【しれっとブログ再開】嫌な思い出はすべて地中海に投げ捨てろ
どうもご無沙汰しております。
思い出のたくさん詰まったHDDを盗まれ、寒いところに行くっていうのに靴も盗まれ、挙句の果てには手が滑ってiPhoneを床に落とし半身不随にさせ、そろそろ自分が車に轢かれる頃では?と落ち込んだ日々を過ごしております、ということを口実に堂々とブログをさぼっていましたがそろそろ復活させようと思います。実際は水曜どうでしょうディレクター陣のyoutubeを見てゲラゲラ笑いながら過ごす日々を送っています。ブログは堂々とギリシャ編からです。
いや一度書いたんですよ、ジョージアのテラヴィ編。今も下書きに保存されているんですけどね、写真が無くて全然書けないの…覚えてはいるんですけど…。改めて自分が失った写真の量に直面したらまた落ち込んでしまって今日まで至りました。
景色は綺麗だったけどあほみたいにチーズがしょっぱくて欧米人旅行者は「うちのチーズが一番だ」とみんな文句を言っていたジョージア、これでもかというほど親切な人が次から次へと現れて比較的見るところは見てもう用事ないんだけどまた死ぬまでにもう一度行きたい国アルメニア、人が優しくて食べ物も美味しい移動中は絶景だらけ、期待させておいて私を地獄に突き落としたトルコ、この3国についてはそのうち書こうと思います。とくにアルメニアの人々の素晴らしさと今でも一度蓋を開けたらとどまることを知らないトルコへの愚痴は絶対に書きます。私は直接手を下せないけれど死ぬときくらいはせいぜい苦しみやがれこのど阿呆がと犯人に対して本気で思っております。これだから戦争はなくならないのです。あ、ジョージアは別にいいです。気が向いたらでいいです。あの国は別に。
というわけで現在地はアルバニアにいますがギリシャ入国から、遡って10日前のことから再開しようと思います。(え、再開したのにもうすでに10日も時差があるんですか?ってことは放っておいてください。)
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ちょうど1か月いたトルコ最後の街を離れて、ギリシャのロードス島へ向かいます。
地図を引きで見てもらえればわかるのですがロードス島はマルマリスのすぐ南、こんな場所にあるのにギリシャ領なの?って場所です。マルマリスからは高速船で1時間だそうで、船は9時15分発。7時45分にピックアップが宿近くの道路に停まるとのことだったので朝から待ってましたが実際に来たのは8時ですごくドキドキしながら待ってました。だってピックアップバス待ってるの自分だけで、いざ来たのに乗り込んだらこれからバカンスに行くぞと気合満々のカップルや家族だけだったんですもの。
で、フェリーの写真ですがありません。おっとー。壊れたiPhoneの中ですねー。糞ーなにからなにまでー。
はい、フェリーは実際には9時半に出発し到着したのは10時半でした。ほとんど満席でした。あまり大きい船ではありませんでしたが波も穏やかでそんなに揺れることもなく無事到着です。
入国審査はスムーズで30分ほどで完了。そういえばトルコの出国のスタンプは入国と同じように逆向きに押されました。あの国許さん。
もうちょっと感慨深い感じでトルコを出てギリシャ入るかなと思ったんですがあっという間についちゃいましたね。トルコは本当に楽しいはずだったんですよ。景色が綺麗で広い国土に見どころがたくさんあるのでどこに行くか選択肢は無限大、バス会社も多いので選び放題。なんだか旅の醍醐味みたいなそんなようなのが溢れる国でした。
でも私が出国する少し前からトルコがシリア北部に攻撃を始めたんですよね。被害の多くはクルド人だそうで、胸が痛いです。トルコで私に親切にしてくれた人の大半はクルド人たちだったので。
わかりますよ。実際にシリア難民が暮らしている街のトルコ人はシリア人のことを疎ましく思っていたし、トルコは難民を400万人近く受け入れてるそうです。100万人受け入れたドイツの経済がむちゃくちゃになったことを考えれば、トルコなんてそりゃ大変なことになってるし不満が溜まるのもわからなくはないんですが、それでも人を殺していい理由にはならないですからね。絶対に。気になっていたのでトルコに関する日本語ニュースはほとんど読んでますが、やってることがむちゃくちゃですよこの国は。
そんなことを考えながら、マルマリスはシリア国境から離れてるとはいえやはり落ち着かず、マルマリスも特に観光せず出てきてしまいました。まあトルコは一通り見たいところは見たしもういいかな。
