期待大の国ジョージアへ
あっさり2都市だけまわったアゼルバイジャンをあとにして今日はジョージアへ向かいます。
本日の目的地はシグナギです。なんだか景色が綺麗な観光地らしいです。
というわけで朝起きてシェキのマルシュ乗り場へ。見慣れた顔が…と思ったら中国人の4人組がいました。どうやら彼らも同じくジョージアの国境まで向かうマルシュに乗るようです。中央アジアはビザの関係からか全く中国人見なかったんですけど、アゼルバイジャンくらいからちょこちょこ見かけるようになりました。
というわけであっというまに国境到着、入国です。
ジョージアは日本人はビザなしで1年滞在できるというものすごい国です。普通2週間とか1か月とか、よくて3か月とかだと思うんですけど。日本人だけなのか、他の国の人も1年滞在できるのかわかりませんが太っ腹な国です。そしてこの国はワインで有名であり、なんだか美しい自然と物価の安さから大変居心地がよくて沈没するバックパッカーも多いんだとか。期待大でございます。
実は入国の時にパスポートをポイっと渡して、お姉さんがスタンプを押そうとした瞬間手をとめて再度パスポートをまじまじと見始めたときはかなりどきどきしましたがその後普通に入国スタンプ押してもらえました。やめてくださいそういうのは。
ジョージアの文字はずいぶんかわいい感じでして女子高生が書く丸文字よりも丸いです。今の女子高生は丸文字なんて書かないでしょうか。
で、国境はタイーミャンマーを彷彿とさせるような、川に橋が架かっていてそれを歩いて渡る感じでした。懐かしいなあ。
国境周辺は町はないので(両替所はあり)、最寄りの町まで行く必要があるのですが最寄りの街まで行くマルシュもないしタクシーしかいないのでまたヒッチハイクになりました。
1人タクシーのおっちゃんが来て最寄りの街まで「1ラリ!1ラリ!!」とすごい形相で叫んできました。1ラリ=36円なのでめちゃくちゃ安いのですがあまりにも怖い顔でものすごいでかい声で叫ぶので「Kさん、この人怖いからやめましょう」と提案しました。そのタクシーのおっちゃん「なんでこんなに安いのに乗らないんだ!!!」とぶち切れながら一人で街まで消えていきました。顔が怖いからだよ…。
結局2台乗り継いでシグナギの手前のツノリという街に到着。ここでいったんお金をおろしてお昼休憩です。パイの中に引き肉かと思えば大豆でした。あんこではないですが美味しかったです。
気を取り直してシグナギまでヒッチハイクです。
シグナギに向かう国道に立って親指を立てるもなかなか車が停まりません。暇なタクシーが停車して、乗ってく?と声をかけてきましたが丁重にお断りし、でもタクシー運ちゃんも暇そうでずっと我々のヒッチハイクを地べたに座って眺めてました。
捕まえた車と、更に乗ってきたチャリダー達。
停まってくれたのはトラックだったので元気よく荷台に飛び乗ってぐんぐん坂を登っていきました。シグナギはかなり高いところにある街のようで、荷台の上を転がりながら到着を待っていると6-7人の自転車乗り達が。坂道がかなりきつかったようで自転車ごと乗せてもらってました。すごいな…。
シグナギ到着。
シグナギの街はかなりコンパクトで思ったより観光地化されていました。
ただコンパクトなわりに坂のアップダウンが激しくてどこに行くにしても登りも下りもどっちもありそうです。
宿に向かっていると住宅街で遊んでいた3人の子供たちが銃を向けて「バンバン!」と言ってきました。もちろん銃はおもちゃですがずいぶん物騒なことするじゃないですか。
かわいい街だけどよくわからないものもそれなりにある。
猫さん。
すごい積み方の塀。
到着したらすっかり夕方だったので、軽く歩いて夜ご飯を食べて終了です。
夜ご飯はジョージア名物のヒンカリです。ジョージア版餃子みたいな感じでとても美味しいですが中身のお肉が結構塩味濃いめです。これはビールが飲みたくなる…。
明日から本格的に観光です!