武装勢力から逃げろ

ちょっと危険なタイトルですが、ご心配なく。

被害には遭いましたが命は平気でございます。

14～16日はカンボジアではクメール正月と言われていまして、カンボジアでは街中で水を掛け合ったりベビーパウダーを掛け合ってお祝いをするそうです。タイ・ラオス・ミャンマーもこのお正月があり、タイの水かけ祭りなんかはわりと有名だと思いますがカンボジアにもあるんですね～。ラオスなんて盛り上がるのかな～心配。

まあパブストリートにさえいかなければ大丈夫でしょう、あとは疲れてるし引きこもろうかなと余裕ぶっこいていたのですが昼食を食べに行こうと外に出たら道路がものすごく濡れています。

滞在している宿は目抜き通りから少し入った奥まったところに建っていて、どこに出かけるにしても目抜き通りに出なければいけないのですがその通りには結構本気めの水鉄砲を持った現地人と欧米人が闊歩しております。こりゃあてえへんだ…。夜だけだと思ってたし、パブストリートという飲み屋街だけかと思っておりました。

人の合間を走り抜け小さな通りに入りずっと探していたお店をやっと見つけることができました。地図と場所が違うんだもん。

クメールカレーです。ココナッツききまくりの甘ったるい感じがと思ったらほどよい甘さですごく美味しかったです。

食事しながら外を見ていると子供だけじゃなくて大人も楽しそうにしていて、まあ別にいいんですけど携帯持ってるときは本当にやめてほしいなあっていう感じで、帰りも気配を消しながら歩いたのでカンボジア人は意外と空気が読めるのか私には打ってこないのです。ありがたや。ただ一番怖いのは現地の大人たちで、あいつらはホースを持ち出すのです。もしくは給水場でバケツを手に持ちそこらへんの人にぶっかけるとか。

一度濡れてしまえば子供たちも「あの人打っていいんだ！」となるので結局べちゃべちゃで宿に帰りました。私は丸腰で昼食を食べに行っただけの人なのに…。

宿に帰るとスタッフが「あなた今日の予定は？今晩は絶対パブストリートに言ったほうが良いわよ！私も去年おめかしして行ったんだけど帰りには全部台無しになってたわ！今年は仕事があるから…あ～行きたいな～」と嘆いていて、絶対行きたくないなと思いました。

夜ご飯を食べようとはやめに外に出るとそこはもう別世界で、昼のそれなんて比じゃないくらい盛り上がっておりました。ので、一旦宿に帰りました。

この光景を見て帰る。

猫ちゃんも水嫌いだもんね。

車の荷台には武装したやつらがぎっしり乗り込み、通行人やら天をめがけて水を放つのです。私もずぶ濡れになりながら夕食にありつき、レストランのおばちゃんも走るバイク全部にホースで水をぶっかけ、夕食を食べ終えてから再び気配をけして帰ったら宿の前で件のスタッフが誰よりもずぶ濡れで遊んでおり、仕事は…と思いましたが他の人がレセプションにいたので代わりが見つかったんですね。良かった良かった。

同じ部屋のタイ人の女の子2人組が晩御飯を食べに行こうとしているところで、「容赦ないから気を付けてね～」というとちょっと嫌そうな顔で出かけていきましたが帰ってきたら案の定二人ともびしょ濡れでした。仲間！二人は仲良くどこかから持ち帰ってきたお弁当を食べていましたがよく弁当濡らさずに持って帰ってこれたなと感心しました。

21時過ぎには爆竹のような発砲音のようなものが鳴り響き、10年以内くらいに渋谷あたりでも水鉄砲持って闊歩する祭がはじまりそうだな～、絶対やめろよ渋谷。と思いながら寝ました。