ニンビンに到着、大変。

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定刻より1時間遅れたくせに、ニンビンに着いたのは4時40分と定刻より早めに着きました。くそー。

しかもただの道路で降ろされたので、宿まで歩くしかありません。幸いほどよく田舎ですので危険な気配もしないし、殺人バイクたちもいないので幹線道路沿いをのんびり歩けます。

 

ちなみに自分が乗ったスリーピングバスは撮れませんでしたが、走行中の別のバスは撮影しました。

 

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赤と青だったり、緑だったり、寝かせたいんだか寝かせたくないんだかよくわからないライトがつけられています。ということを言いたかったです。

 

ちんたら宿に向かって歩き、5時半過ぎには宿に入れるか…と思ったところ宿が見つかりませんでした。時間的にはまだ薄暗いですが、朝のお散歩の人や食堂も動き出してきている時間なんですけども大半のお店は閉まっているし、地元のお年寄りばかりでみんな英語通じないし、WiFiがありそうなお店はない…

地図で宿があるであろう周辺をさ迷い歩き、塀がなければ私のことを噛み殺していただろうなと思われる飼い犬たちを素通りし、探せど探せどありません。

というわけで英語通じないだあーだーこーだ言っててもしかたないので聞き込み開始。

 

おばちゃん①「知らないわ」

おじいちゃん「ホテル?そっちにあるぞ」

おじさん①「ホテルならあそこにあるからあっち行きなよ」

おばちゃん➁「あの人に聞いて」

おじさん➁「…あ~、これあっちだ」

 

お!だがしかしおじさん➁が示したのは幹線道路を挟んでまるっきり反対側の地点で、そんな大幅に地図間違ってることある?と思いつつも、言われた道を進んでみるもなかったので引き返しました。ちなみに↑の言ってることは全部想像です。みんな喋れないんだもんほんとに。

 

しかたないのでみんなが入れという予約しているホテルに突撃し、私の予約したゲストハウスの住所を見せどこにあるかわかりますか?と聞きました。

 

お姉さん「あ~これなら500m進んで、右手に曲がればあると思うわ。住所的にはあっちよ!」

 

一番有力情報ですが、500mって意外と歩かせるやん…まあでもなんか具体的だし、英語もぺらぺらだしこの人を頼るしかないですね。というわけでまた歩き始めたら100mくらい行ったところでおっさん➁が再登場です。

 

おっさん➁「お前なんでこんなとこいるんだ!あっちだっていったろ!戻れ戻れ!戻って左!」

 

捕まってしまったので、結局道を聞いたお姉さんがいるホテルの前をこそこそ通り過ぎ、さっき入った道をもう一度奥まで行ってみることにしました。

そしたら、あった‥‥。

正解を言っていたのはおっさん➁でした。いつの間にかおじさんからおっさんと記載していましたけど。おっさん➁に捕まらなければ500m進んだ右手で泣いてるところでした。

 

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宿を見つける直前に見た朝日。疲れていても綺麗に見えた。

 

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歩いた道筋。赤ピンが宿があるとされていた場所で、青が実際にあった場所。

実際には赤ピン3周してます。

 

宿に入るとおばちゃんとおばあちゃんと中学生くらいの少年がいて、誰も英語を話せません。ていうか宿というより家でした。

パスポートを見せるも興味なさそうで、とりあえず寝ろって感じでシーツ引いてくれて、寝かせてもらいました。

10時頃に目を覚まして、パスポートを再度見せるも受け取ってもらえず、シャワー浴びていい?どこ?と聞いてもおばちゃんはウンウンと頷くだけで場所は教えてもらえず私やべえところに来ちゃった感じがするなあと覚悟をしていたら俺英語喋れるけど?みたいな顔で少年がこっちにやってきて色々聞くも通じず。何故か私を肩を組み、ウンウンいってます。なんだかウェルカムな雰囲気は出してくれてますが、何も通じないので笑えてきます。しばらくするとおばちゃんの娘さんが登場し、色々教えてくれました。そしてチェックインという概念はこの宿(家?)にはないそうです。斬新すぎる。

 

この娘さん、24歳の子がとってもいい子でフレンドリーでした。なんか宿の口コミでも最高だぜ!みたいなことを書かれていたスタッフはこの子のことだったようです。お昼ご飯に作ってくれたヌードルスープには4匹の虫が浮かんでいましたけども、それ以外はとってもよくしてくれました。

その子とお喋りしたりベッドで休んでいると、宿についたばかりの台湾人が今日何するの~?と話しかけてきたので「友達(フォンニャで出会ったマレーシア人女の子)とムア洞窟ってとこに行こうと思ってるよ~」と言うと一緒に行くというので共に行動することに。マレーシア人とは涼しくなってから落ち合うことになっていたので、台湾人と15時頃宿を出て自転車でマレーシア人の宿まで迎えに行きました。

 

というわけで3人でムア洞窟に向かいます。が、洞窟って名前ですが洞窟ではありませんでした。山に登ってニンビンの街を堪能するところです。

ここに行くのが大変で、自転車やバイクで向かう人が多いのですがオフィシャルな駐輪場がチケット売り場すぐ近くにあるっぽいのですが、そのムア洞窟に行く道すがら駐車場を営んでいるベトナム人が全力で止めにかかってきて駐車場代を要求されるから気をつけろとのことです。マレーシア人の宿の人談。

いざ行くと本当に、砂利道の両側に駐車場があり、自転車を見つけると道に飛び出してくるベトナム人、笛を吹いて止めようとするベトナム人、何なのこの人たち本当…やはり手前の人から順に轢いていけばよかったでしょうか。というか笛吹くのはさすがに反則じゃない?知らなかったら絶対自転車通行禁止だと思うもん。というわけで我々3人とどこからともなくやってきた別の外国人3人は自然と6人一列となりその道は全速力で駆け抜けました。高校生の青春の1ページか?

 

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苦労したついたムア洞窟

 

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こんな感じで、素晴らしい眺めでした。汗とまらなかったですけど。階段地獄でした。

あと頂上には外国人が腐るほどいてあまりのんびりできませんでした。

 

普段ひとりで行動していると、たまにこうやって3人で観光とかってすごく楽しいんですよ。2人とも良い人だし、歳もみんな1つ違いだったし。

でもさすが彼らも外国人、めちゃくちゃ写真撮るのが好きで、めっちゃ時間かかるんですよ。「俺と山」「俺と滝」「私と大自然」みたいなやつ。お互いカメラを交換しあって延々と撮ってます。私は横でのんびりしているだけなので別に時間がかかるのはいいんですが「撮りなよ~!!」と勧められるのは嫌っていうか撮ってくれるのはありがたいけど1枚でいいからあああああああ

 

写真に対する情熱は一生勝てない、というかなんですかそのポーズ。頼むから崖から落ちないでね。

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帰り道

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ムア洞窟まで自転車で宿から4,50分。一緒に帰る台湾人くんがいてくれたから結構遅くまで楽しめました。

宿は街の中だけど、少し外れるとのどかで良い街です、ニンビン。