雲南省香格里拉から四川省香格里拉鎮へ行こう

どうしてこの国は同じ地名をすぐ近くの土地に付けちゃったりするんでしょうね。そんなにシャングリラ気に入っちゃいましたか。

 

はい、というわけで本日は香格里拉から香格里拉へ移動します。雲南省から四川省です。宿のオーナー曰く、雲南省香格里拉がシャングリラシティ、四川省香格里拉がシャングリラタウンだそうです。

私は特に意味もなく成都を目的地として置いているんですが、みなさん昆明→大理→麗江香格里拉と定番ルートを通ってここで行き詰るみたいなんですよね。実際宿で会った外国人観光客に、次どこ行くのー?とか聞いても「決めてない」とか「成都に行きたいけど麗江まで戻るか考え中…」みたいなあやふやな人しかいませんでした。私もその一人だったんですけどね。なんせここから北上してしまえばチベット自治区、外国人の立ち入りは制限されていますので北上は出来ないし、かといって戻るのも癪に障るし…というわけでみんな大好き宿のオーナーに昨日相談させてもらったら、稲城に抜ければいいよとのことでした。はい、何があるか知らんけど麗江に戻るより1000倍マシなんでそうしまーすと二つ返事で決め、調べてみたらあらやだ行きたかった場所が稲城にあるのねと気付きました。

中国に行ってまで稲城行くのかよ、と少し思いましたが南武線京王線?の稲城と違って日本語読みは「とうじょう」だそうです。中国読みはダオチェン。

 

私が行きたかったところは稲城亜丁自然保護区というところで、稲城と名前はついているものの稲城からは程遠く、稲城から南下した四川省香格里拉鎮に宿泊して、さらにそこからバスで亜丁村にある自然保護区に向かうのがいいそうです。なんだか説明してるだけで中国が嫌いになりそうです。ちなみにここもいつも通り、チケットセンターは香格里拉鎮にあり亜丁村までのバス代金も自然保護区入域料とは別途で徴収されるという恐ろしいシステムになっていますこの野郎。亜丁村にも宿があるそうですが、バカ高いみたいですよ。調べてませんけど。

というわけで私は香格里拉鎮に宿をとりましたがそれでも値段は高いし食堂なんてとっても入れたもんじゃないのでゼエゼエします。息苦しさは標高のせいでしょうか物価のせいでしょうか。

 

そんなわかりにくかったので、昨日は1日バスの予約兼お散歩したりオーナーに旅程の相談をするはずがオーナーの日本旅行の相談を受けたり宿の看板犬と遊んだりしたので特にやりたいことが進んだわけではありませんでした。えっへん。

ところでオーナーにチベット語話せる?とさらっと聞いてみたら、俺は中国人だからね~と返されてしまいました。私からしてみたら見た目はほっぺが赤くてなんだか少数民族っぽいんですがただの日焼けだったみたいです。漢民族にタシデレーと挨拶するわけにもいかないし、かといってチベットの人にもニーハオと挨拶するのはなんだか気が引けちゃうのでここ数日は外国人らしくハローと挨拶しています。外国人だとバレるのは防犯的によろしくない気もしますが、やっぱり外国人と認識してもらったほうが色々楽な面もたくさんあります。中国語で色々まくしたてられるよりかは。

 

というわけで話がそれましたが本日私が目指すべきは香格里拉鎮ですが、今いる香格里拉のバスターミナルからは直行便がありませんので一旦は稲城を目指し、そこからシェアタクシーかミニバスで向かいます。約10時間かかるとのことです。1日1便、朝8時出発の便は乗客を6~7割乗せての出発となりました。

香格里拉稲城間は絶景の連続で、寝るひまなんてありません。忙しいです。

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山を越えても超えても山が出てきて、山が緑だったのにいつのまにか岩山っぽくなっていたり土色だった川は鮮やかな緑色になっていたりすごいですほんと。中国の人たちは観光地として北海道大好きだそうですが、ちょっとあんたらのほうが全然すごくない?と思ってしまいます。いや北海道もそんじゃそこらの自然には負けないですが、ここらと比べたら分が悪いですよ。

 

バスに揺られること7時間ほどすると、バスが停車し「香格里拉香格里拉~」と運転手が言うので挙手するとバスを降ろされました。降ろされたら宿の客引きに捕まりましたが、予約した宿の客引きのおっさんに無事捕まったのでラッキーです。

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上の赤ピンが稲城、下が香格里拉鎮です。左の道から来てT字路で降ろされました。稲城から南下する手間が省けて良かったです。

というわけでここから30分ほどかけて香格里拉鎮に到着。物価は恐ろしいことになっているので夜はカップ麺でしのぎました。この小さな観光村はまだ新しいようで、ずいぶんお洒落な感じの宿や食堂が立ち並んでいます。

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さて、明日は稲城亜丁自然保護区にいってきたいと思います。