3か国目ラオスへ

現在はラオス世界遺産の街ルアンパバーンに到着しております。
昨日タイからの国境を渡ったのでその記録です。
 
タイ・チェンコーンからラオス・フエサイに渡ったのは朝8時半頃です。
フエサイからルアンパバーンまでの行き方として、3つ選択肢があります。
 
①スローボート
②スピードボート
③バス
 
①が1泊2日かけて、途中のパークベンという街で1泊しルアンパバーンを目指すもの。値段お高め。
②が転覆事案多数。6-8時間かけてルアンパバーンへ。お値段もっとお高め。
③約12時間でルアンパバーンへ。お安め。
 
こうなってくると②は間違いなく却下です。だいたい1泊2日かかるものを6時間で行こうなんて無理してかっ飛ばし過ぎな気がしますし、地球の歩き方にすら転覆の可能性ありと書かれているものは移動手段としてどうなんでしょうwあと自分が溺れるのはいいですが荷物がメコン川に沈むのは避けたいです。
 
で、時間はあるし①でも良かったんですけど安さにつられて③を選びました。
 
ただバスの情報が意外とネットを見ても少なくて、ルアンパバーンからフエサイ行きのバスだとか、タイのチェンマイからルアンパバーンに行く国際バスだとかは乗ってる人が結構いるんですけどフエサイ→ルアンパバーン情報が少なかったので、とりあえず朝早めに国境を渡りました。
 
タイのイミグレーションを通過すると、メコン川だー!と思いきやバスに乗せられ何もない道を走ります。
ミャワディ-メーソートの国境のように橋のたもとにイミグレがあるのかと思いきや、橋までだいぶ遠かったです。そりゃバスに乗らされるよなあ。このバスは確か20バーツです。ちなみに橋は第4タイ・ラオス友好橋だそうです。1~3も南のほうにあるみたいです。
 
メコン川を渡りラオス側に到着すると、欧米人たちはビザが必要みたいでビザカウンターへ向かいましたが、日本人は15日間までならビザなし滞在が出来るので入国書類だけ記入してさっさと手続きを済ませます。私が入国したのは土曜だったので、ラオス側は手数料がかかりました。これらが済めば無事入国です。
 
ラオス側、何もない…。が、第一印象です。乗合ソンテウが数台停まってますが、他は目立つ建物も特にありません。
雰囲気、結構変わったなあと思ったけどタイ側もイミグレからチェンコーンの街まではそこまで物で溢れてた訳でもなかったので、似たようなもんかもしれません。
 
フエサイのバスターミナルまでソンテウに乗りました。スローボートに乗る欧米人たちと道のりは一緒です。
バス乗り場まで15,000キープ。桁が多すぎてわかりにくいラオスのお金、0を2つとってがつんと繰り上げておけばそれっぽくなります。約200円。
 
1㎞先にもう1つバスターミナルがありますが、ルアンパバーン行があるのはこちら。

 
バスターミナルはがらんとしていて、チケットオフィスに行くとベトナムだとか中国へ向かう国際バスもあるそう。そんなバスターミナルには到底見えないくらい人気がなくてなんだかとても静かでした。
ルアンパバーン行きは18時発のスリーピングバスでした。普通のバスに乗るとか普通のバスに乗ってからスリーピングバスに乗り換えるとか情報が錯綜してましたが、最初から最後までスリーピングバスでした。
スリーピングバスとは、バスの中に二段ベッドがずらーっと並んでいて寝て過ごせるという快適バスですが、ところがどっこいベッド1台につき2人で寝るというなかなかな代物です。145,000キープを払えばルアンパバーンまでの約12時間見ず知らずの人と添い寝ができるということです。
ポジティブにとるかネガティブにとるかはお任せしますが、一応男女の考慮はしてもらえるそうです。日頃の行いが悪ければおっさんと添い寝かもしれません。

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無事チケットを購入し、集合時間の17時までは7時間くらいあったのでチケットオフィスに頼んで荷物を置かせてもらい周辺を散策してきました。
お腹が空いていたのですが、バスターミナル内にある4,5件の飲食店は閑古鳥が鳴いていて不安になったので、繁盛店を探しに外に出たのですがどこの食堂にもお客さん1人いません。
ラオスは道路の舗装がやばい、なんて噂を聞きましたが意外と立派な道路があるにも関わらず交通量が少ないというか…人、少なくない?食堂に人はいないけれど一番混んでるお店は美容室でした。2軒見ましたがどちらも3,4人が髪を切ってました。
道路から一本道に入るとこれです。鶏が走り回るのどかな光景です。

