夢のアンコールワット遺跡群へ

さて!アンコールワットへ行くのにわくわくで起床します。

朝焼けを見るため、宿で申し込んだトゥクトゥクは朝5時に迎えに来るというので10分前くらいから待っていると1人のトゥクトゥクのおっちゃんがふらっと現れて「…アンコールワットの朝焼け見に行きたい?」え?あんた飛び込み営業の人じゃないよね?

というわけで怪しさ満点の始まりでしたがちゃんとこの人が手配した人でした。

 

アンコールワットの朝焼けは有名なのでもっとたくさんのトゥクトゥクが走っていると思っていたら意外と数はまばらです。もちろんそこらへんで停まっているトゥクトゥクはたくさんあるので運転手を叩き起こして行くことも可能だと思います。おじさんはよりどりみどりですのでお好きなおじさんを選ぶといいと思います。寝顔で判断してください。

 

遺跡が固まっているのはこのエリア

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アユタヤ遺跡やスコータイ遺跡とは比べ物にならないくらい広い範囲に点在している模様。私のホステルから遺跡群の中でも街寄りにあるアンコールワットでも約8㎞くらいありました。

この時期は日中が40℃近くまであるので、よほど節約命でもない限りトゥクトゥクをチャーターしたほうがいいと思います。私も最初は自転車で行こうと思っていましたが前日で懲りてトゥクトゥクお願いしました。移動でいっぱいいっぱいになって観光する元気がなくなっちゃうと思います。そしてこれを機に私はシェムリアップで湯水のごとく金を使います。まあそこらへんは後程。

ちなみに緑丸がチケットオフィスです。不便なところにあります。朝焼けが見たい場合は前日までに購入をどうぞ。

 

運転手には駐車場で待っててもらい、観光客についてアンコールワットまで移動します。アンコールワットへ行くのに1つ大きな遺跡をくぐるのですが、ただの通り道と化していてなかなか残念です。あなたも隣人がこんなに有名じゃなかったらもっと注目されたのにね。早朝の遺跡の中は真っ暗ですが観光客はわりと早足で真っ暗の中を進んでいきます。

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少しずつ赤くなっていく空。朝日はオレンジじゃなくて不思議な色。

 

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朝焼けを待つ観光客のみなさんと、場所取り戦争に負けた私

 

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綺麗ー!!!しかも無風だったので、手前の池に綺麗にアンコールワットが映ってます。

 

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突如現れたお猿。真っ白な馬が1匹だけ草を食んでいましたが、よくみたら牛でした。

2時間くらい芝生に座ってぼーっとしました。

アンコールワットはまた来ようと思っているのでさーっと見て、アンコールトムへ向かいます。アンコールトムは午前が見ごろだっていうんですもの。

 

戻ったらおっさんはトゥクトゥクの中にハンモックを張って爆睡してました。いい仕事だなあ。起きて~。

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はい、次!

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バイヨン寺院です。

 

アンコールトムと一口に言っても色々ありまして、アンコールトムはアンコール朝の王都だったそうです。アンコールトムの前の首都がアンコールワット。3㎞四方のお堀に囲まれていて、その総称をアンコールトムですって。その中にあるのがこの有名なバイヨンです。

仏教とヒンドゥー教が混ざった遺跡になるそうで、というのも建てた王様は仏教徒、その後の王様はヒンドゥー教徒だったかな。あってるかわからないので調べてください。逆だったかも。でも確かに言われてみれば壊れている仏像もちょこちょこあるし、仏像が置いてあったとされる跡もかなりありました。ガイドブックを読んでいてもヒンドゥーの神々の解説とかあって、仏教の知識だって言っちゃえば無いに等しいのにシヴァ神だとかガネーシャだとかハヌマーンだかって言われてひぃひぃしております。

いずれはそこらへんもちょっとは勉強したいとは思いますが、インドに行く予定はありませんのでちょっとモチベーションは低いです。

 

話は戻りますがこの微笑んでる顔って有名だと思いますが、この顔こんなにたくさんあるもんだと知りませんでしたよ。そこらじゅう顔だらけです。

感心しながら色々見ているとカンボジア人が一人近づいてきて、色々教えてくれました。1つの塔に4方向に顔がついていて、塔は全部で54、顔は全部で216あるといってました。そんなにたくさんあるかあ?と思いましたが、、うーん本当に結構ある。壁画の模様も綺麗で、戦争の様子というより日常生活のものが多いそうです。

これはあとでチップ請求されるやつだなあとわかってはいましたが、なかなかタメになる話を教えてくれるのでおもしろくてそのまま聞いてました。色々教えてもらい、最後に僕は子供たちに学校で教えてるんだけど…とよくわからない紙を見せられて、もしよかったらチップを…と言われました。うんうん、あげるあげる。わかりやすかったから。別にそんな紙を見せたり子供がなんだって言わなくたって、ちゃんとしっかりガイドをすればくれる人いると思うよ。嘘か本当かわからないけど「可哀そうな状況」にお金は払ったって解決しないことは誰だってわかってるんだから、まっとうにガイド料で金とればいいと思うよ。

