現地ガイドと行くシーポーお散歩ツアー

ミャンマー滞在も残すところあと3日となりました。
 
インレー湖を諦めてまでシーポーにきた理由は、トレッキングがしたかったからです。っていうとちょっと語弊がありますが…カローという町からインレー湖まで2泊3日かけて向かうトレッキングツアーが大人気だそうで最初はそれに参加しようかと思っていたのですが、旅に出てあれ私体力ないのでは…?と気付き、しかもトレッキングとなると大量の白人集団とご一緒になるだろうという2つの恐怖から2泊3日もいらんから1日ツアーがいいな、しかも人の少ないところでお願いします、と探した結果シーポーに落ち着いたわけです。
 
着いた日に宿に併設されているツアーデスクに1日トレッキングに参加したいですと申し込みに行くと、ハードトレッキングには参加者2名、ソフトトレッキングには参加者0、でもこれからまだお客さんくるからとりあえず名前を書いて申し込んでおいてよと言われ、ソフトトレッキングの欄に名前を書きます。
 
ハードトレッキングには同部屋の屈強な白人男性の名前です。だし、旅に出てしょっぱなハードに参加する自信もあまりなく弱気でございます。
 
翌朝ツアーデスクを訪れると、うん!君だけだった!ラッキーだね!と言われてうわあガイドと2人とかめんどくせえしかも1人ということはお値段がまったくソフトではない…ということで1dayツアーから予算の8割を費やしているボートツアーを削除し結局シャン民族村訪問半日ツアーになりました。
人を避けるためにカローを諦めシーポーに来たはずなのにお一人様問題に悩むなんてなんとも微妙です。しかもめんどくせえとはなんて言い草。
 
で、これが実際はというとソフトトレッキングというよりハイキング、というかガイドのハン君と行くお散歩ツアーという感じでした。
 
ハン君は21歳の青年で英語が堪能です。ちなみに私がこちらに来てから名前を覚えた外国人はハン君が2人目です。1人目はアンさんでした。宿のスタッフや同部屋の人など話し始めると名前を聞かれるのでこちらも聞き返すのですが外国人の名前はまったく覚えられません。名前を聞いて3回口に出し、うん大丈夫!となっても15分後には脳内で(やばいこの人の名前なんだっけ…)とかなり焦りながら会話をしています。
あと上手く発音できない問題です。以前会った台湾人、中国名はもちろん発音できずイングリッシュネームを教えてもらいましたが「あなたの発音じゃそれ人参よね」と言われてしまいました。
人の名前を覚えられないもとい発音できないのもなかなか失礼なので今後は努力しようと思います。
 
トレッキングに出発し、すぐに畑に出ます。お米は乾季の今は育ててないそうですが、コーンだとかチリ、キャベツ、トマトいろんな畑がありました。シーポーは農業の町だそうでほとんどの人が農業に携わってるそうです。
 
各村に1つこんなお社があるそう。年に1度、お祭りの時しか開かれないようだけどしっかり手入れはされていました。

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学校

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小坊主が小坊主にシャン語を教えている

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途中、リス族の村を通過しました。
 
リス族もまた違う言葉を話し、彼らはキリスト教徒らしいです。
日本に暮らしていると、1つの国に多民族がいていろんな宗教がいて…っていうのは想像が出来ません。シャン族の隣の村はリス族で言葉も文字も違う、もちろんミャンマー語とも違うそうで、不思議な感覚です。

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シャン族の村では民芸品が作ってるところが見られるとのことで何を作っているのか楽しみにしていたら竹製の籠バッグでした。かわいいなあ〜。さすがに籠バッグ片手に旅をしている人はまだ見てないので今回は買いませんが、次回があれば仕入れに来ようかと思います!

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村を離れると何もない道をひたすら歩く。

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ここで昼寝してもいいよと言われた。1日2本しか通りません。

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シーポーからは車で2-3時間だったか4-5時間だったか忘れたけど、それくらい行けば中国国境があるそうです。どうりで町の中では中国語の文字がたくさんあります。お店の看板というよりかは、自宅の玄関先に書かれている感じです。
 
ハン君は隣町の大学に通っていて、今はお休みだからガイドの仕事はアルバイトだそうです。学費だとか家にお金を入れるのに頑張らなきゃいけないそうです。新しい家族もいるし、と。新しい家族?と聞いたら、先月結婚したんだ〜!って、あなた21歳ですよね…衝撃…。ミャンマーでは16,7歳で結婚する人もいるらしく、ハン君の友達はほとんど結婚してるそう。おばさんちょっと返す言葉がありません。そうなんだ、早いねとだけ言って切り上げます。
 
そういえばマンダレーの宿でよく話しかけてきたスタッフも19歳と言っていたし、仲良くなったスタッフもfacebookを確認したら23歳でした。30前後の人間はこの国にはいないんでしょうか。ていうか見た目的にどのあたりが30前後なのか…。ぐぬぬ
 
8時半に出発したツアーは結局お昼前には宿に戻ってきました。15000Kでしたが、現地人1人質問責めにできたと思えば安いです。
ちなみにわかったことは「ミャンマー人は車だろうがバスだろうが車内ではだいたい具合が悪い」「カレーを頼んだときについてくる副菜たちは全部食べても値段は変わらない」です。
前者は勘付いてましたが後者は衝撃です。食べれば食べるほど値段が上がると思ってました。いや、だからと言ってセーブして食べてたわけではないのですが残してたと思うと心苦しいです。今度からは鍋に入った米にカレーかけて食べるぐらいの気持ちで臨もうと思います。
 

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これのこと

 

ツアーが終わった後は、まだまだ歩き足りなかったので近くのマーケットへ行きました。
シャン族の人は毎日ボートで作った商品をここに運び売ると教えてもらったので実際の商品を見にきました。
籠バッグを作ってるところしか見れませんでしたが、帽子や茣蓙(壁?)など色々ありました。

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マーケットの隅にあった食堂でお昼

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本場シャン州のシャンヌードルです。
麺類のもちもち具合が一番でした。
 
マーケットを見終わると、ちいさな町を一周します。
 
竹を割き、叩いて平らにしてる男性とそれを編んでる男性がいたのでしばらく見物させてもらいました。シャン族なのかな?と思ったけれど作ってるのは家の壁のようでコンクリートで作られたお宅以外どの家もこのように出来てました。
竹=シャン族とすぐに思ってしまう自分はばかですね。

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小さな村なのに教会がありました。中にいるのはリス族かな。

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シーポー駅

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降りたときはゆっくり見れなかったので着てみました。昨日私の降りた電車が来るまでまだ1時間以上あるはずですが(時刻表的にも)、なんでしょうこの賑わいは。いくら時刻表があてにならないとはいえ、遅く来ることはあっても早く来ることはないのではと思います。
 

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とある民家の前で干されていた。煎餅なのか、そもそも食べ物なのかどうなのか。匂いは無し。
家の中から話し声がするのでよっぽどお尋ねしようかと思ったけど、家に変な外人が来たらさすがにミャンマー人も驚くだろうとぐっと我慢です。
 
ミャンマーではよく道端にこのように水が置いてあってみんな好きに飲んでいます。
 
まさかこの踏切は手動ですか。

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まったりお散歩を終えました。
明日はマンダレーに帰ります。