
このお茶セットとか本当に欲しかったです。さすがに陶器持ち歩いて旅している人は見たことないのでぐっとこらえました。近い将来また仕入れに来たいと思います。
これアイヌのお土産にもありますよね。木彫りのフクロウの中にもう一羽フクロウがいるとか。まさか灼熱のウズベキスタンでアイヌの民芸品を思い出すとは思いませんでした。で、これどうやって作ってるんでしょうね。小さいときからずっと謎です。
ウズベキスタンのお土産は本当に全部かわいいんですよ。陶器もそうだし刺繍もそうです。全部模様が細かくてすっごい綺麗です。今自分の語彙力のなさにちょっと落ち込んでます。とにかくかわいいです。
暑くなってきたので休憩。暑い中でチャイを飲むのもまた乙なものよ。
真昼間はかなり暑いので一旦宿に帰ろうと思います。ただ帰ろうとしてもいたるところに目がひくものがあるのでどうも寄り道しがちです。
いや~ブハラすごい。決して大きな町ではないんです。小さな歩いてまわれる旧市街の中にこれだけたくさん見るものがあります。すべて美しくて目がまわりそうです、あれ、熱中症?
というわけで宿の近くまで戻って少し遅めのお昼ご飯。ラグメンです。今まではトマトスープの中に入ったラグメンでしたが、今度は汁なしラグメンです。こっちのほうがうどんナポリタンみたいな感じで好きです。
宿に帰宅しました。しばらく部屋で休憩し、坊主と夜どうするかと話し合うと台湾人のリーが今ブハラにいるので一緒に夜ご飯に行くことになった、とのことでした。
私は中国のカシュガルを、坊主はタジキスタンを彼と旅行してました。以下、リーと行動したときの日記。
というわけでリーと合流し3人でお洒落なお店に来てみましたが、3人で割ればたいした値段にはなりませんでした。リーが「中央アジアに入ってから、毎日シャシリク・ラグメン・マントゥ・トマトときゅうりのサラダしか食べてなくて飽きた…」と言うと私もなんか具合悪くなってきました。写真を見返すと確かにそうなんです。+ハンバーガーとプロフくらい。だいたいこの上のサラダだってウズベキスタンサラダ(トマトときゅうり)飽きたのでジャパニーズサラダを頼んだらトマトときゅうりが出てきました。どうなってるんでしょう。
帰り道も暑い。リーのせいでまた少しお腹が痛くなった気がしました。明日は本命サマルカンドへ移動です。