ビザの延長申請手続き

5月5日に中国に入国し、本日5月16日ですので中国滞在は12日目となります。

 

日本人がビザ無しで滞在できるのは15日間までですので、ビザの延長手続きをしなければなりません。ベトナムですら15日でまわり切れず下半分はカットしたので、中国なんて無理に決まってます。延長申請した日から+30日でもらえるそうなのでちょっと面倒でしたが宿のお姉ちゃんに助けてもらって頑張ってきました。

 

①宿泊証明書をとりに警察へ

宿によってはパソコンで申請してGETできるみたいですが、私の泊まっている宿はそれができないのか9時半になったら警察行くよ!とのことでお姉ちゃんと歩いて警察へ。宿を出て数十mでお姉ちゃんがすっころびました。昨日の様子から察するにお姉ちゃんは英語が全く喋れないですが、すっころんだ瞬間に「Am I crazy?!」と叫んだのでなんだ出来るじゃん…と思いました。その後2回くらい滑ったりしてました。というのも警察は古城エリアの中にあり、道は石畳なのですが結構滑るのです。雨なんて降ったら結構気遣うと思います。

お姉ちゃんが地図を見ながらぐいぐい進んでいきます。警察の場所もわからんの?と不安になりましたが、それもそのはずで古城の中は迷路のように道が入り組んでいます。たぶん私も地図アプリが無いと古城から宿には一生戻れない気がします。

そんなわけで同じ道を3往復してみたり、結構迷いながら10時に警察へ。担当してくれたおじさん警官はいい人で、緊張せずに済みました。なんだかパソコンの調子が悪いのかネットが繋がらなかったのか、少し時間がかかりましたが無事宿泊証明を出してくれました。記載された内容(氏名、入国日、電話番号など諸々)をお姉ちゃんと一緒に確認し、それにサインして無事GETです。パソコンの画面にGoogleの検索画面が映ったのは私の気のせいですよね…。あとは机の上に刀が…。

この後は写真館で写真を撮って、麗江市公安局で申請書類を提出するんだよ、と警官が翻訳アプリで教えてくれました。事前に調べた通りです。お礼を行って警察を出ると、お姉ちゃんがさあ写真を撮りに行こう!と言うので、一緒に来てくれるの?と聞くと一緒に行くよ~公安局なんて行くの初めてだあ!とのこと。一人でも良かったけど、まあでもありがたいです。

 

➁証明写真撮影

歩いて写真屋さんへ。写真屋さんは古城エリアの外にありますが外に出るのにまた迷いに迷いました。お姉ちゃんが「朝ごはん食べた?お腹空いた?」と聞いてくるので、食べてないよの意味で「NO」と答えたらそっか~といってしばらく歩いて鮮花餅屋に入ったので、こいつも私のお腹を壊したいのか????と一瞬焦りましたがどうやら道を聞いただけだったみたいです。良かった。鮮花餅は大理の名物というより雲南省の名物なのかもしれません。麗江にもお店がたくさんありました。

写真屋さんに着くと椅子に座らされ、お姉ちゃんと写真屋のおっさんに髪を直され、ばしっと2枚撮って完了です。おっさんは私の服のよれよれが気になるようでしたが仕方ありません。パソコンの修正でがっつり直してました。

私証明写真は日本で撮って持ってきたんですけど、どうやら写真そのものが必要というよりも写真屋さんが出してくれるレシートのような紙が必要みたいです。ネットで色々手続きしてたっぽいので公安のサイトかなんかに私の写真を登録してたのかもしれません。もちろん撮った写真(パスポートサイズ)は貰えます。がっつり修正してとってもきれいですよ。すっぴんヨレヨレなので就活には使えませんし自分の持ってきた写真も併せて今後確実に余ると思いますが。ちなみにお値段30元。

 

③公安局でいざ申請手続き

また公安局まで歩きます。トータルで考えると結構な距離を歩いています。私は平気なんですけどちょっとお姉ちゃんに申し訳ないですね。

公安局はとても立派な大きな建物ですが中に人は全くいません。びっくりするほど静かです。建物に入るのに正面の階段を登り、入ったらすぐ目の前にある大きなカウンターで手続きです。公安局の人は英語を喋れるようでしたが、お姉ちゃんがいるので中国語で何やら会話しています。警察の時もそうだったんですが、怒ってんのかな??と思って聞いていてもお姉ちゃんは笑っていたりするのでこういうもんなんだと思っていましたが、今回はお姉ちゃんの顔が引きつっているので何かまずい事態になったのかしら…ととても緊張しました。だって絶対怒ってるもん公安の人。私のパスポートをパラパラめくり何かぶつぶつ言っています。

