ウズベキスタンで旅の相棒をゲット

さて本日はカザフスタンを出国し、楽しみにしていたウズベキスタンに向かいます。意外にもカザフスタンに2週間以上いたみたいで、ネットではほとんど情報がなかったこの国を6都市も周れたのはF氏のたくさんのアドバイスのおかげです。本当にありがとうございました。

 

さてウズベキスタンタシケントに向かうバスですが毎朝7時発、チケットは6時から販売開始なので6時にはバスターミナルに来なさいとそこらへんのおっさんがアドバイスしてくれたので5時半に宿を出ました。起きたときにはまだ暗くて野良犬たちが吠えていたのでタクシー捕まえるまでに襲われたらどうしようとドキドキしてましたが、いざ宿のドアを開けると普通に明るかったです。宿に窓が少ないだけでした。

 

なんとVIPバスです。チケットは実際6時半頃に販売開始しましたが結構な人が並び最終的には満員で発車したのでやっぱり早めにきたほうがいいかもしれません。

乗客は地元の人たち、というかカザフスタン人とウズベキスタン人だけで第三国の人間は私だけだったみたいです。

f:id:chinkara-hoi:20190825195819j:plain

 

バスは定刻通り7時に発車し、11時過ぎに国境に到着しました。ただ着いたはいいもののものすごい人と車でバスを降ろされるわけでもなくただただ車内で待たされました。国境はいつも通り特に質問もなくスタンプをポンポン押されただけでした。13時半頃に入国も完了し車に乗って再出発、と思ったらいつのまにか携帯の時計が12時半に。iPhoneちゃんは優秀です。

ウズベク時間の13時15分頃、タシケントの南側にあるバスターミナルに到着しました。バスを降りると久しぶりにタクシー運転手に囲まれました。

親父1「どこ行くんだ!」

親父2「ここから中心部までは遠いぞ!」

親父3「乗ってけ乗ってけ!暑いから!」

親父4「そうだ乗ってけ!」

親父5「10ダラー!10ダラー!」

バスで私の隣に座っていたおっさん「違うこの子はサマルカンドへ行くんだ!」

うるせえええええええええええええええええ

 

最後の親父に限っては行き先も行ってないのに先に値段を突き付けてくるという糞野郎です。しかも親父がやたらと多いなと思っていたら、なんかちゃっかり一緒にバスに乗ってきたおっさんたちもにこにこしながらこっちを見てます。し、雑談でサマルカンドに行くとは言ったけど今日は行きませんよ、何言ってんですか。も~。こんなに取り囲まれたのはいつぶりでしょう。なんとなくベトナム人の顔が脳内をちらつきました。

 

そんなわけで適当に振り払い近くにあった地下鉄駅へ。

f:id:chinkara-hoi:20190825202329j:plain

ずいぶんとわかりにく入り口です。

 

この後タシケント駅まで向かい、宿に向かうバスをかなり長いこと待ち、無事チェックインできました。

ここウズベキスタンではUSドルとウズベキスタンスム両方が流通しているようで、いや基本的にはスムしか使えないんですけど宿代はドルで払える場所も結構多いみたいです。で、この国の不便なところはATMでお金をおろせないことも結構多いみたいで、ドルを両替所に持ってって換金するのが主流みたいです。私も宿に来るまでにATM自体は見ましたがお金はおろせませんでした。南旅館でウズベキスタンスムが余っている人と少額ですが両替していて持ってたのでバスや地下鉄は乗れましたが。あの時は彼らが困ってたので人助けの気持ちくらいで両替しましたがあのとき両替してなかったら私地下鉄にも乗れずどうしてたんでしょう。

で、現金調達です。宿にもATMありましたが動きませんでした。というわけで最寄りの銀行に行って両替。

f:id:chinkara-hoi:20190825202257j:plain

 

ウズベキスタンスムは1000スム=13円ということで大きい紙幣も少ないので両替したらたいした額じゃなくても分厚い札束がもらえて財布に入らないということを聞いてましたが大した量にはなりませんでした。むしろ割と大きい紙幣ばかりで使い勝手が悪そう。

どちらにしろ紙幣のサイズが大きめなので私の財布には入らず、しばらくぽっけに札束で暮らすことになりそうです。ポッケのチャックが活躍する日がきました。

 

暑すぎる。

f:id:chinkara-hoi:20190825202249p:plain

 

宿に戻ってお腹が空いたので夕食。

f:id:chinkara-hoi:20190825202303j:plain

 

2人分です。安定のラグメンです。真ん中のはピーマンの肉詰めみたいなやつで美味しかったです。シャシリクは写真では2本だったけど実際には1本しか来なかったのであとでもう1本追加しました。

で、ここで南旅館で会った同級生の坊主に再会です。一言だけですが南旅館の記事で一言だけ触れております。坊主を更に坊主にした彼です。

chinkara-hoi.hatenablog.jp

 

私がキルギスから北上しカザフスタンを旅行していた時、彼は南下してタジキスタンを旅行していたそうでここタシケントで再会となりました。坊主は昨日タシケントに来たそうです。これはいつかブログに書きますが、ウズベキスタンの次の国トルクメニスタンで野宿の予定があるので、さすがに野宿一人はな~と旅の相棒を探していてトルクメニスタン入国前に誰か捕まえられたらいいなとは思っていたんですが思ったより手前で捕獲してしまいました。まあ坊主は同じ歳ということもあって気も遣わないのでしばらく一緒に行動することになりました。いや、厳密にいうと「トルクメニスタンまで一緒に行きましょうね!」と約束したわけではないんですけど私はもともとタシケントに2泊予定、坊主は昨日から3泊予定、でウズベキスタンは宿代がどこも1000円近いこともありあんまり長居できないのでなんか話してるとほとんど同じ旅程で動くことになりそうですね~と確認した程度です。

ちなみにこのブログの方針上YちゃんだとかKさんだとかみなさんイニシャル表記ですが、彼は既にイニシャル被っちゃってますので本人の承諾を得て「坊主」となってます。

 

ちなみに今後長らく登場することになるので紹介させてもらうと坊主は九州男児で、南旅館にいたときはちょこちょこ会話するくらいでめちゃくちゃ仲良しというわけではありませんでした。それこそ一緒に髪を切りに行ったくらい。あとは坊主も私と一緒でぐいぐい値切りに行くのが苦手とかそんな人です。気遣いができてみじん切りが上手くてキョクボルの映画を見たとき主人公が最後まで誰かわからなかったという天然さを持ち合わせ、まあなんとなく悪いことは出来なさそうな人、というのが印象です。詳しくはこれからわかっていくことになります。

 

というわけで坊主と食事をして料金を支払い、「あれなんかぼったくられてませんか?」と坊主が気付くも元々料金表がない店なので太刀打ちできず、宿に帰ってお互いの旅がどうだったのかお喋り。「針いりませんか?」と言うので何事か聞くと、縫物をするのにバザールで針を買ったがこんなに買わされました、という事でした。丁重にお断りして、この日は終了。こんなに針持ち歩いてどうするんですかねこの人。

f:id:chinkara-hoi:20190825205126j:plain