今日も今日とて腹が痛い

ブハラから始まった腹痛がなかなかおさまりません。何度も言うようですがウズベキスタンは連日40℃を超えるので朝早い時間と夕方に歩き回りたいのですが、起きたら胃が痛むので動けず、休んでも痛みは治まらないので結局日中の一番暑い時間に歩き回ることになって暑さで体力を消耗しろくに歩き回れない…という日々を過ごしております。寝込まなければいけないほど痛むわけではないのですが、でも歩き回るにもちょっとしんどい感じの腹痛です。

 

この日も起きたらそんな感じだったので坊主と夜はどこかで一緒に食べましょうと約束だけして朝は先に出かけてもらい、私は腹痛が収まるまで宿のベッドで唸ってました。宿はちょっと暑いし、部屋にいるとwifi繋がらないしあまり居心地がよくなかったので宿から少し歩いてカフェへ。そこでチャイを飲みながら、先日買ったポストカードを書いてました。

 

お腹が落ち着いたので観光へ。グーリ・アミール廟。

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内部が恐ろしいほどきれいですね。あまりにも綺麗だったのでしばらく座って見とれてました。

 

外に出るとポストオフィスと書かれたお土産屋があったので少し見学しここで投函。これ欲しかった。

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昨日は夜景しか見れなかったけどゆっくり見るためレギスタン広場へ歩いて移動。団地の側面にきれいな絵。赤ってのも珍しいですね。

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レギスタン広場につくと、1人の現地人の女の子に声をかけられました。

女「日本人ですか?」

私「あ、はいそうです。」

女「今日はレギスタン広場入れませんよ~」

 

衝撃。ここを見るために遥々日本から来たわけですよ。なんか音楽フェスティバルだかがあるみたいでその準備で入れないとか。まじか…と途方に暮れていると、その女の子が、観光に行くなら一緒に行ってもいいですか?とのこと。

どうやらその子はサマルカンドの大学で日本語を専攻しているみたいでなんと来年だか、北海道大学に留学も決まっているみたいでした。すごい偶然。

ウズベキスタンでは韓国企業が多く進出していることもあり、今まで中国人に間違われていた私も町中で「韓国人?」と聞かれることが増えていました。大学では韓国語を学ぶ人はたくさんいるけれど、日本語を専攻するのはたった14人だそうです。少ない!でも彼女は一生懸命勉強しているみたいで、こちらがゆっくり話せばすべて聞き取れていたしむこうもちゃんと日本語で返してくれました。

 

というわけでその子が案内してくれた場所です。レギスタン広場から徒歩圏、昨日も来た場所です。でかすぎて迫力が半端なかったのでまた来たいと思っていた場所です。

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と、こんな感じです。本当はもっと色々案内してほしかったんですが、どうもやっぱりお腹の調子が悪くてですね…。ひたすらベンチに座ってお喋りしてました。彼女は土日になるとレギスタン広場に現れ、私のようにふらついている日本人を捕まえ日本語のお勉強をしているそうです。すごいね。日本企業に就職するのが夢だそうですよ。

 

お喋りしている間、近くで新婚さんの写真撮影。この民族衣装がとっても素敵で、一緒に写真撮ってもらいたかったんですけど(実際頼んでる人もいた)、私にはもう彼らとの距離10mくらいを歩く気力もなくただ遠目から眺めてました。男性も女性も両方すごくかっこいい衣装でした。女性が股の布をまくり上げて下から携帯をとりだしたときはすごくびっくりです。

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女の子は、明日も案内してあげる!時間と待ち合わせ場所を決めましょう!と言ってくれたけど、体調が悪化するかもしれないし、一応連れに聞いてみるからまた連絡するね、といって一応フェイスブックを教えてもらったのですがいざオンラインのときに彼女の名前を検索しても出てこなくってそのまま連絡もとれませんでした。悪いことしちゃったな。

 

結局今日も昨日夜景を見たエリア内でしか動き回ることが出来ず、全然歩き回れませんでした。

レギスタン広場の前から宿方面に行くバスに乗ろうとバス停を探していた時に、バーン!とすごい音がしたので前を見ると女の人が倒れてました。何か四角いものが吹き飛ぶところを見たので最初は車が空の段ボールか何かにぶつかったのかと思ったのですが、人だったみたいで一気にやじ馬で人だかりができてました。なかなか救急車も来なくって、警察は運よく近くにいたみたいですぐに交通整理をしていましたが…私が来たバスに乗ってその女性の横を通り過ぎたときにはもう女性は亡くなっていたようでした。信号のない歩道から5~6m離れたところで倒れていたのでそこまで吹き飛ばされたのかな…可哀想に。

確かに中央アジアに入ってから、信号のない横断歩道でも車が結構止まってくれるのでわりと安心して道路を渡ってましたがウズベキスタンくらいからちょっと運転マナーが怪しいなとは思ってたんですよね。改めて気をつけようと思いました。

亡くなった女性の横をバスで通り過ぎたとき、私は怖かったので外を見ないようにしてたのですがバスの車内にいた全員が一斉に「チッ、チッ、チッ」と舌打ちをはじめたのでそういう文化でもあるんでしょうか。てっきりイスラム教のお祈りでもするのかと思ったんですけど…。みんなが外を見て静まり返る車内に響く舌打ちの音、なんだか不気味でした。

 

宿に帰宅。坊主が体調が悪くてあまりご飯が食べられなくなっていた私を気遣って韓国料理に誘ってくれました。実は昨日もインド料理屋を探してたのですが、地図上にあったはずのインド料理屋はなく諦めていたのです。

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幸せです。久しぶりに食べるあっさりした冷麺はもうたまらないくらい美味しくて涙が出るかと思いました。でも下痢と暑さからくる食欲不振で縮んだ胃袋は頑張ってくれずやっぱりあまり食べられず…。

ちなみにですが私が宿に帰ったら坊主は五厘坊主になってました。しこたま驚いたので髪切る予定があったのなら教えてほしかったです。

 

がら空きの店内とサービスしてくれたスイカジュース。さっぱりしてとても美味しかったです。

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帰り道。近くのケーキ屋?お菓子屋?で水を買ったらお釣りがなかったようで代わりにお菓子くれました。おつりの代わりになにか~ってよく聞くけど初めての体験でちょっと興奮してしまいました。お菓子も美味しかったです。

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帰りはまた痛いお腹をおさえ、カーブでもぎりぎりまで停まる気配を見せない車にびびりながら宿まで帰りました。