パラダイスケイブ・フォンニャケイブへ
フォンニャ=ケバン国立公園(フォンニャ=ケバンこくりつこうえん、ベトナム語: Vườn quốc gia Phong Nha-Kẻ Bàng / 園國家峰牙-己榜)[1]は、ベトナムのクアンビン省にある国立公園である。2003年7月3日、ユネスコによってベトナムで5番目となる世界遺産に登録された。4億年以上前にできたとされるアジア最古のカルスト地帯を擁する[2]。
フォンニャ=ケバン国立公園は、約86,000haの面積をもつ。公園の94%は原生林で、専門家によると568種の植物、876種の動物(大きな獣類113種、爬虫類と両生類81種、魚類72種、鳥類259種、鳥類302種)が生息しているという。植物には世界とベトナムのレッドブックに入っているものも多い[3]。
大小約300の洞窟がある。これらはまだ詳しく調査されていないが、フォンニャ洞、ティエンソン洞、ヴォム洞など一部が開発されている。洞窟はそれぞれ多様で、鍾乳洞は非常に美しく幻想的だ。 英国の王立地理学会の報告によると、フォンニャ洞の長さは7,729m[4]、その美しさ、大きさ、広さなどから最高の評価を与えられている。
だそうです。ウィキペディアより。
前回の解説の少なさをウィキペディアで補ってみました。
というわけでこの小さな町フォンニャには洞窟がたくさんあります。町は山に囲まれ、その山の感じはなんだか知床っぽいです。ここに海はないけれど。岩肌が露わになった山がドーンとそこら中にそびえたっています。
主に観光客が目的とする洞窟は3つあり、フォンニャケイブ・パラダイスケイブ・ダークケイブとあります。このうちダークケイブは、ターザンのようにあ~ああ~しながら洞窟まで行ったり、洞窟の中で泳いだりとアクティビティがメインみたいなので私はパス。というわけでフォンニャケイブとパラダイスケイブに的を絞ったツアーを申し込みました。
ツアー代金50US$というのはアホみたいに高いのですが、個人じゃいけないのです。
パラダイスケイブは町からかなり離れていてバイクじゃないと行けないし、フォンニャケイブは町にあるボート乗り場からボートで行くのですが、このボート代金はシェアしないと一人じゃあほみたいに高いのです。バイクにも乗れず友達もいない私には打つ手なしでございます。
同じ部屋だったマレーシア人の女の子と日本人おじさんはバイクでそれぞれパラダイスケイブには行ったみたいですが、フォンニャケイブには行ってないようでずーっと今日行くか悩んでました。
日「フォンニャケイブどうする?」
マ「でもボート代高いよ…」
日「一緒に行く?でも一緒に行っても高いよねえ?!」
マ「うん!!すごい高い!!!」
日「やっぱり行くのやめるか!!」
マ「そうよパラダイスケイブ最高だったもん!!」
日「すごかったよなあそこ!!ナンバーワンだよ!!」
マ「ベストケイブよ!!」
マ「…フォンニャケイブどうしようか」
2人はこの繰り返しで、昨夜私がシャワーを浴びてる最中もずーっとエンドレスでこの会話をしておりました。朝、私がツアーに行くときもまだ同じこと話してました。もう行きなよ。気になりすぎでしょう。
というわけでツアーです。欧米人たちと、ベトナム人カップル1組と私です。シンガポール人も混じっていたようですが、どの人たちがシンガポール人かまったくわかりませんでした。カップルと私以外全員欧米人に見えたんですが…。
最初はパラダイスケイブ
かっけええええええええええ
なんだこれ…めちゃくちゃかっこいい…天国の洞窟というよりどちらかというと宇宙というか他の惑星っぽいですけども!
あとでいくフォンニャケイブは結構昔から発見されていたそうで世界遺産に登録されていますが、パラダイスケイブのほうが比較的新しく発見されていてまだ世界遺産にはなっていなかったはずです。ここはアジアで最長の洞窟らしく、観光客が実際に行ける範囲ももちろん限られているみたいですが確かに広かったです。
ガイドからもらった時間は1時間20分でしたが、往復でぴったりそれくらい時間を使いました。
いやー!すごかった!
ツアーはランチも混みですので、ベトナム伝統料理などがたくさん出てきました。フライドポテトとかありましたけど。美味しかったので写真撮るの忘れました。ツアー参加者でテーブルを囲みわいわい食べました。
次はフォンニャケイブです。町へ戻り、ボートに乗って約3,40分進みます。
洞窟入り口。このままボートで入りますが、ここから先はエンジンを切り、地元のおじさんが手漕ぎでボートを進めてくれます。
こっちもすごい…
パラダイスケイブよりもライトアップが少なくて、暗くて静かな中をゆっくり進んでいきます。かなり暗かったので写真はほとんどありません。
めちゃくちゃ遠くに、でっかい空洞が見える写真w
ボートではいけません。恐怖すら覚える。向こう側には何があるんだろう。
パラダイスケイブとは全然雰囲気が違っていて、こっちもすごく良かったです。なんか手つかずというか、そのまま残っている感じがします。上陸して歩くところも別に柵があるわけではなかったですし。
でもしいて言うならボートを漕いでいるとき、ガイドのお姉さんがずーっと解説していてくれたからそれが逆にいらなかったかな。静かなまま行きたかったです。
というわけで大満足で宿に帰ると、恐る恐る日本人とマレーシア人が「フォンニャどうだった…?」と聞いてきたので、「どっちが良いとかは決められないけど、どっちも最高だった!」と答えると笑って悔しがってました。2人は結局1日寝てたらしいですw
日本人の方と一緒に一杯
昨日ついたばっかりですが、今日の夜行でまた移動です。
日本人もマレーシア人の子もみんな今日の夜行です。日本人はハノイへ、私とマレーシア人はハノイの手前のニンビンという街へ向かいます。みんな同じバスだねなんて話していたのに、結局全員違うバスでした。
今回乗るのはスリーピングバスといって、名前はラオスの朝に起きると全身が痛いあのバスと一緒ですけどもベトナムのスリーピングバスは快適と有名です。添い寝システムではなくてちゃんと1人ずつにリクライニングシートが割り当てられ、それが3列2段であるそうです。
実際に乗ってみると、そこに私の席は無く、オワタ…と思っていたら現地人の女の子が自分の寝ていた席を空けてくれ、運転手にいいからお前はそこにいけ!とせかされてしまい、女の子にお礼も言えずベッドを確保してしまいました。女の子はその辺の通路に座っていたので、これ快適どころか罪悪感で寝れないじゃん…。と思っていたらその子は15分くらいで降りて行ったのでよかったです。
ただ実際には通路で寝ていた外国人も多かったので私は本当にラッキーでした。
夜行バスは定刻より1時間ほど遅れハノイに向かいます。私は手前のニンビンで降りるので、起きてハノイにいたらアウトです。ふふふ