唯一心当たりのある不安の種。15日ルールでいうと、19日までしか中国に滞在できないんですよ私。でも宿泊証明は「20日まで今の宿に滞在します!」と警察の方に伝えて作ってもらいました。というのも19日が日曜日で、今日(木曜)ビザを申請して翌日には受け取れないことを知っていたので、受け取りは月曜だろうと予測し20日まで滞在する、と言って作ってもらったんです。でも20日には私はいちゃいけないことになってるわけで…それがなんかだめだったかな??こりゃ通らないか??と結構本気でバクバクしてました。周りが静かなのも相まって緊張もピークです。

そしたらお姉ちゃんが私の隣で翻訳アプリをいじり始めました。いつもはお姉ちゃん、スマホのマイクに向かって喋りかけてそれを英語に翻訳して画面を見せてくれるんですが、今回は周りも静かでお姉ちゃんも公安の人に聞かれたくなかったのかなにやら画面に長文を打ち込んでます。うわ~やっぱりこれ絶対まずいことあったんだ…終わった…と思っていたら画面に、「ごめんなさい。私、あなたの名前を間違って打ち込んでしまったみたいでちょっと時間がかかるかもしれません。」

お、お前のミスかよお姉ちゃん…!!

私が心配していたことは何も関係なかったようで、普通に20日に受取ね~と言われました。お姉ちゃんは怒られてましたけどw

にしてもどういうことでしょうね、警察では一緒に名前をチェックしたしお姉ちゃんが何かする場面はなかったんですが、きっと行く前に宿のパソコンから何かしてたんでしょうね。だとしたら私にはどうすることもできなかったので結果お姉ちゃんがいてくれてよかったです。お姉ちゃんはそれを直す必要があるのか、朝行った警察の番号だと思われるものを書かれた紙を受け取ってペコペコして公安を出ました。とりあえず無事申請完了してよかったです。

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ちなみに、申請書類はパスポートに書いてあるローマ字の名前の他に漢字で記入させられ、あとは電話番号とサインをするくらい。

ビザが即日もしくは翌日に受け取れると言われている楽山でのビザ申請では今後の旅程表(行き先、宿泊するホテルの名前、交通機関)を提出させられるような旨の記事を見たので私も今後の行く都市とそのホテルを適当にしらべて準備していったのですが、麗江市での申請ではまったく必要ありませんでした。あとパスポートコピーも顔写真のページと中国の入国スタンプがあるページが必用とのことでしたが顔写真のページだけでOK、あとは160元と宿泊証明、写真屋さんのレシートだけで完璧でした。

歩いたので時間がかかりましたが、手続きそのものは比較的順調。9時半に宿を出て公安局を出たのは11時50分でした。今回はお姉ちゃんのご厚意で宿泊証明をとる以降もついてきてくれたのでスムーズに進んだのもあると思いますが、写真屋さんも慣れてそうだったし公安の方は英語が話せたので個人でも問題ないと思います。

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帰りはお姉ちゃんが「タ、タ、タグシィ!」とタクシーで帰ろうと提案し、タクシーで帰りました。フージャオ(中国語でパスポート)と言われても私は意味はわかるのですが、お姉ちゃんも1回頑張って「パ、パ、パ、パスポオト(ほら写真屋さんに見せて!)…」と伝えてきたので私もやっぱり単語位勉強しなきゃなと思いました。にしてもタクシーもパスポートも自国の言葉に変えてしまう中国やっぱり強いです。

 

というわけでちょっと休憩し、お昼を食べて古城を散歩してきました。

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なんだか麗江に入り物価があがり、しかもその分少し豪華になりました。

 

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わあすごい!

麗江古城はナシ族がつくったとされいている町です。

かわいい植物で飾り付けられていたり、ナシ族独特の文化であるトンパ文字というまるで絵文字のような文字が壁にかかれていたりで決してそんなことはないんですが、街並みだけみたらあ~昔の中国ってこういうイメージだよねえみたいな建物がずらーっと並んでいます。

 

今日は午前中たくさん歩いたしさーっと見て本格的な観光は明日…と思っていたら迷いに迷って結構しっかり色んな所を見て回りました。意図せず。

 

よくわからない道を通り古城エリアを抜け出し、本屋によって中国の紙地図を購入しました。これから1か月いるので便利かなと。目的地と現在地が遠すぎて、スマホの地図だとそこに道が繋がっているのかまったく確認できないのです。広すぎるよ…。結果紙地図もでかすぎてなかなか不便ですが、ぱっと見で位置関係が確認できるのと直接道が繋がっているのか鉄道があるのかくらいは確認できるのでいいです。あと紙地図にはロマンがあります。捕まってお前この地図でなにしようとしてた!とならないことだけ願っています。

 

さあ、明日は早起きして人のいないうちに古城内を観光したいと思います。