で、ロードス島です。港湾都市として栄え、今でも中世の街並みを残す素敵アイランドだそうです。
着いた港から宿までは約2㎞ほどなので歩くとします。すぐそこには城壁が広がっていますが…先に移動のチケットを購入です。
フェリーはどこにいくにしても毎日出てるわけではなさそうなので、先に買っておく必要があります。次の目的地はみんなご存知サントリーニ島です。というわけで港を出て真ん前のブルースターフェリーでチケットを購入。39€なり。ひいい…。
物価の上がり方にびびりつつ、フェリーの中でも聞いてたゆーみんを口ずさみながら海沿いの道を宿まで歩きます。
「悲しくて~悲しくて~♪」って口ずさんでると、いや別に地中海リゾート一人で来ても悲しくねーし…ってなりました。選曲を間違えた。
ここで地図アプリが城壁をくぐりなさいというのでね、くぐったんですよ。そしたら黒人の女性がずいぶんとフレンドリーに話しかけてきまして、「ハロー♪あなたどこから来たの?」とか言うわけですよ。
私も別に足を止めることなく「ハロー、ジャパンよ~」くらいに適当に流して歩き続けるのですが、「ジャパンのどこ?」って言うので、「サッポロー、知らないでしょ?」なんつって返すのです。そしたら手を差し出してきて、「あら素敵ね、ナイストゥーミートゥー」って。「はいはいどうも」って握手して立ち去ろうとしたら、私の差し出した右手にミサンガを巻き付けようとしているのですね。
はいきましたー。ミサンガ詐欺ー。無料だよとか友達の証だよとかいって人に勝手にミサンガを巻き付けて、巻き付けたら金払えとかって言ってくるやつですね。
せめてなんか言えよと思いつつ、右手を握られなんならこっちも向こうの右手をしっかり握ってますので向こうも左手だけでミサンガ巻くの難しいっぽくもたついてたので、まるでダンスの如く一回転して難を逃れました。わしゃリゾートに貴様とダンスするために来たわけじゃないぞよ。
この詐欺で、あ~ヨーロッパに来たなあと実感しました。ヨーロッパのほうがスリが多いと思うのでちょっと遅かったけど宿で対策を考えることとしましょうね。
というわけで宿に着いて、あまりにも居心地がよかったもんでついのんびりして色々財布の持ち方だとかお金の分散ポイントをちょっと変えたり色々してました。
夕方になってやっと外出です。朝夜はさすがに寒いですが、日中はかなり暑いです。今年は2月からずっと夏だけど、私の冬はいずこ…。
ロードス島旧市街は世界遺産にも登録されているそうです。旧市街は宿から歩いてもこれるのでのんびりきました。
かなり立派な城壁です。こんなんどうやって攻め込むんだろうと思いつつ気になるのはこれ。きびだんご?
旧市街の中はお土産物屋さんやお洒落なレストラン/カフェが立ち並び立派に観光地化されていますがまあなんとなく楽しい雰囲気で嫌いじゃないです。やっぱりちょっとトルコとは違ってヨーロッパな雰囲気ですね、トルコの特にイスタンブール着いた時もヨーロッパだなあとは思ったけどちょっと違う。
ロードス騎士団のグランドマスター宮殿というところに来てみました。このかっこよすぎる名前どうにかならないでしょうか。
中は1階部分は博物館になっていて、2階部分は内装が見られたりしますが2階部分の床が見事でした。細かなモザイク画で出来ていて、デザインや配色もかなりセンスがあると思います。写真は…壊れたiPhoneに…。
時間めいっぱい見学して、適当に道を歩きます。
この島、猫だらけやー!!
はい、いつからこんなふうになってしまったのかわかりませんが私はすっかり猫にとりつかれております。猫を見かけるたびにそっと立ち止まり目を合わせ「クスクスクスクス」と呼びかけます。
日本だと猫を呼ぶのに舌を鳴らしたりすると思いますが、ロシア語圏は「クスクス」が多かったですね。最初南旅館F氏が団地で無声音で「クスクス」いいはじめいつも持っている袋から猫のエサを取り出したときはこの人…って思いましたが今では気持ちがわかります。ジョージア・トルコあたりでは「プスプス」もいました。クスクスかプスプスでだいたい猫ちゃんちゃんと反応してくれるので、茂みからガサガサ音が聞こえたら私も一人で「クスクスクスクスクスクスクス」ってずっと言ってます。そしたら猫出てきます。ほんとに。怪しい人ではありますけど。
そんなわけで猫と遊びつつ、レストランでビール1杯2.5€を注文して一人で楽しくやって帰宅しました。サントリーニ島行のフェリーは明後日ですので、明日は丸一日観光です。