あの銅像をもう一度

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あの感動をもう一度、みたいなオリンピックのようなタイトルになってしまいましたが昨日撮ったカラガンダ名物炭坑労働者像をもう一度撮りにきました。今日も力いっぱい石炭の塊を持ち上げていて、その姿を順光で見られたので大満足です。

 

今日はついに楽しみにしていたカザフスタンの首都アスタナ改めヌルスルタンへ移動です。鉄道移動、午後から乗っても十分明るい時間に着きます。朝はゆっくり起き、荷物をまとめてさて何時に出ようかな~と思っていたら宿の人が部屋に飛び込んできて「チェックアウトの時間よ!!」とせかしてきました。また9時か、カザフスタンの宿チェックアウト時間早くないですか?

というわけで早々に宿を追い出され暇を持て余していたのでバスで駅まで行かずわざわざこの銅像の前でバスを降りて写真を撮って駅まで歩きました。

やっぱりカザフスタンバックパッカーがそんなに多くないみたいで、ちょっと周りの視線が気になりますが気にせず元気に鼻水を垂らしながら歩きます。

 

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この偽モアイみたいな像もちょこちょこ見ます。なんかあるんでしょうか。

 

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F氏が教えてくれたモザイク画。「労働者階級の団結」というそうです。というか労働者の銅像と言いこのモザイク画といい、自分なら写真を1枚撮って終わりのところですが名前まで知っているF氏はすごいです。ちなみにこれらの情報も全て丁寧に座標軸で場所まで教えていただきました。座標軸で場所のやり取りをするのは人生で初めてです。宿泊中だけではなくてアフターケアまであのお方は完ぺきで、どちらかというと宿泊後のほうが心をつかまれそうです。

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ところどころ街にある銅像やらをぱしゃぱしゃやってちんたら駅まで向かいました。

乗る前に軽く腹ごしらえ。

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待合所の椅子はゲットできなかったのでそこらへんに座り込んでもしゃもしゃ食べていると現地人のおばちゃんに何やら聞かれましたがわからなかったので、旅行者ですというと驚かれました。やっぱりキルギスほどではないにしてもカザフスタンにも日本人っぽい顔の人がいるので(というか朝鮮人?)普通に話しかけられたりします。

 

乗る予定の鉄道がきたっぽいので入り口にいる車掌さんにチケットを見せて乗り込みますが、入り口でチケットを回収されてしまいました。自分の座席番号何番だっけ…と思って中に入りましたが、なんか寝台でもない限りあんまり席番号は意味をなしてないようです。みんな適当に座ってるっぽい。というわけであまりちんたらしていると傍若無人なカザフ人に蹴散らされそうなので私も適当にそこらへんの小僧たちを追い払い席を確保。

とはいうものの発車してみたら小僧たちは人が多いのにも関わらず横になって寝たりするので(小僧たちだけじゃないけど)、私の圧倒的敗北でした。到着まで約4時間縮こまって座ってました。

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小僧が履いてた偽アディダス

 

そんなわけでヌルスルタンに到着です。カザフスタンは駅の撮影禁止なので相変わらず遠目からこっそりです。

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カザフスタンの首都ヌルスルタンは以前はアスタナというなんかかっこいい名前でしたが今年の3月から前大統領の名前をとってヌルスルタンに改名されたそうです。ここは近未来のような都市ということで知られていて摩訶不思議な建築物が多いそうです。日本人の黒川紀章氏も携わっているとか。

アスタナってかっこいい名前だと思うんですけどねー。しかも都市だって私は勝手にスターウォーズっぽいなとか思ってたんですけど、なんか私が旅に出て気付いたらヌルスルタンになってました。

 

まあそんな話はいいや。駅から宿までバスに乗り宿があるであろう建物は見つけたんですけど、入り口がわからないんですね。またお得意の団地の一角だと思うんですが、現地住民に聞き込み入り口までは特定したんですけど南旅館のようになんらかの番号を押さなきゃいけないみたいでそれがわからないんですよ。住所をみた感じ3号室っぽいので3#とか押してみたんですけど反応なし。

困ったなーと座り込みながら猫ちゃんと遊んでたら、ちょうどその出口から女の子が出てきたので「ここにホステルありますか?」と尋ねてみたら彼女はきれいな英語を喋り、なんならそのホステルの宿泊者だったみたいで案内してくれました。助かった~。

 

宿のドアの前まで彼女に案内してもらい一旦お別れし、ドアを開けると腰を抜かすほどのイケメンが私を待っておりました。どうやらスタッフのようで顔はロシア系。めちゃくちゃかっこいいです。この旅にきて間違いなく一番のイケメンです。

オーナーも予約時点では3泊で4300テンゲ(約1200円)だったのを4000テンゲを渡して細かいのを出そうとすると「あ、これでいいわー」と雑な値下げをしてくれたこともあってすっかりこの宿が気に入りました。イケメンと安い宿・ばんざーい!

 

荷物を置いてさっそく宿の周りをちょいと散策。この手のものはお洒落だと思うけど夜中とか絶対怖いと思うんです。

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宿は結構大きな通りに面していて食べるものには困らなさそうだし、なんなら日本食屋もあったけどちょっとカザフでお金使いすぎてるので3泊あるし自炊しようとスーパーに行きました。

まあ一人で無難なのはパスタかしら、というわけで適当に買いました。

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この日は結局これだけであとはのんびりしました。

あ、駅から宿までとその周辺しか見てませんがヌルスルタンは別にヌルヌルしてませんでした。