想像とは違ったカシュガル

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カシュガルへは予定通り北京時間の朝7時半に到着しました。トルファンウルムチと駅を出るときにセキュリティチェックがあったので今回もそうだろうと自ら率先してセキュリティチェックを探したのですがそんなものはどこにもなく、宿まで向かうバスがすぐ乗れる場所に停まっていたのを見た瞬間、本当にいいんですか…?となりました。慣れとは恐ろしいもんです。国境が近いエリアなのでセキュリティチェックも最もガチガチなエリアなのかなと思ってましたがそうではなかったみたいです。トルファンのほうがよっぽどでした。

ちなみに同じ電車からは大量の中学生か高校生くらいの漢民族ではない顔つきの若者が降りてきて修学旅行かなんかかなと思うんですが、会話を盗み聞きしていたら「シェシェ」と中国語でやりとりしていたのが聞こえました。若者は学校で中国語を習っているでしょうしそっちのほうがもう普通なんでしょうか。トルファンだとウイグル語(少なくとも中国語ではないなにか)を耳にすることが多かったですけど、話す人の年代によってもしかしたら違うのかもしれません。 ウイグル語はなくなっていってしまうのかな。

 

そんなわけで無駄に駅の敷地内をうろうろしてから宿に向かい、着くと日本人のYちゃんが少し早く着いたみたいでチェックインしてるところでした。2人でチェックインを済ませ朝ご飯へ。

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中のお肉が羊肉です。思い返せばトルファンでは果物とかナンばかりで立派なものを食べなかったし、ウルムチでは中華食べ治め!と思い中華料理を食べたし、ここにきてやっとまともなウイグル料理?を食べました。まあまんじゅうをまともカウントしていいのかわかりませんが。

 

宿に戻ってしばらくお昼寝、再びYちゃんとお昼ご飯にポロを頂きました。

これがとっても楽しみにしていた料理で羊肉のピラフみたいな感じです。大きな鍋に作られる料理で、どこのお店も店先で調理しています。鍋に残ってしまったご飯は脂でびちゃびちゃしてとんでもない仕上がりみたいですが、私たちは比較的出来立てをもらえたのでとても美味しかったです。量がかなり多かったので2人でシェア。誰かと行動するのは気が合わなかったりすると億劫ですがYちゃんとはそこまで気を遣わずに歩けるし、何よりご飯をシェア出来るのは複数人で歩く最大のメリットでございます。

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街歩き

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散策したエリアは古城エリアでこのエリアを出ればいつも通り高層ビルが立ち並び銀行や病院のオンパレードのいつもの中国なのですがここに関していうともう中国ではないみたいでした。町の中が迷路のようになっていて、どの通りを通ってみても絵になります。最近は目にすることも少ないですが、ニュースを見るとウイグル人が弾圧されているだの強制収容所にいれられているだの見ますがここにいる人たちは少なくとも表面上は楽しそうに穏やかに生活していました。子供もたくさん歩いていて、みんなめちゃくちゃ元気に遊んでいます。もうちょっと悲壮感溢れる場所を想像してたんですけど。

 

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しっぽがめくれ上がった変な鳥

 

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乾燥はしているけど日差しが強いのでかなり暑く感じます。そんなときに氷とはちみつとヨーグルトを混ぜた飲み物。美味しかったので連日通うことになりました。

 

見たことないフルーツやお菓子もたくさんありました。結局これは買いませんでしたがメロンのようなフルーツらしいです。ウイグルにしかなくて英語にはできないと言われました。大きさはソフトボールくらい。

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色々と歩き回り、早めに宿に帰って何気なく掲示板を見ていると

「We plan to cross the border to Kyrghizistan on 17th. Call us!」

と書かれた張り紙を見つけYちゃんと飛び上がって喜んで連絡しました。

中国ーキルギス国境は絶景だけど非常に難易度が高いと有名で、複数人でタクシーをシェアしないとお金がかなりかかる、かなりの数あるセキュリティチェックをかいくぐれないと問題があるみたいです。現にTwitterで中国ーキルギス国境で公安に嫌がらせにあい国境を越えられなかったという日本人がほんの4-5日前にいたみたいで一緒に越境する仲間を探していたのです。私の中国ビザは19日まで、仮に越境できなかった場合はカシュガルからウルムチに飛行機で戻りウルムチ国際空港から中央アジアのどこかに飛ぶという方法しかないので予備日は2日と計算して17日に越境しようと考えていたのでぴったりです。急いでこの張り紙主のフランス人にメッセージを送り返事待ち。そわそわしながら本日終了です。