この国の本領を見る

4月7日は無事夜行バスでパクセーに到着し、ふらりと街歩きをしておりました。

 

この街に何泊しようか、またラオス南部はどこへ行こうかまるで決めていなかった私は宿の前に掲げられていた料金表を見て朝から愕然とします。

パクセー→シェムリアップ(カンボジア) 280,000キープ≒3,600円

たっかー!予想より1000円くらい高かったです。というわけでチェックインの時間までまだかなりあったので、街歩き兼旅行会社探しに出たのですが旅行会社が見当たりませんでした。探す場所を間違えたんでしょうかね。一応、ホテルが看板を出していたのは見かけたのですがそれでもシェムリアップまで250,000キープ。

じゃあバスターミナルで直接買おうと思い地図を見て、さらに南に向かうのだから少し南側にあるバスターミナルかな?と適当に地図上にあるバス停マークに向かうとそこは全然バスターミナルなんかではなく、地元の人たちの足になっているソンテウのような乗り物の乗り場でした。

そういえばパクセーにはラオス最大といわれるダオファン市場という市場があり、その市場が乗り場を囲んじゃってる形になってます。たぶん、ここで買ったものをまた田舎に持ち帰ったりするのに地元の人たちが利用してるんでしょうね。

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初めて見たぞ、活気のあるラオス・・・!

野菜や果物が所狭しと並べられ、ソンテウの上にも積み込まれ場所を変えると生肉や魚が台の上に転がっていて、ひゃー!この感じー!!なんだか懐かしいけどものすごい匂いー!!!となりました。なかなかこみあげてくるやつです。

匂いがあれなのと、パクセーも倒れそうなくらい暑かったので早々に退散し旅行会社探しです。

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出荷待ちの人たち。

 

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メコン川ラオス日本大橋

 

ラオスは韓国車も走っているしバスも韓国製だったり、ビエンチャンでは韓国料理店をよく見かけたんですが日本の名前がついたものもあるんですねえ。

メコン川沿いは埋め立て工事でもしてるのか川そのものには近づけず、砂を全身に浴びながら歩きます。あちい・・・。

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というわけでそこらへんでお昼を済ませて宿に帰りました。

宿に帰ると一人の女の子が話しかけてきて、「あなたのことビエンチャンで見たわよ!私たち同じ宿だった!」と。全然気が付かなかったなあ、私のベッド出入口から入ってすぐで物をおっぴろげてたからよく見てたんでしょうね。

 

女「あなたも一人旅なの?私も一人なんだけど、よかったらトゥクトゥクシェアして一緒にワット・プー遺跡に行かない?」

私「お、明日?」

女「いや、今から」

私「え、今から??」

 

と、言いますのもワット・プー遺跡はラオスの数少ない世界遺産なのですがパクセーから少し離れていて日帰りで個人で行くにはトゥクトゥクをチャーターするしかほとんど方法がないみたいなので声をかけていただいたのはありがたいんですが、もうお昼もまわっているしこの暑さだし、ちょっとだけ考えさせてと時間を頂きました。

財布をひっくり返し残金を計算、シェムリアップに行くと仮定して…、シーパンドンに行くと仮定して…、ワット・プーまでがいくらまでなら…

うん、お金ない!無理!

色々仮定しましたがここに1泊してシェムリアップにすぐ向かうのが最善と判断(全然金もってないじゃないかw)

共有ルームに戻り、謝ってお断り。全然いいよ~と言って、彼女もそのままごろごろしてました。

 

その後は部屋で休憩し、涼しくなるころにまた外に出て夕飯を探し歩き、何もないというほど田舎ではないが観光客がするようなことはないなあと思いながらふらふらしました。ほんと、なんもない。

宿に帰って念願のビアラオ、あっさりしていて美味しい!結局ラオス最後の夜にやっとビアラオにありつくという始末です。

遺跡に誘ってくれたイタリア人と同じ部屋のチュニジアカップルと会話をしたり、イタリア人と終わらないビリヤードをして楽しい夜でした。終わらないビリヤードって、二人とも下手すぎたということです。よくあれで誘ったな、のるほうものるほうですが。

 

ラオス滞在は10日間ですか。

人が穏やかで、街も静かで、こんな東南アジアの国が存在するんだってびっくりしました。

ラオスが好きかと言われたら好きだけど100%満喫できたかと言われたらそんなことはなかったな。ミャンマーは、楽しかった!!また行きたい!!って即答できるけど、ラオスは自分がもう少し経験積んで旅人レベルがあがったらまた来てみたい…かも…というちょっと不思議な感じです。

でも次来ることがあれば、その時はこの国は今とは全然違う姿になっているんだろうなと思いつつ、いやでもこのラオス人の穏やかさなら案外変わってないかもなとも思います。どうなってるかな~。

というわけで明日は一気にカンボジアシェムリアップに向かいます。