びびりながらの入国

というわけで本日ついに中国へ入国します!

朝起きてネット対策と目的地である混明までの行き方を再確認。うん、バッチリ!8時前には宿を出発し歩いて国境へ。ベトナム楽しかったなあ~と感傷に浸ることもなく淡々とバイクに轢かれないようにだけ気を付けて歩く。うまく説明できないけど、ラオカイはあんまりベトナムっぽくない気がしたもので。やはり国境の街だからか独特な雰囲気があるんでしょうか。

ベトナム側のイミグレはずいぶんと立派な建物で、パスポートを出したら特に何も聞かれずスタンプを押されあっけないものでした。
建物を出て歩くとすぐそこは中国。なんだかこちらも立派です。ベトナム側から中国へ向かう人たちが多い模様。


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大きい荷物を荷台に乗せて運ぶベトナム人(たぶん)達は別の列があるようで、我々一般旅行者とは違い建物の外で行列を作っておりました。
一方私はといいますと、建物の中に入り人数あまり過ぎでは?と思うほどの入国審査官なのか公安なのかよくわからないけど青色のシャツに身を包んだ中国人おじさん達に尻込みし、なかなか先に進めずにいると一人のおっさんが声をかけてきたのでパスポートを見せてみました。怖い顔で私のパスポートを覗き、そのあとすぐニコッとしてこっちの列であってるよ~とのこと。優しいじゃない…。

入国のさいには「どこいくの?」「中国くるのは初めてか?」「どれくらい滞在する予定?」と色々聞かれものすごく緊張しました。暑くないのに大汗をかく私。
ガシャン、とスタンプを押す音が聞こえて一安心するも、その後もパスポートを見てるのかパソコンの画面を見てるのかなかなかパスポートを返されずものすごい長い時間に感じましたが、結局何事もなくパスポートは私の手元に返ってきて無事入国できました。ふう、本当に良かった。

入国後は、さてどうしようか、朝からばっちり昆明までの行き方を調べたくせに、正直バスでも鉄道でもどっちでもいいんだよな~とふらふら歩いているとバイクタクシーのおじさんが中国語で話しかけてきました。??と困った顔をしていると、「コンニチワ?」と言ってきたのでこんにちわと返すとそのおじさんは英語を操り、鉄道でもバス停でも連れてってやる!と言います。国境の客引きなんて一番怪しいんですけども、両替所に寄ってくれる+バスターミナルまでで15元とのことなのでお願いしてみました。

ていうか中国にもバイタクっているんですね。東南アジアだけかと思っていました。バイクといっても今まで東南アジアでお世話になっていたバイクとは違って、大型バイク?です。あんまり詳しくないからわからないけど。前と後ろにバックパックを背負って後ろにまたがっても余裕があるくらいの大型でした。中国は道が良いからか、おじさんは大きな道路に出ると急にスピードを出し今回こそは本気で後ろに吹き飛ばされるかと思いました。

連れてきたところはバスターミナルではなくてそのへんの路上で、1台の白いバスが停まっているだけ。
ふむ…?と思っていると、ここから昆明行きのバスは本数が少なくて今の時間はないと思うから、この(白い)バスに乗って蒙自という街までいって、そこから乗り換えて昆明に行きなさいとのこと。なるほどなるほど。バイタクのおじさんは、蒙自から昆明行きはバスたくさんあるよな?こいつ昆明に行くんだよ!みたいなことを路上でカップ麺食べてるおっさんに確認し(多分)、カップ麺おじさんも私に向かって昆明昆明!と言ってるのでこれで大丈夫なんでしょう。
バイタクのおじさんは「あんまり英語上手くなくてごめんな!旅行楽しんで!」と言って颯爽と去っていきました。確かに流暢ではなかったけれども、今考えればこのおじさんは宿のスタッフを除き最高に英語が話せる人物でありました。(5/8現在)

蒙自までは約100km離れていて、2時間かからずに到着。東南アジア諸国なら100㎞はもっと時間がかかるのでさすが中国様様です。途中で検問があり、私だけバスを降ろされ4人ほどの公安に囲まれたときはまだ本当に何もしてないのにもう捕まるんだ…終わった…と思っていたら何やら中国語でワンワン言われ、私も「クンミン!クンミン!」(中国語で昆明のこと)とそれだけを連呼したら、それだけで何かを納得したようで無事解放していただけました。ちょろいです。

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蒙自のバスターミナル。立派です。
ここで昆明行きのチケットを購入。14:20発でした。

暇なので周辺をうろうろしたのですが、想像より遥かに道はきれいだし、何より私が観光地でお見掛けする中国人たちよりはるかに静かでございます。
ここは中国雲南省ですので大都会の人たちより穏やかな人が多いんでしょうかね。バスターミナルには民族衣装だろうと思われるカラフルな服を身にまとったおばちゃん達も見かけ、すごくおもしろかったです。観光地向けじゃなくて、普段から着てるんだなあと思って。

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初中華、9元。2種類に見えるけどおかずは実は4種類あります。
ものすごくおいしかった…。

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昆明行きバス。想像よりお値段高かったんですけど、私なにか間違って良いバスチケット買っちゃったでしょうか。
というかあとで鉄道料金を調べてみてびっくり、バスでいくより鉄道のほうがはるかにお値段が安かったみたいで。私何調べてたんでしょうね。ハハハ。でも英語も通じない、ネットに情報もない道を行くのはちょっと楽しかったです。

昆明東バスターミナルに着いたのは18時過ぎです。着いたのはいいけど、宿までの行きかたがまったくわからないし、10km以上あるから歩ける距離ではないし、困ったな~と思ってるとタクシーの客引きにあい、「100元!」と言われアホかこの野郎と相手にせずとぼとぼ歩くもさてどこ行こう?状態です。
よくよく地図を見るとバスターミナルの隣に地下鉄がありました。これに乗って行こう!
というわけで宿の最寄り駅まで移動、地下鉄の中も静かできれい。本当に中国なの?

最寄り駅から宿までも3㎞以上あるので歩きます。時刻は19時。

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で、この明るさ。ベトナムと緯度はほとんど変わらないのに中国に入国して時間が1時間先に進んだんですよね。これ、何がどうなってるのかちょっと頭悪いので何度考えてもん?となるんですけどとりあえず19時でもまだ明るいのです。昆明は。

街を歩くといたるところに監視カメラ(たまに光る)、交差点には高台のように作られた交番、歩いている人も交通量もそこそこなのにやたら静かでちょっと不気味です。夜(といってもまだ明るいけど)でも人が多いのは旅行者的には安心だけど、今まで感じたことのない空気感で自然と早歩きに。
無事20時すこし前には宿に入り、近場の中華料理屋でチャーハンを食べ、本日は終了。

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5月8日現在、なにもしなくてもはてなブログは繋がるみたいなのでとりあえず更新してみます。
そのうち繋がらなくなると思うけどね、絶対。