カラコルへ

本日は居心地の良かったビシュケクを出てカラコルまで向かいます。カラコルはこちら。

 

 

キルギスにはイシククル湖という大きな湖があり琵琶湖の9倍の面積があるそうです。標高が高いのにも関わらず不凍湖で原因は不明だとか。なんといってもイシククル湖、透明度がロシアのバイカル湖についで世界第2位なんだとか。

南旅館の人たちはビザ申請している待ち時間にビシュケク→イシククル湖北側→カラコル→アルティンアラシャントレッキング→イシククル湖南側みたいなルートで1週間くらいの小旅行を楽しんでる人が多かったので私もそれに倣い行ってみることにしました。アルティンアラシャンについては後日記載します。

F氏曰くイシククル湖北側は典型的なロシアのリゾート地らしく、そのチョルポンアタという町は「チョルポンは金星、アタは親父。なのでチョルポンアタは直訳すると金星親父という名前の町です。」と真顔で教えてくれました。その名前を聞いてすこし興味は湧きましたが、イシククル湖は南側のほうが町もそんなに開発されていなくて湖の透明度も高いということだったので私はビシュケクからカラコルまでは北側を通って直接向かい、帰りに南側で1泊して帰ってくることにしました。

 

というわけで7時半に南旅館を出発してビシュケクの西バスターミナルへ。

ビシュケクからカラコルまでは350ソムと聞いていたので、「カラコル!カラコル!」と叫びながら近づいてきた運転手に、携帯の画面に350?と描いて見せると「イエス!スリーフィフティー!」と言われました。

そうか、英語が通じる…中国のおかげでつい筆談の癖がついてしまいました。キルギスもネットでは英語が通じないと見ましたが、中国から来た私にとってはこの国は全然英語が通じます。だってこの人たち数字知ってるもん。ちなみに私の中国語レベルでは10までは数えられましたがそれ以上は無理という低レベルのまま終わりました。

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20人くらい乗れそうな大きなバンでした。私がついたあとすぐに家族が来て座席が埋まり、8時50分には出発です。またまた絶景の連続。本当に青空がよく似合う国です。

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途中お昼休憩があってトイレにもよったのですが、ぼっとんトイレではあるもののちゃんとドアはありました。この国に人権はありました。

バンにイケメン青年2人が乗っていました。兄弟だそうで、弟君のほうが話しかけてきてくれました。バンに乗る前に中国人?と聞かれたんですけど、日本人だよ~と答えるとそっかー、といい、今度休憩のときに日本のアニメが好きなんだけど…と声をかけてきました。今のところ私に声をかけてくる海外のアニオタたちはみんなワンピースじゃなくてナルトが好きみたいです。私ナルトは読んだことも見たこともないからわかんないや…。弟くんはカラコルまでは行かず途中の小さな町でお兄さんと降りていきました。降り際に名前を聞かれたので自己紹介したのですが、あんまり名乗りたくないんですよね。実は前日にF氏と話していた時、「あなたの名前はキルギス語で油という意味ですよ。」と真顔で宣告されたので、、ロシア語じゃなくて良かったです。この国を抜けたら私は油じゃなくなります。

というわけで「きみ名前は?」「私の名前は油です」というやり取りをして彼は頭にクエスチョンマークを浮かべたまま降りていきました。そういえばジェノバンも私の名前をなんか妙に変形させて呼んできていたのですが、今思えば「ねえねえ油ー!写真撮ってー!」というのが気まずかったのかもしれません。

 

北側からみたイシククル湖。

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湖ですが対岸が見えないのでほとんど海みたいです。

 

15時半頃、無事カラコルの町に到着しました。カラコルは想像していたよりかなり田舎。

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バスターミナルから約3㎞、ちんたら宿まで向かうのにモスクを通過し公園を通過し、砂利道を歩いていると変な鳥がいました。夢中になって動画を撮っていたので写真はこれしかありませんが、鶏だとおもって近づいたらクチバシがいやに柔らかそうにぶらぶらしていて…なんか不気味な鳥でした。動画見たい方は送ります、うふふ。

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宿に着き、翌日向かうアルティンアラシャンのことを宿のスタッフに色々聞いていると「あなたの泊まるユルトに日本人の男の人がいるから一緒に行けばいいじゃない!」と教えてくれました。まあ一緒に行くかは知りませんけど声をかけてみますーと言って部屋に戻ると確かにそれっぽい男の人が。寝てたので声はかけず。

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そうそう、この宿は敷地内にユルトが3基建っていてその中がドミトリーになっているという素敵宿でした。スタッフは英語が堪能だし、何より清潔です。清潔レベルが度を越えていて、洗面所で手を洗えばおばちゃんが汚れというより水滴をすべてふき取るレベルで清潔です。常に雑巾もってその辺をうろうろしています。

 

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夜はハンバーガー。キルギスはバーガー屋がめちゃくちゃ多いです。オシュもビシュケクも。私は夜は南旅館でおなかパンパンになるまで食べてましたのでキルギス料理を知りません。まあこれ食ってキルギス料理だと思うのもどうかと思いますが、さすがバーガー屋はたくさんあるだけあって値段の割にボリューミーで味も美味しいです。写真撮る前に1口食べちゃいました。おちゃめでしょう。

 

翌日のトレッキングに向けて食料を買い、宿に戻ると日本人の男の人が起きていて先に声をかけられてしまいました。Kさんといって彼も翌日アルティンアラシャンへトレッキングに向かうと言ってます。私がシャワーを浴び終えると「なんか部屋のベルギー人とフランス人の女の子と一緒に登ることになったんやけど・・・」とつぶやいておりました。明日のトレッキングは片道15㎞と長丁場ですのでご一緒するのは避けようと思いうやむやに返しておきました。向こうも誘ってきたわけではなかったし。

Kさんと色々お喋りしてから早めに寝ました。カラコル、ビシュケクより涼しくて夜は少し涼しかったです。