というわけで細かいドルがなかったので適当にリエルを払ってお別れ。

 

そういえばここバイヨンでは中国人観光客がとっても多くてですね。

ラオスにはほとんどいなかったんですよ。ラオスには本当に欧米人しかいなくて稀に見かけても韓国人だったから、なんだかアジア人が恋しいなあと思っていた私もここで飽きるくらい中国人を見て、いないと寂しいけどいたらいたでやっぱりやかましいってなんだこいつら。と思いながら観光をしました。

 

次です次。

チャウ・サイ・テヴォーダ

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トマノン

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タケオ

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寺院というより城壁に近いです。ものすごく急な階段で上まで登れます。あほうな私はわー!景色きれいかなー!とひょいひょい登りますが高所恐怖症なので下りに大変なめにあい、階段がミャンマーのそれをはるかにこえる暑さで手も使えないし死ぬかと思いました。生きてきた中で一番怖かったかもしれません。へばりついて降りたのでみなさんの写真撮影をだいぶじゃましました。

ちなみに肝心の景色は恐怖で忘れました。

 

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修復前の姿が見れるのはおもしろいです。ちなみに遺跡群のどの寺院の前にも看板がついておりどの国の政府が援助して修復しているかが書かれています。日本政府はバイヨンだそうです。

 

ここらでお腹が減ったのでふらふらでトゥクトゥクに戻ると、運転手も昼休憩にする?というので休むことにしました。嫌な予感を感じながら連れてこられたのはbanana treeといういかにも南国リゾートにありそうな名前のレストランで、最安チャーハンが6.25$もしました。約700円のチャーハンは、ミャンマー以来のチャーハンはパラパラという概念を覆したツヤがすごいもので、ミャンマー料理好きだったのけどあのチャーハンだけは受け付けなかった私にとってはなかなかしんどい昼食でした。胃的にもお財布的にも。おやつのバナナはもうアンコールワットの朝焼けをみながらとっくに食べ終わっていたので、一房ではなく二房買っていくべきでした。

 

ダメージを受けながらも次です。

タ プローム

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たまたま人が少ないタイミングだったのか、あまり人がいなくて嘘みたいに静かで遠くから修復している作業の音がカンカン聞こえるくらいでとても良かったです。

すごいなあ、木に飲み込まれそうな遺跡たち。植物の生命力もすごいけど、それよりもずっと昔から存在していた遺跡の存在感もなかなか。

最後の写真は、誘拐しようかな?と思った猫ちゃんたちです。

 

確かここを出るとお土産屋さんがいくつかあって、5歳くらいの男の子と女の子にマグネット買ってポストカード買ってとかなりの時間まとわりつかれました。

いいね。私の記憶では〇ィリピンでは、ただ手を差し出して「1ダラー」だったけど、商売をするぶんにはよっぽど良いと思うぞ。大人になってから国境で「2ダラー」とか言うような大人になるんじゃないよ君たちは。

 

はい次。

スラスラン

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ここも牛がたくさんです。牛の糞だらけですので歩くならお気をつけて。

 

バンテアイ・クデイ

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この遺跡も一通り見終わると出口付近に子猫ちゃんがいて、足にまとわりついてきました。私のサンダルくらいのサイズしかなくかなりの赤ちゃんですがすごく痩せています。

お母さんはどこいったのー?って話しかけてきたら、「so cute!!」と一人のおっさんが話しかけてきました。アメリカ人で一人旅をしているみたいです。自転車でここまで来たけど暑すぎて後悔していると。私が日本人だとわかると彼は日本語を喋りました。仕事で5回くらい日本に来たことがあるそう。お互い一人旅だし、良かったら飲みに行こうよとお誘いを受け連絡先を交換し、その場を後にしました。

うーん、宿で知り合ったとかならまだしも、遺跡で知り合った日本語を駆使するおじさん…まあ怪しければ連絡は無視しようと思い、トゥクトゥクに戻ります。

 

本日の遺跡巡りはこれにて終了です。朝の5時から12時間近く頑張りました。

移動はトゥクトゥクの後ろでふんぞり返ってただけですが、遺跡内でもまあまあ広いしかなり暑くて疲れました。

 

3日間券の期限は1週間だか10日間だかあるので、明日は休養にするか午後からアンコールワットへ行こうかな?と思っていましたが12日は月に4日だかある仏教の日だそうでその日はアンコールワットの第三回廊へ入場できないそうなのでふむ…と考えていたらトゥクトゥクのおっさんが「ねえ、明日は何する?どこ行く?」と聞いてきました。

あーそうそう、私アンコールワット以外で行きたいところがあるんですよね。そこいくら?と聞いたら相場の値段を言ってきたのでよし、じゃあそこ行こう!明日朝8時集合で!とおっさんとお別れです。

 

ふふふ、明日は日本人なら聞いたことがあるかも?なあそこへ行ってきます。