いざ武侯祠へ
昨日はパンダの反動と宿のみなさんのあまりの騒音で寝不足のため何もできず。
というか2泊で50元だったお宿、延泊しようとしたら土日だからか急に1泊50元に跳ね上がったので朝のうちに宿を替え、さあお出かけする前にひと眠り…と思ったらそのままぐっすりでした。びっくりです。
あと久しく無縁だった蚊も成都ではばっちりお元気ですっかり餌にされています。あたしゃ嫌いだよあんたたちのこと。
ちなみに昨日の夜も四川料理である鶏肉とカシューナッツの炒め物です。
こちらは家庭料理の欄にありましたね。見た目ほど辛くはなかったですけど、日本でもこんな味付けだっけ…?という感じ。美味しいんですけどね、めっちゃ美味しいーー!!!って感じではなかったかも。緑のはシャキシャキしてるんだけど結局なにかわかりませんでした。キュウリじゃないけどウリ科の何かでしょうか。また例の3人に見つめられながら食べてます。
さて、今日は武侯祠を見学に行きたいと思います。そりゃなんじゃらほいという感じですけどもここ成都は三国志時代に蜀の都として栄えた街だそうで、武侯祠は諸葛亮公明と劉備玄徳が祀られている場所です。
と、えらそうには解説してみましたけれども私の三国志の知識はほぼ皆無。なんとなーくね、私日本史が好きだったので歴史は嫌いじゃないんですけどちょっととっつきにくくて、高校生くらいからずっと漫画でもいいから読みたいな~くらいの思いはあったんですけど結局ずっと放置してきてこのありさまです。なので三国志は知らないけれど、中学時代にお勉強そっちのけで三国無双をやりまくっただけの私が武侯祠を見学しに行きたいと思います。
住宅街をすり抜け宿から徒歩30分くらい。
え、こういう感じ…?
なんだか門がいくつかあるみたいで、一番近くの門から入ったら両側に飲食店やお土産屋さんが立ち並びなんだかかるく古城っぽい雰囲気です。こんなの想像してなかったんだけどな~。
誰かのお墓発見。
解説を読むと
劉湘のお墓。劉湘 別名が南澄といい、四川〇〇の人で、川軍第21軍軍長兼四川省政府主席などに勤めたことがある。1937年に第七戦区司令長官兼第23集団軍総司令に在任したとき、川軍を率いて四川省を出て日本軍と戦った。
あ、私ここにいたらだめそう。
そそくさとあとにし、劉備はどこじゃ~と探しているとそれっぽいのがありました。みなさんが出てくるところから入りました。なぜ人と逆の順路で行ってしまうんでしょうね私と言う人間は。パンダと言い東南アジアのルートそのものといい。
劉備のお墓だそうです。こんもりしています。私古墳も見たことないのでわかりませんがこんな感じですか?にしても意外とこじんまりというか、いやもちろん小さくはないけど劉備くらい有名な人でもこれくらいの大きさなのね…という感じです。
反対側から入っていざ武侯祠へ。
劉備玄徳殿、ライトアップされています。穏やかそうですね。本当にこれは三国無双のイメージしかないですが、魏は悪党、呉はよくわからん、蜀は正義だけどなんか弱そううイメージがあります。中学生の私がなぜそう思ったかはわかりません。ちなみに私が使うキャラは魏の夏侯惇でしたが、蜀でいうと関羽も好きでよく使っていました。その関羽がこちら。
あんなにたくましく体が大きいイメージで槍をぶんぶん振り回していたのになんだかすっかり人のよさそうなおじいちゃんです。
一番ショックだったのが趙雲です。私の知っている趙雲はイケメンの槍の使い手です。こちら私の知っている趙雲。
見た趙雲
ジジイ・・・!
人一倍顔が白く、まあでもよくみたら意外と顔は整ってるかも?なんて思いつつちょっとショックです。
最後に本命諸葛亮公明ですね。三国無双では皆が剣や槍や斧を振り回して戦う中、諸葛亮だけはハリセンを振り回したまにビームとか出してたイメージですが、
あ、本物もちゃんとハリセンもってんのね。ていうかハリセンなの?
はー大満足ですもう。
三国志好きな人からはお前本当にもったいないぞとお叱りを受けそうですけど、もう勉強不足で来てしまったものは仕方ないですからね。ていうか雲南省に長居しすぎて先日菊ちゃんにも「雲南省いすぎよ!!中国他にも見るとこたくさんありますよ!!」と怒られたばかりですから、三国志に興味あったらもっと時間くって中国不法滞在してしまうかもしれませんからね。これで良かったと思うことにします。帰ったらしっかりお勉強します。
なんだかこれを見てるととても三国無双やりたくなってきましたね。前職の会社の先輩ギャルも「あたし三国無双やる~wwあれ超すっきりする~ww」と笑顔で言っていたのでやっぱりストレス発散にはもってこいのゲームだと思います。中学生の私が何をそんなにストレス抱えていたのかは知りませんが。
帰り道、中国の道には突然大きな穴があくというイメージを持っているのは私だけじゃないはず。怖いね。
夜は麻婆豆腐です。
山椒がビリっと効いて辛いんだけどめちゃくちゃ美味しかったです。さすが本場!ただしなぜ丼にご飯を盛るのか…。
いや~でも本当に美味しかった。雲南でも1回食べたけどこんなに美味しくはなかったもんなあ。また食べたいです。