ユーゴスラビアという国についてお勉強を

今日は日記じゃありません。

ざっくりですが、ユーゴスラビアについてお勉強をしたのでめちゃくちゃ簡単に、それはもうびっくりするほど簡単にまとめてみます。どうせすぐに忘れるので。

ちなみに今から書くことはネットでいくつかのサイトを見た程度なので間違っている可能性もありますの。

 

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ユーゴスラビアという名称は「南スラブ人の土地」という意味があるそうで、その名の通り南スラブの人たちによって建国されたようです。「スラブ人」っていうのは私なんかはロシア人だとかウクライナ人が思い浮かぶのですが、これは1つの民族のことを指しているわけではなくスラブ語派を話す人々のことを表すようなので実際にスラブ人といっても色んな民族がいるそうです。その中の南スラブの人たちによって建国されたのがユーゴスラビアだと。

 

ユーゴスラビア『7つの国境(イタリア、オーストリアハンガリーブルガリアルーマニアギリシャアルバニア、6つの共和国セルビアクロアチアスロベニアボスニア・ヘルツェゴビナモンテネグロマケドニア、5つの民族セルビア人、クロアチア人、スロベニア人、マケドニア人、イスラム人)、4つの言語セルビア語、クロアチア語スロベニア語、マケドニア語)、3つの宗教セルビア正教イスラム教、キリスト教、2つの文字ラテン文字キリル文字、1つの国家』と形容されるようで、なんかこの言葉だけでいかに複雑な国かわかる気がします。

 

汎スラブ主義という考え方が19世紀頃からあるみたいで、これは「バルカン半島のスラブ人みんなで仲良くやっていきましょうね」という動きらしいんですが最もこれを強く推していたのがセルビア王国で、第一次世界大戦後からこの動きが強まり周りの国も認めだすようになったらしいです。「民族のことはもうその民族に決めさせましょう」みたいな大戦の反省があったとか、なかったとか…。

 

それで出来たのがユーゴスラビア王国。首都はベオグラード、現在のセルビアの首都ですね。今ちょうど日記書いてるところです。

ユーゴスラビアの首都はベオグラードだし要人もセルビア人がほとんどだったらしく周りの共和国からは不満が募っていったそうです。それだけではなくクロアチアスロベニアは経済的にも恵まれていたため不満を募らせていき独立。まあ独立と一言で言ってしまいましたがこの間にクロアチア自治権を与えられていたり1度に勝手に独立したり、カリスマ大統領によりユーゴスラビア連邦にまた統合されたり…とすったもんだあったみたいですが。

 

カリスマ大統領の死後、独立したい民族たちとセルビア人の戦いが勃発。ここでクロアチア紛争が起きたそうです。あとは内戦のイメージのあるボスニアヘルツェゴビナ、ここは3つの民族がいるらしく(クロアチア人、セルビア人、ムスリム人)みんな主義主張が違ったため大変な事態になったそうで、ボスニア紛争は今でもヨーロッパ最悪の紛争と言われているらしいです。だからあんなにサラエボモスタルも穴だらけだったのね…。

結局いま現在ボスニア・ヘルツェゴビナボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国セルビア人主体)の2つから成り立っているそうです。私はスルプスカ共和国にはいきませんでしたが、実際旅行した人のブログを読む感じ、住民の行き来はほとんどないみたいでボスニアヘルツェゴビナからスルプスカ共和国へのバスの乗り合わせはかなり悪いとか…。

そもそも連邦という仕組みがよくわかってなくて1つの国の中に共和国ってどういうこと…ってまだよくわかってないんですけどあんまり世界的に珍しいことじゃないんでしょうね。そいうえばウズベキスタンの西部にも共和国があったし(名前忘れたけど)ロシアも共和国だらけよね。

 

はい、戻ります。

で、95年までクロアチアは戦争をしていたし、92年でボスニアヘルツェゴビナも独立、マケドニアも同じく92年にはちゃっかり独立していたそうです。もちろんこちらも紛争していたみたいですが。たいして2006年まで一緒にいたのがモンテネグロ。「セルビア・モンテネグロ」という国名はまだ聞いたことがあるような気がします。割と最近まであったんですね。

 

こんな感じで今のセルビア共和国になったみたいです。もうぐっちゃぐちゃですね。6つの共和国だとか5つの民族だとか言ってますけど、絶対1つにまとめちゃだめですね。赤い国旗の大国2つ、2つや3つのの民族であんなにごちゃごちゃしてんのに…。あああと今回は出てきてませんが、コソボ編の日記にてアルバニア人もここに突如躍り出てきますので。

 

私は色々解説を読んでみて、戦争はぜったい無くならないだろうなあと思いましたよ。というかここまであの小さな半島に色んな人がいるんだったらもう国とか国境とかそういう概念いらないのでは…と思いました。

そいうえばF氏が世界平和について、「誰か1人が世界征服をすれば世界は平和になります、争いは起きません」と言ってたな…それもありですねえ…。

 

というわけで次回はこれを踏まえてまた通常のベオグラード日記です。

(今回の記事、わかりにくいうえに間違っているところもたくさんあると思います。異論反論訂正指摘なんでもどうぞ。)