中国の感想／おすすめ宿情報 - こっそり我が道をゆく

というわけで約1か月半滞在した中国からやっと脱出しました。

感想はといいますと、中国は思っていたよりも街は綺麗だったし人もうるさくなかったし良いところでした、食べ物も美味しいし。中国人は数字どころかYesもOKも英語使わないですけどでも英語できないなりに一生懸命コミュニケーションをとろうとしてくれたり翻訳アプリをその場でインストールしてくれたり、ぶっきらぼうな人も多いけどそれなりに親切にしてくれました。観光地は入場料がやたらと高くて貧乏旅行者泣かせですが、あの広大な大地には日本では全く見られないような景色が広がっていて行かなきゃよかったなんて思った場所は1か所もありません。

しかし想像以上に不気味だったのも事実で、街中で光る監視カメラ、交差点ごとにある交番、駅や観光地に入るたびにある荷物チェック、いたるところにある共産主義の標語など疑問に残るようなことも多かったです。やましいことは何もしてなくてもやはり監視の目は気になりますし、その気になれば一人の旅行者くらい簡単に消してしまうような力が絶対ありますので、あの国は。

ただ少なくとも新疆ウイグル自治区以外の場所での公安は親切でしたし、あの監視カメラの量だとスリ・ひったくりなんかの軽犯罪も多くはないのではないかと思います。少なくとも街歩きなんかでは東南アジアより気を引き締める必要がなかったことも事実です。

私は中国でまだまだ見たいところがたくさんあります。今回は雲南省をメインに、成都、西安、新疆ウイグル自治区とまわりましたがそれでも雲南省もウイグル自治区も泣く泣く諦めた場所もあるし、私が通過したエリアなぞ中国の1／10もないかと思います。九塞溝だって行ってみたいし、桂林も見たいし、万里の長城だって今回見れなかったし、上海や北京なんかの都市部だっていつかは行ってみたいと思います。中国の見たいところなぞあげれば数えきれないけれど、じゃあ今また中国行く？って聞かれたら、今はいい…っていうかしばらくいい…って気分です。それなりに満足したのか疲れ果てたのか、どっちかは自分でもわかりません。両方かもしれません。最後のウイグル自治区のあと味の悪さがなければまた行きたい！となっていた可能性もあります。

たかが1か月半です。今までで一番長くいた国ですが、どの国よりも中国がよくわからないし、中国人のこともわかったようなわからないようなそんな感じです。ただ私が出会った中国人たちはフレンドリーで、困ったらいつでも連絡しておいでと言ってくれて、もういいと言っても食べ物を分け与えてくれるようなそんな人たちでした。今までのどの国の人たちよりも一人で旅行していた私を気にかけてくれたし、絶景の景色だけじゃなくそういった面でも思い出に残ってます。

FacebookやTwitterを見てもどこにも彼らの存在は出てこないからあれ全部夢だったのでは？くらい既に思ってしまってるけど、なんだかんだ今でも消さずに私の携帯に残っているWeChatのアプリを開いてみたら彼らの漢字だらけのやかましいつぶやきや暑くるしいほどの自撮り画像を拝めるので、やっぱり彼らは彼らだけの世界で今日もわいわいがやがや楽しくやってるんだろうなと不思議な気持ちです。

何も知らないただの旅行者の自分がよその国の政治に口をつっこむ気など毛頭ありませんが、あの国に住んでいる人たちがそれぞれの文化を尊重し、平和に暮せればいいなとこの小さな脳みそで考えるのでした。

というわけで以下、中国のおすすめ宿情報です。2019年5－6月時点で外国人が宿泊でき、かつ自分がおすすめ出来る宿だけ載せます。英語表記でBooking.comから検索できると思います。別に中国語表記もあったはずですが…めんどくさいので省略。

【昆明】

・The Hump-Mulan Guest House

　オーナーの女性が英語を話せます。住宅街にあり静かで居心地が最高にいいです。

　猫ちゃんが可愛いですが甘噛みがわりと本気。

【大理】

・Dali Mu Fu International Youth Hostel

　1泊18元で破格のお値段。トイレは洋式もあり。とにかく居心地がいいです。

　スタッフは英語不可。宿の近くに安い食堂も多い。

【麗江】

・Travel Ji Youth Hostel Ancient Town