カンボジアからベトナムへ楽ちん国境越え
ボートでの越境を諦めたので、メコンエクスプレスという国際バスで移動します。
今回の国境越えはとても楽チンで、バスに乗り込むとスタッフのお姉さんにパスポートを預け手続きやら何やらやってくれるそうです。
カンボジア側の国境の街バベットでお昼休憩をしたのですが、そこはテレビで見たことあるカジノの街でした。ベトナム側からの観光客を狙ってどんどん発展させてるとテレビでやっていた気がしますが、土埃が舞い道路にも砂が乗ってる感じはカンボジアそのものでした。カジノも見かけましたが繁盛してるのかしら…。そして何よりそのテレビのナレーターはピエール◯さんだったので、いま番組がどうなってるのか心配です。おもしろい番組だったのに。
カンボジア側のイミグレーションに到着し、スタッフのお姉さんに着いていきます。せかせか着いて行く欧米人たちにその後ろをちょろちょろ行く1人の東アジア人、呑気にちんたら歩く現地人たち御一行です。
出国審査はいたって簡単で、カンボジア人審査官はパスポートをたいしてみることもなくスキャンだけしてパスポートは返却されました。オリンピックの借りはオリンピックでしか返せないように、国境での借りを返すため拳をグーにして待機してたのですが使う機会がなくて残念でした。命拾いしましたね。
再びスタッフのお姉さんにパスポートを預けバスに乗り、今度はベトナム入国です。入国審査官がいると思われるカウンターをスルーしてお姉さんはどんどん進んでいき、立ち止まる我々。まだパスポートを返却されてないのです。しばらく待ってもお姉さんは戻ってこないので、誰かが「これ進んでいいんじゃない?」と言って普通にみんな歩いて通り過ぎました。ちょうどそこに戻ってきたお姉さんは「あんたたちなんでここにいるのよ!」とびっくりしてました。ていうか入国審査官も無断でゾロゾロ行く外国人たちを止めなさいよw
ベトナムにビザ無しで入国できる国の人たちなのか、日本人(私)とインドネシア人とアルゼンチン人とどこぞやのヨーロピアンは先に通してもらえました。ビザが必要な方々はお姉さんに5ドル払って少々時間がかかって入国しました。
あとはカンボジアの一切耕された形跡がない剥き出しの大地です!みたいな景色ではなくなりちゃんと農業の形跡が見えます。一安心。
そこかしこに細い路地があり宿を探すのが少し大変で、道路を横断するのも慣れるまで時間がかかりましたが意外と信号はちゃんとしてるし大丈夫でした。それよりベトナム名物バイク野郎どもは平気で歩道を爆走するのでそれが怖いです。
この国危ないじゃん…と思いました。
宿に着くとタイ以来の日本人に会いました。
バックパッカーになって世界中のいろんなとこ行きたいんだ!今はまだ見習い!と言うこのおじさんは少年のようにキラキラした目でベトナム滞在中にあったことやおすすめの街を教えてもらいました。すごく素敵なおじさんでこんなふうになりたいなと思いました。おじさんになりたいと言う意味ではなくって、歳をとってもなんでもやりたいことにチャレンジする人間になりたいと言う意味ですもちろん。
夜はおじさんが仲良くなったフランス人と飲みに行くというので、一緒に連れて行ってもらいました。
おじさんは、フランス人のアントニーはナイスガイだよ!と言うんですが、おじさんの言うナイスガイはあんまり信用できないよなと思いつつ会ってみると本当にナイスガイでした。5ヶ月間アジアを旅してるそうです。
そこらへんを歩き回り、サトウキビジュースをみんなで買ったのですがアントニーが奢ってくれました。
ありがとうとお礼を言うと「ノープロブレム!」とニコッとウィンクしてくれました。
何この人超かっこいいんですけど…やだもうーサトウキビジュースお値段以上の価値ありじゃーんって感じです。ちなみにサトウキビジュースは5000ドン(25円)です。平和な世界。
その後はみんなで生春巻きを平らげフォーと思われるものをそこらへんの路地で食べました。
道端食堂を見てると、フォーにもいろいろ種類があるのか麺が太かったり細かったりします。私が食べたあれはフォーだよな?野菜や香草をたんまり乗せてとても美味しかったです。ごちそうさまでした。
生春巻きを作るお姉さん
その後は宿がある繁華街に戻り、宿のスタッフの男の子を呼び寄せて路上でサイゴンビールを飲みました。
宿近辺は夜になるとネオンが光りそこらじゅうの店から音楽が鳴り響きそれはもううるさくてうるさくて会話ができないほどです。酔っ払ってフラフラ歩く観光客に、自転車でスルメイカを売る人、なんでわざわざこの道を選んだの?って問いたくなるバイク野郎ども、路上に並べられた小さな椅子とテーブルでカオスな状態です。
まあでも、私は普段宿で飲むか宿からほど近い店でささっと飲んでそそくさと帰るだけなので、こういうのもたまにはいいかな〜と。
帰ったらシャワーを浴びて爆睡です。