ヤンゴン環状線とバガンへ移動

さてバガンへのバス移動を控えております本日は、いかんせん夜まで時間があるのでヤンゴン環状線にのって時間を潰してみようという作戦にでることにしました。
 
ヤンゴン環状線とは1周45.9kmを約3時間かけて1周するというものです。運賃も200k(約15円)だし、地元の人のありのままの生活が見られるらしくおもしろそうだなーと思って乗ってきました。
 
ヤンゴン中央駅に向かい、ホームでチケットを買います。「ヤンゴン to ヤンゴン!」としょうもないことをドヤ顔で言い放ち、指でくるっと円を描いてチケットを購入です。それ乗んな、というので既に6番ホームに停車していた電車に乗ります。9時20分発。

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乗るとクッションの椅子の車両と硬い椅子の車両があったので、硬い椅子の車両に乗り込みます。やっぱりクッションシートの方が人気みたいでこちらはガラガラです。ありのままの地元の人の様子が見たい、なんて言いつつ人のいない車両を選ぶ私。

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9時20分の定刻通りに電車がガタガタ揺れはじめ発車しました。地元の人を数名を乗せ、スピードは私の全力疾走と変わらないのでは?くらいのノロノロ走行。外を見てみると色んなところで煙が上がっていたり、ダウンタウンでは見なかったスラム街のようなのもちょこちょこ見えます。

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みんな靴を脱いで椅子に座ったり、結構自由にやります。
 
しばらくすると頭に商品を乗せ、小さな椅子を手にした売り子さんが入ってきます。厚揚げみたいなのにキャベツの千切りを挟んだものを売ってる人や、落花生の量り売り、スイカの切り売りなど、見てて楽しいです。売り子さんは呼び止められると小さな椅子に座り、手際よく作業していきます。

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1時間ほど経過すると、電車が停車しました。時間にして2,30分ほど。その間に電車内は満席になり、売り子さんたちも忙しそうです。USBコードを大量に首からぶら下げ、なにも言わず歩いて通り過ぎてったおじさんがいたので、どこの国にも変な人はいるもんだなあと思っていたら彼もやはり売り子さんのようでした。あと眼鏡売ってる人もいました。電車の中で売らなくても…。
 
電車が動き始め、さあ後半戦だ〜!と思っていたらなにこれ。1周じゃなくて折り返してる…?
私の「ヤンゴン to ヤンゴン(指クルー)」は通じてなかったようです。お陰で後半は若干眠くてただの移動と化しました。夜に移動を控えてるってのにまったくもう。
まあ1周はできなかったけど、街の景色や車内の様子が見れて楽しかったです。どちらにせよ3時間ぴったりでした。
 
帰りはお昼を食べ、夜まで時間あるしカフェで本でも読もうと思いちょいと高級そうなモールへ。
同郷Yさんと遭遇。私が行くところにはだいたい居ます。
時間を潰し、カフェの隣にあったスーパーで夜の買い出しでも…と思ってフラフラしていたら昨日のポルトガル人に声をかけられました。外国人はみんな来るところは一緒みたいです。
じゃあまたバス停で、と別れ、バックパックを置かせてもらっているので宿に一旦帰宅。やることもないのですぐバスターミナルへ向かいます。ここで来たときに支払った20,000Kを思い出し胸が痛くなります。バスでバスターミナルへ向かうのは200Kです。今のところミャンマーは好きな国ですが、その思い出が私の胸を苦しめるのです。運転手め。

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都会はあまり好きになれないけれど、ヤンゴンは見ていて飽きない街でした。
 
予約していたのはFamous Expressというなんともわかりやすい名前のバス会社です。
お水とタオルがついてなんとも快適なバス移動でした。ただ8時に出発したバスは9時半ごろ休憩所に着き、叩き起こされ全員強制降車です。寝てたのに…。

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がっつりご飯を食べる気分でもないので、ゆで卵を1つ購入。同郷の方のブログを読んで、ずっと食べたいと思っていたのです。ゆで卵はアツアツで、想像の何倍も美味しく、塩でも持ってくればよかったなあと思いながらも1人笑顔全開で暗闇の中で食べます。あまりにも美味しかったので、おばちゃんにもう1つちょうだいと言ったら笑われてしまいました。でもこれは今食べず、明日の朝のお楽しみです。ふふふ
 
30分の休憩を終え、そこからバスはぐんぐん北上していきます。途中トイレ休憩くらいはあったみたいですが、全員降ろされる、みたいなことはありませんでした。
ミャンマーの田舎道は街灯が少ないうえにやはりでこぼこ道で、たまに急ブレーキだったりクラクションが鳴ったりなんだか不安な道中でした。しかも数日前にヤンゴン-マンダレー間でバスの交通事故が起き結構な人数が亡くなった、という記事を見たので尚更です。
 
ま、結局なんともなかったんですけどね。
バガンのバスターミナルに着いたのは6時少し前、ほぼ時間通りです。
 
結局あんまり眠れなかったなあなんて思いながら、宿へ向かいましたとさ。