ピンウールィンへドキドキの移動

さて、本日はマンダレーからミャンマーの軽井沢ことピンウールィン(別名メイミョウ)へ移動します。
 
移動はこちらのピックアップトラックです。
宿のお兄さんからは3000Kで3時間と聞いていましたが実際には2000Kで2時間20分くらいでした。
 
駅から歩いて5分のところに乗り場があるのでそこに向かいます。人が集まるのを待ち、着いてから40分後に発車しました。
中にはお金を支払い荷物だけ載せてた人もいます。ルート沿いのお店にしっかり届けられてました。OK Expressもそうでしたが、ミャンマーはちょっとついでに持ってってよ!みたいなのがよくあります。おもしろい。
 
そういえばミャンマー人の男の人は噛みタバコなるものを噛んでいて赤いガムというか、ガムよりももう少し液体に近いものをしょっちゅう道端にぺっぺしてます。歯も赤く染まっちゃってるおじさんとかよく見ました。
 
ピックアップトラックに乗っていると、後ろを走っていたピックアップトラックのおばさんが黄色い何かを道に吐き出してました。噛みタバコとはまた違うのかもしれないけど女の人がなんか噛んでるのは珍しいなと思ったんです。
 
マンダレー市内を走ること15-20分、一直線の道路で人が乗ってきたり荷物を積んだりまた別の物を下ろしたりなかなか進みません。山に入るので山までついてしまえばグングン進むのだろうけど、なかなか時間がかかっています。そこから更に10分程度でしょうか。私の斜め前に座っていた男の子が涙目でゲボ吐いてます。それはもう衝撃でした。なにが衝撃って、市内の道路なのできれいに舗装されそこまで揺れが激しいわけではないし、まだたった右折1回しかしてないのです。
まあまだ子供だし…自分も子供の頃車酔い酷かったし仕方ないよね…でもこの子山道入ったら大丈夫なのかな?と心配してしまいました。
必死で背中をさするお姉ちゃんと、ビニール袋を探すお母さん。弟くんはしばらくしたら眠りについたので一安心。
 
しかし山道に入ったころ、弟くんはまた起きてしまい涙目です。じっと見つめる私。がんばれ…耐えろ…!あ、今度お姉ちゃんが吐いてます。
 
嘘だろ…と思いつつお姉ちゃんが吐き始めたらちょうど休憩タイムです。本当に良かった。

f:id:chinkara-hoi:20190315232342j:plain

f:id:chinkara-hoi:20190315232332j:plain

休憩中に撮ったピックアップトラック。もしかして何かやばいもの積んでますか。
 
そういえばミャンマー人はめちゃくちゃ吐く(酔いやすい?)というのを何かで読んだことがあります。ピックアップトラックなので風通しもよく、匂いもしないのでまだ大丈夫なんですがさすがに私も目の前で2人も吐かれると…貰いゲロしそう…とだんだん具合悪くなってきます。
 
そして気付いたら正面に座ってた学生風の兄さんまで寝てるんだか具合悪いんだか、口元抑えてうずくまっています。もうお姉ちゃんなんてお母さんに支えられてあしたのジョーみたいになっちゃってます。
 
頼むから早く着いてくれと心の底から願い、なんとか込み上げてくるものを抑えて到着しました。ありがたや。
距離や時間ではなく精神的にきつい移動となりました。ていうか最初に見た後ろの車のおばさんもただ具合悪くて吐いてただけだなあれ。
 
なんとか気を取り直し、本日のお宿はこの旅に出て始めての1人部屋です。やったー!
まああんまり関係ないんですけどね。人がいようがいまいがいつも気兼ねなく全力でごろごろしてますので。
 
宿に着いたのが12時過ぎだったので、先に腹ごしらえです。宿のおばさんに安くていいお店ある?と聞くと「ホテルの斜めむかいの中華料理屋さん、あと2分歩くとミャンマー料理のお店。ここまじ美味しいから。」と紹介されてそれはもちろん2分歩きます。
 
今度はマトンカレー

f:id:chinkara-hoi:20190315232040j:plain

ご飯は鍋ごとだされ、スープも500ml以上は入ってますよね?っていう丼です。おかずも6品は多分最多だと思います。ご飯はモリモリ、スープは飲み干し、おかずもすべて1口以上は手をつけ野菜もバリバリいきました。幸せです。
宿に帰るとおばさんがニヤリとどうだった?みたいな顔してくるので超美味しかった〜!!と答えるとほらねー!!とまたニヤリとしてくれました。美味しいって素敵です。
 
その後は宿から自転車を借りkandawgyi gardenという植物園に行きました。森林公園みたいな感じで歩いていて気持ちよかったです。
ピクニックしていたり、だるまさんがころんだをして遊んでる子供がいたりのどかです。だるまさんがころんだは世界共通なんですね。
 
植物園の手前にあった湖

f:id:chinkara-hoi:20190315232030j:plain

 
園内

f:id:chinkara-hoi:20190315232740j:plain

f:id:chinkara-hoi:20190315232715j:plain

 
謎動物

f:id:chinkara-hoi:20190315232728j:plain

 
そうそう、タイに来てからずっと思ってたのですが、私動物の知識が人並み以下なのです。タイでもミャンマーでもリス?みたいなのをよく見かけるのですがリスじゃないし、スカンク?みたいな気もするけど、うーんわからん、と毎日なるので帰ったら動物図鑑を買おうかなと思います。社会復帰後の初任給で。
 
ピンウールィンの街自体ものんびりしていて、すごく気に入りました。
宿から無料で借りた自転車がはじめてまともだったことも一つの要因かもしれません。

f:id:chinkara-hoi:20190315232019j:plain

 
移動するたびに書いてる気がしますが、標高があがったせいか結構涼しくなりました。
自転車漕いで坂道を登ってもそこまで汗をかきません。軽井沢に行ったことがないのでなんともアレですが、日本のピンウールィンが軽井沢なのだとすればきっと軽井沢も良いところですね。ずいぶん偉そうです。
 
本当はもう1泊したいところですが、明日はまた移動です。時間がないのです。