のんびりシェキ2days
バクーを3日まとめた記事を書いて今度はシェキの2日間まとめた記事です。
別にさぼってるわけではありません。なんだかトルクメニスタンのサバイバルモードに疲れ果てたのかすっかり腑抜けのようになってしまったのです。実際宿代も安かったですしもう急ぐ理由も何もないのでのんびり観光をしました。
ちなみにウズベキスタンから一緒だった坊主はイランに向かうとのことでバクー鉄道駅までお見送りにきてくれましたがそこでお別れしました。そしてバクーで再会をはたしたKさんに「一緒にシェキ行ってもいいですか~」と聞かれたので、なんとなく一緒に行くことになりました。一人旅復帰はまだ先になりそうです。
というわけで12日の夜、アゼルバイジャンの夜行列車です。
またロシア製かな、もうすっかり見慣れた光景ですね。しいて言うなら乗ってるメンツがずいぶん国際色豊かで、アフリカ人とか乗り込んできてなんかうるさそうで勘弁してくれと思いました。ちなみに私は通路ベッドの下段でしたが上段は韓国人男性。なんか日韓関係が怪しいので今一番会いたくない国の人でしたが、喋ってみたらまあ気まずい話題にならなくて済みました。やはり政府と人は別ですね。
この韓国人、イスタンブールに留学中らしくてアフリカ人もイスタンブールでの学校のお友達らしいです。お陰でアフリカ人が私たちの席までやってきてなかなか夜遅くまでくっちゃべっておりました。
あまり寝れずにシェキ到着。
ちなみにKさんももちろん同じ鉄道でここまで来ましたが切符は別々に買ったので違う車両でした。シェキ駅から街までは結構離れていてタクシー捕まえて移動するのが普通なんですが(到着が早朝のためたぶんバスはない)、まあヒッチハイク大好きKさんと一緒だから必然的にというか有無を言わさずヒッチハイクになります。しばらくこういう流れが続くのか…と思いつつシェキの街へ向かう道路まで歩き親指立てたらちゃんと捕まえることが出来ました。タクシー乗りましょと言えない自分、弱い!
朝昼兼用はケバブです。アゼルバイジャンに入ってケバブ屋がかなり増えた気がします。ボリューミーでかなり美味しかったです。
シェキは小さな街でたくさんの見どころがあるわけではないですが一応世界遺産とそれなりの観光名所があります。中国を抜けてから行く都市すべてそんな感じですが、ここも漏れなくシルクロードの要衝として栄えた街だそうです。アゼルバイジャンで有名な古都だとか。
ここで有名なのはこのキャラバンサライです。シルクロードの商人たちが実際にこの宿に宿泊していたそうです。ワクワク…!
立派な石造りの建物で中庭までは入れました。今でも実際に宿泊できるそうで1泊15$くらいと言ってたかな。さすがに部屋の中までは見ることが出来ませんでしたが、実際泊ったYちゃんに聞くと「石造りなので部屋の中までwifiがきません」と言ってました。それは困りますね。ははは
世界遺産シェキ・ハーン宮殿
世界遺産の宮殿です。シェキハーンさんが住んでた場所です。釘が一切使われていない建築だそうです。ちなみに宮殿内は写真撮影禁止でしたが、所狭しと絵がかかれていました。なんか変なライオンの絵とかが多かった記憶が…。あとは立派なステンドグラスですね。お花の模様だったかしら。
外にはお土産屋?
敷地内では足首やられそうになります。
アゼルバイジャン名物料理、ピティ。シェキのピティが特に美味しいとされてるみたいです。
壺の中には羊肉とヒヨコ豆です。スープをお皿に開けてパンを浸して食べます。これが結構おいしいんだけど脂っこくて量は食べられないかも…あと結構羊が強烈なので羊嫌いのKさんは苦しんでました。この人よく中央アジアで生き残れたなあと思います。
お口直しのメロン
古代アルバニア教会
シェキの街から北に車で10分ほどの場所にある教会です。なんかこのへんの先住民がアルバニア人だとか…?ふーん、って思ってたんですけどアルメニアじゃなくてアルバニアですね。アルバニアってめちゃくちゃ遠いけどどういうことなんですかね。
大きくはないけれど可愛らしくて素敵な教会でした。
シェキの街
相変わらずスイカがお安いらしいです。
そして住宅街の木の陰にスイカを隠した人間がいます。
お茶タイムと晩御飯。チャイセットを頼んだら、「トルコの器や~!」とKさんが仰ってました。憧れのトルコはもうすぐそこです。
そしてさりげなくでてくるトマトときゅうりのサラダ…
というわけでのんびり過ごしたシェキ2日間でした。
そういえば宿ですが、オーナーが10分に一回「Everything is OK?!」と聞いてくるクマみたいなナイスガイでした。聞かれすぎて笑っちゃいましたが、向こうも笑ってたので良かったです。
明日はお次の国、ジョージアを目指します。