シグナギ観光で今後の防衛策を考える
今日はシグナギ観光です、が、宿を変えることにしました。
居心地は良かったのですが蚊が多かったのとなんだか部屋の欧米人たちがちょっと騒がしかったので移ることに。というわけで朝一でチェックアウトして予約した新しい宿に移動です。
良い街です。が、宿がなかなか見つかりません。坂道が多いので荷物をもって歩くのはちょっとしんどいです。
Kさんと地図を見て、周りの人たちに住所を見せながら色々聞いて歩きましたが全然見つからず「どこですかね~。坂しんどいな~。」なんて話しながら歩いていたら、目の前におばあちゃんと赤ちゃんを抱いたお母さんと小学生くらいの男の子が立っていました。おばあちゃん・お母さんと男の子が向き合うように立っていて、男の子がお母さんにわりと大きな石を投げていました。
最初は家族喧嘩?と思っていたのですが、石を投げた時点でなんか様子おかしいな…と。その小学生が歩いて坂を下ってきた私たちに気付きこっちに向かってきました。とりあえず急いで携帯をぽっけにしまいチャックを閉めて、はて何してくるかな?と思っていると「マネーマネー」と手を出しながら近づいてきました。物乞いの子供だったようです。こういうのは無視に限るんですが、私の背負っていたバックパックに手をかけて殴るようにしてきたのでこりゃあかんなと思い、男の子の手首を全力で捻り上げて突き飛ばしてみました。Kさんは3-4m離れたところでぽかんと見ていたので内心(助けろよw)と思いつつ、さて次はどうしようか。私が唯一できる技といったら中学生の時に体育で習った小外刈からの袈裟固めだけなんですが、バックパックを背負ってる分いま袈裟固めしたら絶対ひっくりかえされることはないのですが、物乞いの子供相手に一本とっても仕方ないのです。なんならバックパック背負ったまま倒れ込んだら起き上がれなくなるのはこっち。どうしよ~と思ってたら、突き飛ばしたおかげで少年の目にはKさんが映ったようで今度はKさんのほうに向かっていきました。
子供もKさん相手にガンガン向かっていき、Kさんも一度一歩引いたのですが子供が手を出した瞬間Kさんは子供の尻を2回ほど蹴り上げましたwそしてひるんだ子供を見たKさんはバックパックをぶん投げ、それを見た子供は坂道を猛ダッシュでくだっていき、Kさんも全力で追っかけていきました…。
私はすっかり自分が子供に襲われたことなど忘れておりました。あの二人はどこまで行くかなあ。割と長いこと一緒にいたけど、Kさんたぶん怒らせちゃやばい人だ。Kさん下手に追いついて馬乗りになってぶん殴ったりしなきゃいいけど…ともう一気に他人事のように二人の追いかけっこをにやにやしながら見守っておりました。
その隙に石を投げられていたおばあちゃんとお母さんが近づいてきて、(あの子頭おかしいからあんた逃げなさい)みたいなことをジェスチャーで伝えてくれて、ウンウンと言っていたらKさんがすっかりキレた顔で戻ってきました。子供には追い付かなかったぽいです、よかったよかった。
Kさん「調子乗ってるガキと犬はガツンとやったほうがいいです」
なるほど。ちなみにKさん、犬にもかなりびびっておりましてやばそうな犬が闊歩していると石をどこからか探してきて手に持って歩いてます。私も犬にはかなりびびるけど、私以上にヤル気満々です。
でも冗談抜きに、今回の相手は10歳くらいの男の子だったからよかったものの中学生くらいになるともう私は勝てないだろうなあ…小外刈と袈裟固めのコンボ技以外に何かないでしょうか。というかもう反撃せずに逃げるしかないですね。股間を蹴り上げて時間を作って逃げるしかないか、申し訳ないけど。そんな今後の旅が心配になるような出来事がありました。
その後は無事宿を見つけてお昼を食べに行きました。ジョージア名物ハチャプリです。めちゃくちゃ美味しそうな見た目してますが一瞬で飽きます。卵とバターを混ぜて、これどうやって食べればいいんだろうと困っていたらレストランのおばちゃんに頭を撫でられました。いつまでも可愛がられる人間でいたいと思います。
ちなみにこれが来たときKさんが目の前で突然失神し(5秒くらい)まじで焦りましたがその後体調悪くなったとのことでホテルに帰りました。今日忙しいなこの人…。心配ですが一緒にいてもなにもできないので今日は一人で観光です。
ジョージアは野良犬だらけ。昼間は良いですが朝夜は活発なので勘弁してほしいです。
街歩き
街は山の上で城壁に囲まれています。
良い眺めです。田舎ですね~。
坂がある街は美しい街、と勝手に思っていますがアップダウンが激しすぎてなかなか疲れる街でした。明日はテラヴィという街に移動します。