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特に何もないな…と思い、Wi-Fiの繋がるカフェで一休み。Amazon Cafe、チェンコーンでも見たけど東南アジアに出してるのかなあ。
 
バスターミナルに戻り、お昼を食べます。お昼過ぎの時間ですが相変わらず閑古鳥も鳴きまくりです。
しかたないのでどれにしようかなで選んだ店に入りカオソーイを注文。チェンマイで注文してあまり好きじゃなかったアレですが、タイとラオスのカオソーイは別物だときき注文。なんだか麺が茹で過ぎな気もしましたが、味付けはタイのものより好きでした。こっちは坦々麺みたいな、ピリ辛です。

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その後はターミナルのベンチで1時間ほど横になって昼寝をしました。結構みんな荷物をおっ広げて昼寝してるし、柱についてる電源から充電して携帯置きっ放しなので、こんなことが出来るくらいには安全なんでしょうか。
 
15時頃になり、ターミナル内のWi-Fiが繋がるカフェへ。なぜそんなにWi-Fiを求めるのかというとプロ野球が開幕したからです。
負けると思われた開幕戦、我らが中田翔さんが延長逆転満塁ホームランをぶっ放しノリにノッているファイターズです。今日も序盤負けていたみたいですがまたも翔さんが同点タイムリーを放ち、ひゃー!増井は敵でも味方でもハラハラさせてくれる野郎だぜ!と一人で手に汗握っておりました。ファイターズのせいでカフェ代が今後かさむ可能性が出てきます、大変です。
 

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17時50分、ついにバスに乗り込みました。
私の隣には誰も来なかったので、これは添い寝オプション無しのお一人様快適コースか?!と思いきや、通路挟んで隣の南米人風女性2人組が私たち連番じゃなかったうえに私の席なはずの隣に男が座ってるわ…と騒ぎ始め、本来そこに座るはずだった欧米人女性も現れあーだこーだ話し合ってます。
私の隣も結局観光客の男性が来ましたが、あーだこーだやってた人たちが勝手に話し合い諸々解決したそうで、私の隣はロシア系美女になりました。日頃の行いはどうやら悪くないようです。
 

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で、肝心の寝床ですがこんな感じです。幅はシングルベッドくらい、縦は首も足も曲がっておりますが、まあなんとか伸ばせないことはないかな…って感じです。でも160cmない私でこれですから、男性はかなりきついと思います。隣の美女も背が高いのでなかなかきつそうでした。車内は土足厳禁で通路と寝床はフルフラットなので通路側の方が足とか投げ出せるからそっちのほうがいいかなと思いましたが、最終的には通路にも大量に荷物が運び込まれ、その荷物の上に現地人たちが座り込んでいたのでかなりしんどそうでした。てかこの形式のバスでオーバーブッキングはどうかと…。
現地人たちは自分の足でリュックを挟み、後ろの人のリュックを枕または背もたれにして寝るというチームワークを発揮していました。すごいなあ。

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バスは20分ほど遅れて走り出しました。道が悪いと感じることはありませんでしたが、くねくねした山道を通るためどちらかというと横揺れがすごく壁に必死でつかまらないと隣の人のほうに転がってしまいそうでした。
乗って1時間経たず尿意に襲われ気が気ではありませんでしたが21時頃に休憩があり済ませてからは爆睡でしたので意外とどこでも寝られるもんだなと思いました。
 
朝7時にルアンパバーンよりかなり北側に到着し、中心部までソンテウで移動しました。40,000キープ。かなり強気の価格設定です。
適当なところで降ろしてもらい、歩いて宿まで向かうといたるところにフランスパンのサンドイッチ屋さんがありました。食パン以外は久しく食べてないので楽しみです。
宿で少し休んだら街を歩こうと思ったら、昼寝して起きたら14時半とかでした。夜行明けはいつもこうだから困ります。
 
結局ダラダラして、宿の隣のご飯屋さんで夜を食べ1日が終わりました。